無料ブログはココログ

2025年12月17日 (水)

プライム1スタジオ

 最近、「プライム1スタジオ」という造形メーカーの名をよく聞くようになりました。とはいっても、2012年に設立した東京に本社を構えている日本の会社ですから、私が知らなかっただけなのかな? ネットによると、この会社は、DCコミックスやアニメ「エヴァンゲリオン」などの国内外の人気作品のライセンスを取得して、ハイエンドなスタチューを企画・制作・販売しており、世界中のファンに支持されているそうです。どうやら、アニメなどの分野で人気があったらしいのですが、そちらの分野には疎い私が知ったのは、「ジュラシック・パーク」の恐竜のスタチューが販売され始めたことがきっかけのようです。

 しかしながら、このメーカーの商品は最高紙幣が二けた必要なほどの高額商品、言い方を変えれば、ハイエンドな製品が主流であり、とても一般人の私の手には届きません。ただ、商品写真を眺めるだけですが、「ジュラシックパーク」のティラノサウルスがジャングルから鉄柵を超えて道路に出てくる場面のスタチューの精巧な出来にはため息がでます。素晴らしい(ただし、あくまで商品写真ですが・・。)。
 とはいっても、買う気は全くありません。値段もそうですが、物がでかいのです。まず、家に置き場がない(笑)。はじめから”縁なき衆生”とあきらめています。ただ、どんな人が買うのかなあと不思議に思っていたら、ネットで分かりました。中国人やアメリカ人がでっかい部屋にどんと飾ってあります。うん、まさに豪邸に住むお金持ちの道楽でした。すみません、イソップ童話のキツネの心境(笑)です。

 そんなハイエンドなメーカーのプライム1スタジオが、なぜか、「ジュラシックパーク」に登場する恐竜のスタチューを比較的リーズナブルな価格(あくまで比較的に・・です。)で販売しています。主体は、「ジュラシック・ワールド」のほうかもしれませんが、先日、第1作目の悪役ヴェロキラプトルが3種類発売されました。マウスクローズ版、マウスオープン版、そして、ジャンプ版です。このラプトルは、最新の学説では、製作当時にスピルバーグが予言したほど大きくはなく、しかも羽毛恐竜だったことが判明し、映画とはまったく違う復元になっていますが、映画史では、いまなお燦然と輝く、悪役恐竜ナンバーワンです。そういえば、最新作の「ジュラシック・ワールド/復活の大地」では、まったくのわき役の扱いでしたねえ。本当に残念でした。

20251123_132023 20251123_131859 20251123_131624  ということで、プライム1スタジオのヴェロキラプトルの3形態のスタチューをご覧ください。デスクトップタイプなので、小さな我が家でも大丈夫です。もっとも、その前に飾っていたアイアンスタジオの3種のラプトルたちは押し入れに冬眠中です(笑)

 

2025年12月16日 (火)

クラシック・ティラノサウルス

 先日発売された、ジュラシック・ワールドの最新作の4K仕様のUHD(スチールブック仕様)を自宅の居間で観ました。映画館で観た時より面白いのだ(笑)。やっぱり、遺伝子操作によるミュータント恐竜よりは、ティラノサウルスなどの本物志向の造形が”恐竜映画”には似合っていると改めて感じましたね。ただ、撮影の裏話を盛り込んだボーナス編によると、あの巨大な草食恐竜の長いしっぽは、監督の好みによって、重力を無視したような動きをさせていたようです。やっぱり確信犯かと納得です。あの巨大な翼竜のくちばしも釣り針のような形に手を加えていますし、困ったものです(笑)。

 とはいっても、恐竜の復元図もずいぶん変わりました。典型的なティラノサウルスを例にとってみても、私などは初代「キングコング」に登場する垂直型の姿が一番しっくりします。当時、最新の復元画家であったチャールズ・R・ナイト画伯の絵を基にした、いかにも二本足で立った爬虫類というものです。私の推しの復元画家であるズデニュエック・ブリアンの画集に夢中になったこともありました。レイ・ハリーハウゼンの「恐竜100万年」が最後の輝きでしたねえ。

 その後、学術研究の発展により”恐竜ルネッサンス”ともいうべき時代が到来し、恐竜の復元像は、垂直型から水平型になり、どの恐竜もしっぽを引きずらず、水平に伸ばして歩くようになりました。映画の世界でも、スティーブン・スピルバ-グ監督が「ジュラシック・パーク」で伝統的なモデルアニメではなく、CG技術で生物感あふれるリアルな恐竜を作り出しました。動きにあわせて筋肉が動くというリアルさには本当に絶句しましたねえ。車を追いかけて、二本足で歩いてくるティラノサウルスの迫力には驚きました。

 さらに、今の学界では羽毛恐竜が幅を利かせています。NHKなどは、赤や青の羽毛を持つティラノサウルスをこれ見よがしに映像で流しています。でも、最新の研究では、大型の恐竜には羽毛はなかったという説が多くなっているのですが、NHKは頑なに羽毛恐竜を推奨しています。うん、恐竜の人気を下げようとしている偏向報道のように思えます。紅白歌合戦の問題(笑)もそうですが、本当に残念です。

 人間、年を経てくると、子供の頃の思いが強くなるのか、私などは、やっぱり、昔ながらの立て型の爬虫類のうろこに覆われたティラノサイルスが好きです。初期の頃は3本指の腕でした。まあ、2本指などとは思いませんわねえ。本当のところ、あんな短い腕には何の用途があったのでしょうか、進化の不思議です。まだまだ謎多き恐竜たちです。

20251206_132015 20251206_132247 20251206_132344  ところで、先日、私の好みのど真ん中なティラノサウルスのフィギュアを入手したので、ご披露します。これが、私の理想のティラノサウルスの姿です。まさに、3本指のクラシック・ティラノサウルスです。取り換え用の頭部までもついてサービス満点です。もちろん、牙はむき出しで、無粋な唇(最近の学説ではあったようです)などはありません。どうぞ、その雄姿をご覧ください。

 

 

2025年12月14日 (日)

プラモデル/ゴジラ-1.0 

 最近、プラモデルづくりが注目されているようです。まあ、なんといってもガンプラが主流のようですが、昔ながらの戦車や戦艦といったミリタリーものだけでなく、様々なジャンルのアイテムがプラ模型化されています。米粒一つ一つを貼っていく”握りずし”、ギリシャ神話の男の神像、懐かしの金曜ロードショウのタイトル(船着き場の影絵)などはそのアイディアの突拍子のなさに感心します。

 そして、今の世のゴジラブームです。ハリウッドでゴジラ映画がシリーズ化され、東宝の最新作「ゴジラ-1.0」が全世界で大ヒットし、それぞれ、続編が製作されています。こうした状況を業界が見逃すはずはないですよねえ。
 青島文化教材社から、満を持して(笑)、高さ15cm、長さ20cmぐらいのゴジラ-1.0のプラモデルが発売されました。怪獣専門のメーカーのエクスプラスではないところがミソですか?それだけ幅広い市場をみこんでいるのでしょう。ちなみに、エクスプラスでは、ユニバーサル・モンスターや平成ガメラシリーズのプラモデル商品を次々と発売しています。

20251012_144536  早速、ゴジラ-1.0のプラモデルを購入し、製作してみました。まあ、黒いゴジラですから、塗装が楽そうなのです(笑)。しかし、実際、作ってみると、やはり、各部品が細かいですねえ。実に精密に作られていますので、ランナー(部品がつながっているプラスティックの棒)から切り取ったパーツを組みますと、ぴったりと合います。いやあ、今の技術は本当に進歩しています。プラモデルを作るたびに、感心します。さすが、アメリカのジョージ・ルーカス監督が驚いたと言われる我が国の生産技術ですよねえ。

 しかし、パーツの分割が細かすぎて、年寄りには見えにくく、頭部の上半分の先端にある鼻をゲート(ランナーとパーツのつなぎ部分)と間違えてニッパーで切り飛ばしてしまいました。しかも、切り離した鼻が作業台のどっかに消えてしまったのです。実は、この作業台は、これまでも数々のパーツが消え失せるブラックフォールと化しており、ほぼ2度と帰ってきません(笑)。まあ、周囲に、様々な道具類が雑多にあって、探し出すのが困難な状況なのですが、・・結局、見つかりませんでした。

 鼻の頭がないのは、なんとも格好がつかないので、青島文化教材社でパーツの注文を行いました。実は、こんなパーツだけの受注を受け付けているメーカーは初めてでした。さすが、”文化教材”と名乗っているだけの会社です。助かりました。

20251014_120322  その後、全パーツがそろって、塗装です。まず、グレーのサーフェイサーで下塗りです。塗料の密着を強めるものですが、 最近は、これをしない作例も多いようです。そして、ラッカー塗料のつや消しブラックで全身を塗り、ホワイトを背ひれなどに軽く吹きます。ゴジラの場合は、これで終わりでもよいのですが、劇中のゴジラは、粉塵等でかなり薄汚れていますので、ダークイエローのエナメル塗料でドライブラシをかけ、その後、目、口、歯を塗れば完成というところで、やってしましました。
 乾かしていた模型に手が当たり、床に落っことしてしまったのです。悪いことに、途中でコンプレッサーの出っ張りに引っ掛かり、右手の人差し指が半分折れてしまいました。そして、やっぱり、折れた部品はどっか違う世界に行ってしまいました。どうしても、見つからないのです。完成間際でしたので、茫然自失でしたねえ。

 また、部品の追加発注?。とんでもありません。精緻に作られた鼻先(本当に細かく造形されています。)とはちがって、指先ぐらい、ランナーをライターであぶって引き延ばして、指の形をでっちあげます。何度か試作して作り上げました。我ながら、見事です。一見しても、まったくわかりません、たぶん(笑)。
20251206_131746 20251206_131709  私の汗と笑いの成果です。写真をご覧ください。あんまりわからないでしょう?映ってないから(笑)
 それにしても、最近は、年齢のせいか、よく物を落とします。正直、人生、一寸先は何が起きるか、わかりません。つくづくそう思いますねえ。皆さんも十分注意してください。 

 

2025年11月23日 (日)

サイクロプス(2本角)

 モデルアニメーションの神様レイ・ハリーハウゼンの「シンドバット7回目の航海」に登場するモンスターであるサイクロプスについては、このブログで何度となく取り上げています。(最初の写真は、デフォルメされたフィギュアです。)

20251123_1327341  実は、私が模型作りに取り組み始めて、最初に塗装の出来に納得できた作品がこのサイクロプスのレジン製の胸像(当ブログ2006.7.22)でした。その後も、主に海外製のレジン製のキットをもう何体も(当ブログ参照:2008.9.12、2010.11.21、2012.5.13、2013.9.29ほか)作ってきています。
 まあ、それだけ、ハリーハウゼンの創造するクリーチャーのデザインが素晴らしいのです。わが国で着ぐるみの怪獣ブームが全盛期の頃、洋画雑誌に掲載された青色(当時は2色刷りが主流)のサイクロプスの写真に驚いた記憶が残っています。どう見ても、人が中に入っているようには思えなかったのです(笑)。それがレイ・ハリーハウゼンのマジックに魅了された瞬間だったのでしょうねえ。実際の映画を見たのはずっと後年だったような気がしますが、やっぱり、ハリーハウゼンの特撮は魔術でしたねえ。当時としては凄かったのです。もちろん、サイクロプスだけでなく、タロス、ヒドラなどレイ・ハリーハウゼンが生み出したどのモンスターも実に魅力的でした。

 しかし、映像技術は進歩し、CG全盛時代になって、モデルアニメーション自体は廃れましたが、ハリーハウゼンの評価は下がりません。逆に奇跡のようなモデルアニメーションの神業がスピルバーグやルーカスなどからも尊敬の念を集めていました。
 そして、彼が2013年5月7日(当ブログ2013.7.27参照)にお亡くなりになっても、その人気は衰えることなく、彼が生み出した様々なクリーチャー達のスタチューやトイが現在まで発売され続けています。また、映画のリメイク作品をはじめ、オマージュしたモンスターもしばしば登場します。

 既に当ブログで紹介(2023.8.11参照)していますが、我が国の造形メーカーのエクスプラスから、”ハリーハウゼン生誕100周年シリーズ”として、30cmクラスの彩色済みの完成品スタチューの発売が開始されました。このシリーズは現在もまだ続いています。
 しかしながら、初期に販売されたサイクロプスや恐竜百万年の恐竜(2021.8.28参照)などはまだ良かったのですが、昨今の円安の影響か、その販売価格が年々上昇しており、現在では私の手の届く範囲をはるかに超えています。とにかく、フィギュアの高級化が止まりませんねえ、困ったものです。 

 まあ、それでも、有名どころのヒドラ(2025.2.09参照)などの贔屓のモンスターには清水寺から飛び降りてゲットましたが、マイナー(?)な2本角のサイクロプスの完成品には、まったく食指が動きませんでした。ちなみに、これまで述べてきたのは1本角のサイクロプスのことであり、実は映画にはもう一体、別の2本角のサイクロプス(2006.7.18)が登場していたのですが、デザインがなんともダサく(笑)て人気が無いのです。とにかく、横顔が無細工です。元々私には手が出せない販売価格でしたし、同じように、ホムンクルス(2013.9.24参照)やグリフォンの商品も断念しました。

20251024_0858221  ところが、その後、何故か2本角のサイクロプスのキットが販売されたのです。いや、その前に1本角のサイクロプスも完成品に続いてキット商品も販売されていました。さらにソフビ製品ではないプラモデル商品(2023.3.19参照)まで売り出されています。最近の模型づくりブームのせいかもしれませんが、当然価格は完成品より安くなっているので、貧乏人には本当にありがたい話です。で結局、キット商品を購入しました。(それでも結構高いのですが・・)

 20251123_1330511 20251123_1310541 以下、キットの製作手順の備忘録ですので、興味のない方は読み飛ばして下さい。
 まず、キットを組みたて、継ぎ目をパテで潰します。そして、サーフェーサーで下塗りし、全体をつや消しブラック(ラッカー塗料)で塗装します。
 今回は、その上に、薄茶色のラッカー塗料をエアブラシで吹いたのですが、どうにも、色合いが気に入らず、やっぱり、マイブームの”色の源”塗料のイエローとレッドの混色を上塗りしました。さらに、色合いを薄くするため、必殺(笑)つや消しホワイトを全体に薄くかけ、つや消しクリアーで仕上げました。すこし、ボケ過ぎた感もしますが、歯や目玉、頭の2本角や爪をエナメル塗料で化粧して終わりです。
 20251123_1312081 うん、ブランクは長いねえ。20年前から少しも塗装技術が進歩していない気がします。まあ、ご覧ください。

 蛇足ですが、高額ゆえに断念したはずのホムンクルスは中古品をゲットし、グリフォンも安売り商品を買うことができました。・・結局、諦めていないやん(笑)。うん、我ながら、恐ろしいものがあります。

 

 

2025年5月21日 (水)

卯之助のピストル

 卯之助とは、黒澤明監督の時代劇「用心棒」に登場する敵役の名前です。「用心棒」については、グダグダ説明するまでもない黒澤時代劇の傑作です。とにかく三船敏郎が演じる桑畑三十郎がかっこいいのです。腕もたち、頭も切れる素浪人です。
 そんな主人公に立ちはだかるのが、仲代達矢が演じる、やくざの親分の末弟の卯之助なのです。首に絹のマフラーを巻いた伊達男ですが、ギラギラと光る眼をしており、飲み屋の親父曰く、「ウサギの皮を被った山犬」という曲者なのです。しかも、一瞬で3人を斬り倒す三十郎の剣の技に唯一、対抗できるピストルの名手でもあります。まあ、着流しでピストルを構える姿は、なんとも恰好が良いのです。私は、この卯之助役で仲代達矢のファンになりました(笑)。その粋な着流し姿は、当ブログの黒澤明のフィギュア(2014.3.31参照)でご覧ください。

 さて、その卯之助の持つピストルが、スミス&ウエッソンのモデル2アーミーという薬莢付きの銃弾を使用する6連発銃なのです。実は、以前当ブログで紹介(2009.7.19参照)しましたように、マルシン工業製のモデルガンを数丁持っているのですが、先日、はたと「用心棒」で卯之助が持つピストルのグリップが白いのに気が付きました。象牙製のようなのです。一方、マルシン工業のモデルガンは、グリップが木製なのです。やはり、粋な着流しの卯之助には、象牙のグリップが似合います。これは、多分に衣装や小道具にも徹底的にこだわる黒澤明監督のセンスなのでしょうねえ、さすがです。

 ということで、今回、卯之助のピストルを再現してみようと、壊れたモデルガンのグリップを象牙色に塗装してみることにしました。まあ、気になると、いろいろやってみたくなるのが、私の悪い癖です(笑)。
 以下、塗装の手順です。まず、グリップのネジ穴をカバーして、サーフェイサーで下塗りです。ただ、象牙色となると、”アイボリー”色なのですが、私の使っているラッカー塗料のMr.カラーにはそのままの色の種類が無かったため、ホワイト(1)とGXクールホワイトに、レドーム(318)、薄茶色(51)、セールカラー(45)をわずかに混合して”アイボリー”色を作りました。そして、エアブラシで塗装し、その上に、つやありのクリアスプレーをかけて完成です。

 20250520_125006 では、完成品をご覧ください。白く塗ったグリップを銃の本体にはめ込むと、なかなか見栄えがします。いかがですか?

 20250520_154133 卯之助関連でいえば、あと絹のマフラーをコレクションしたいのですが、ウールでない薄い布地のタータンチェック柄なんて見たことありますか? まあ、似たような布地であれば、最後の写真のようなタオル地のものがありましたが、微妙です(笑)。

2025年2月 9日 (日)

レイ・ハリーハウゼンのヒドラ

 私のお気に入りのモデル・アニメーション作家、レイ・ハリーハウゼンの映画「アルゴ探検隊の大冒険」に登場するヒドラが、エクスプラス社の「レイ・ハリーハウゼン生誕100周年」シリーズからやっと発売になりました。このシリーズでは、「恐竜100万年」のアロサウルスが2020年10月に発売(当ブログ2020.10.25参照)されて以来、トリケラトプス(2021.5.09参照)やケラトサウルス(2021.8.28参照)、「タイタンの戦い」ではクラーケン(2022.1.30参照)とメデューサ(2023.8.11参照)、そのほか「シンドバットの7回目の航海」のサイクロプス、恐竜グワンジ(2022.6.28参照)など、思えば、結構な数のクリーチャーがフィギュア化されています。

 そして、レイ・ハリーハウゼン作品の最高傑作といわれる「アルゴ探検隊の大冒険」からは、これまで青銅の巨人”タロス”が3種類と骸骨剣士が発売されており、今回ついに満を持してラスボスともいえる7つの首を持つ”ヒドラ”が陽の目を見たのです。販売予定日がずれて、予約注文から販売までに、相当日数がかかってしまい、正直、すっかり忘れていました(笑)。

20250208_1612331 20250208_1607581 20250208_1614451  その待望の商品が届いたので、ご紹介したいと思います。なにしろ、サイズが全長48cm、高さ30cm、幅25cmとかなり大型のフィギュアなので、正直、狭い我が家では飾る場所にも困りまして、とうとう”最後の手段”である移動書庫の上に載せました。どうやら私のコレクション達も容量的に限界の状況(本体とは別に空箱のスペースも必要なのだ!!)であり、このシリーズもそろそろ打ち止めにしてほしい(笑)ものですが、先日も映画「猿人ジョーヤング」のモデルキットの発売予告があって困っています。実は、ジョーヤングの完成フィギュアは既に発売済みなのですが、あまりに高額過ぎて手が出なかっただけに、この彩色もできる模型づくりに”下手の横好き”のモデラーの血が騒ぐのです(笑)。

 余談はさておき、今回、手許に届いた現物が、取扱い説明書が欠品であり、はめ込み式の7つの首の位置がまったくわからないのです。口が閉じたやや短めの首が2本、あとの5本は口を開けた首なのですが、外箱パッケージの写真と比較すると、どう差し込んでも商品写真の姿のようにはなりません。
 そのため、取扱店を通じて、メーカーに取扱説明書の再発行をお願いするとともに、首の差込み位置を確認してもらったところ、自由にアレンジするものとの回答でした。これは少し失望しましたねえ。この商品はアクションフィギュアじゃない、スタチュー(首はわずかですが曲がります。)ですから、しかも、かなりお高いお値段(最近の円安のせいか、少し前のシリーズの商品と比べても何倍も高い感じがします。)であるので、ここはしっかり商品写真のリアルな姿を忠実に再現したものにしてほしかったなあ。
 実際、組み立ててみると、そうした諸々のことが影響してか、心なし造形や彩色がおざなりな気がしてきました。正直、以前のクラーケンやメデューサの出来が良かっただけに非常に残念に思えます。ホント、商品写真が素晴らしい分、羊頭狗肉?いや、竜頭蛇尾?かな。実際は製作コスト高も影響してメーカーさんも厳しいのかもしれませんが、一般庶民コレクターとしては、どうしても”価格に見合う価値”を追求することになるのだ。まあ、今回は、懐具合も影響して(笑)か、辛口コメントになってしまい申し訳ありません。エクスプラス様におかれましては、今後とも、どうか様々なムービーモンスターを商品化していただくようお願い申し上げます。

2025年1月25日 (土)

三船敏郎1/6アクションフィギュア

 イタリアの造形メーカー「インフィニティスタチュー」から、三船敏郎の1/6のアクションフィギュアが発売されました。このメーカーは、以前にも「オールド&レア」シリーズとして、映画「用心棒」の三船敏郎の1/6のモノクロのレジン製のスタチュー(置物)を販売していました。当然ながら黒澤ファンの私は入手して、当ブログ(2022.2.25)にて紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

 今回発売された商品は、モノクロではなく、彩色した布製の着物や袴を着けたアクションフィギュアとなっており、差し替え可能な上腕部6種などのアクセサリーが付属しているので、顎を撫でるポーズや抜刀した姿などを再現することができるようになっています。
 なお、この”ローニンver”以外にも裃を付けた”サムライver”が発売されていますが、円安のせいかかなり高額な商品となっていることから、そこは黒澤時代劇に敬意(?)を表して、”三十郎”の浪人仕様のものだけはなんとか購入しました(涙)。

20250124_1314321 20250124_130619120250124_1306271  さて、このフィギュアの出来具合ですが、三船の造形は、顔は前回のスタチュー同様、実によく似ています。
 また、差し替えの腕や鞘から抜くことができる刀などの付属品も良く出来ていますし、継ぎ目が気がかりだった腕などの可動部も自然で全く違和感はありません。
 もっとも、私自身は、眺めて愛でるスタチュー派ですので、動かして遊ぶアクションフィギュアの良さはあまりわかりません。ただ、このフィギュアの可動部分は首以外は見えないような仕様になっていますので一安心です。手首などの剥き出しの球体関節人形にはどうしても馴染めないのだ(笑)。

 しかし、約30cmというサイズのせいか、本物の布製の着物ではどうしてもパリッとした”着せ替え人形”っぽくなっています。やはり、1/6の縮小モデルでは本物の布地ではなく、レジン製の造形物への塗装の方がよりリアル感を増すのかもしれません。まあ、これは無理なことを言っているのですから、あまり気にしないでください。要は、私がやっぱりスタチュー派ということなのでしょう(笑)。

 ちなみに、このフィギュアは、草鞋を履いた足と台座が磁石でくっつくのです。普通、人形を長時間立てておくためには、サポート用のスタンドなどが必要なのですが、この磁石を用いたアイディアには、さすが老舗メーカーだけのことはあると妙に感心しました。
 では、”三十郎”フィギュアをお楽しみください。

 

2025年1月 6日 (月)

クリストファ・リーの1/4ポリレジンスタチュー

 あけましておめでとうございます。
 2025年の第1弾です。お題は、大みそかに届いたスタチュー(置物)のお話です。

20250101_1156111  数年前に、スターエーストイズからクリストファ・リー演じるドラキュラ伯爵の1/4のポリレジンスタチューのデラックス版という高さ50cmを超える大型のフィギュアが発売されました。最近のフィギュアの価格は円安のせいかかなり高額化していますが、これはデラックス版とうたっているので、清水の舞台から飛び降る気にすらならない値段だったのですが、年末になんと定価の半額でオークションに出品されていました。
 いやあ、往年のクリストファー・リーのファンとしては、買わずにいられましょうか、つい、ポチっと押してしまい、なんと全く競争相手もなくゲットしてしまいました。やっぱり、没後だいぶ経ちますので、クリストファー・リーの知名度も随分落ちてるのかもしれません、そこは大変残念です。

51hcsggmcvl__ac_sx300_sy300_ql70_ml2_  さて、それはともかく、このスタチューは、クリストファー・リーのドラキュラシリーズの第6作「血のエクソシズム/ドラキュラの復活」という作品に登場するドラキュラ伯爵を再現したもののです。確か、映画の内容は、こうもりが灰に血を流してドラキュラが復活し、その次の作品の「ドラキュラ’72」という現代物につながるつなぎ的な作品なのです。
 どうせ、スタチュー化するなら、第1作の名作「吸血鬼ドラキュラ」を再現したら良いのにと私などは思うわけですが、販売元のスターエーストイズとは、半魚人なら続編、ミイラ男なら第3作目とマニアックな作品を好んで立体化するエクスプラス社(当ブログ2024.12.08参照)の子会社「少年リック」のシリーズのようですので、多分、製作者になんらかの思入れがあるのでしょう。一説には、生前のクリストファー・リーが1作目以外で一番気に入っていた作品とか言われているようです。ホントかな?

20250101_1203501 20250101_1156481  バージョン2.0というデラックス版は、まさに威嚇中のドラキュラを表現しており、何故か台座も発光します。私としては、普通のバージョンが好みですが、なにしろ格安の中古品ですから贅沢は禁物です。おもちゃぽくなることを心配していた布製のマントなどの衣服は、その布地の質や形状に工夫があり、なかなか見事な出来となっています。まあ、本来の価格から言えば、当然かもしれませんが、良く出来ています。
 ただ、クリストファー・リーの背が高いこともあってか、1/4というサイズは、やはり随分デカいなあ。一晩飾って、そうそうに、棺桶に戻っていただきました(笑)。まあ、しばらくは押し入れで眠っていてください。

2024年12月28日 (土)

呉璽羅と深海魚

 映画「ゴジラ-1.0」の前半に登場する怪獣”呉璽羅”のフィギュアが、エクスプラスの子会社「少年リック」から満を持して発売されました。どうやら、台湾の人気ホビーメーカー「EZHOBI」社の製品だそうですが、販売は「少年リック」の通販と「ゴジラストア」に限定されるらしい。

20241227_1247121 20241227_1251591 20241227_1251301  発売日の関係で「一番くじ」に出遅れた(当ブログ2024.12.11参照)ものの、サイズは高さ26cm、全長43cmと一番くじのものより二回りほど大きく、造型も精緻で見栄えがします。ただ、台湾製という先入感があるせいか、どことなく中華風なのは私の思い過ごしなのかな?では、その迫力ある勇姿をご覧ください。

 20241227_1252581 20241227_1254481 そして、この製品で最も心惹かれたのが、ゴジラが浮上する際に海面に打ち上げられる深海魚のジオラマがセットで附属していることです。劇中の海面に多数浮かぶ深海魚の姿は、急激な浮上による水圧の関係で口から内臓が出ているせいもあって、その深海魚が何の種類なのかよく分かりません。多分、”ソコダラ”の一種だろうとは思いますが、ゴジラストアから発売された映画「ゴジラ-1.0」の400ページも及ぶ完全記録集である「THE RECORD OF G-1.0」の書籍にも、深海魚については何の説明もありません。高額な書籍の割に、設計図などばかりであんまり役に立ちません(笑)。

51omkuv9yyl_sy445_sx342_  ちなみに、ネットでも、深海魚の正体が気になった方がいらして、その問いかけに対して”トウジン”ではないかというのがベストアンサーになっています。その”トウジン”について調べてみると、最近発売された高額な専門書「日本の深海魚図鑑」には記載されておらず、子供向けの小学館の図鑑「深海生物」に掲載されていたのには笑いました。どうやら「日本の深海魚図鑑」の編成方針が学術的でマニアックな新種を中心に掲載しているようで、食用にもなる一般的な”トウジン”は対象外にしたようです。それにしても、子供向けの図鑑を馬鹿にしてはいけません。このように深海魚だけを扱う図鑑が発売されるなど、最近の図鑑の進歩は目を見張るものがあります。今回の例は、まさしくその価値を再認識させてもらいました。本当に大したものです。

51wuruuvhus_sy445_sx342_  なお、個人的には、このネットの”トウジン”説については、確かにソコダラ科なのですが、名前の通り鼻(先端)がとがっているので、劇中の丸顔とは少し違うのではないか、と思っています。今回のフィギュアで再確認しても、やっぱり丸顔ですから、多分”トウジン”ではなく、子供向けの図鑑にある”サガミソコダラ”の方が似ていると思っています。このあたりは、ゴジラ第2弾に向けて、山崎監督あたりから正解を発表してほしいものです。でも、皆ソコダラ科ですから、まあ、イイでしょう(笑)。

 最後に、参考までゴジラストアだけで発売されたあんまり役に立たなかった大型本のゴジラ-1.0記録集をご紹介します。Gsg0010668_13ad3f7d76154caea78c791fa21ef

2024年12月 8日 (日)

プラモ「ミイラの墓場」の製作備忘録

 造形メーカーのエクスプラスが発売している”ユニバーサル・モンスター”シリーズの「ミイラの墓場」のプラ模型を作ってみました。
 映画「ミイラの墓場」というのは、ボリス・カーロス主演の「ミイラ再生」から3作目で、ロン・チャイニーJrが主演したミイラ男です。この俳優は、伝説の怪奇俳優ロン・チャイニー(当ブログ2024.6.27「千の顔を持つ男」参照)の息子で、ミイラ男の他に狼男、ドラキュラ、フランケンシュタインの怪物というユニバーサルの4大モンスターをすべて演じたということで知られています。ただ、モンスターの初主演の「狼男」以外は、元祖の俳優が伝説となっているためか、あまりインパクトはありません。

 ちなみに、エクスプラスでは、これまで「大アマゾンの半魚人」の続編「半魚人の逆襲」、元祖ベラ・ルゴシの「魔人ドラキュラ」のプラモを販売しており、今後、ボリス・カーロフの第2作目「フランケンシュタインの花嫁」の発売が予告されています。多分、透明人間などもラインナップに入っていると推測していますが、「半魚人の逆襲」や「ミイラの墓場」とマニアックな続編の商品化というチョイスの意図がよくわかりません。まあ、多分、監修を行っている怪物屋のマスターの好みなのでしょうねえ、きっと。実際のところ「ミイラの墓場」はDVDを保有しているので観ている筈ですが、ほとんど記憶にありません(笑)。

 さて、肝心なエクスプラスのプラ模型なのですが、正直、こういうクラシック・モンスターの商品が売れるのかなと思っていましたら、外箱から説明書まですべて英語表記なのです。そうです、この商品は、アメリカ市場向けだったのです。アチラでは、いまでもこれらのユニバーサル・モンスターの人気は根強く、子どもたちも様々な機会でこの古き良き怪物たちに馴染んでいるようです。もう、アメリカの伝統文化なのでしょうね、きっと。

20241027_112805  ここからは、製作過程の備忘録となります。興味のない方は飛ばしてください。
 キットの組み立ては、あいかわらず立体化を意図したパーツであり、特に包帯の細かな分割には感心しました。そして、パーツの組み合わせも見事であり、説明書の図面とにらめっこで悪戦苦闘し、接着剤の流し込みの後は、継ぎ目にパテを塗布して、電動ヤスリで継ぎ目を消します。そして、下塗りのサーフェイサーを塗って組立てが完成です。なお、シンプルな台座を好む私としては、例によって、墓石や燃える篝火などの情景用の付属品は作りません。めんどくさいのだ(笑)。

20241029_232818 20241103_171613  20241116_144810 そして、ここから塗装の工程なのですが、まず、つや消しブラックで全身を真っ黒に塗り潰します。そして、色の源のイエロー、マゼンダの混合塗料に、つや消しホワイトとつや消しクリアーを混ぜて、エアブラシで吹きます。最初は、グレー系で予想以上に色合いが暗くなったので、何度も色の混合率を変えながら塗装を重ね、やっと完成です。すこし黄色がかっていますが、経年で包帯も黄ばむ筈ですから、まあ許容の範囲です。最後に、ブラウン系のスミ入れ塗料を筆塗りして濃淡をつけました。
 完成品はいつもながら、あまり見栄えがしません(笑)。くわえて1/8のサイズでは目の筆塗り塗装が細かすぎて見えないので、勘に任せた結果は大雑把に過ぎましたが、まあ、これが精一杯です。20241117_125330 これでは、とても1/8の「マリリン・モンロー」のプラモの塗装は無理そうです。しかも、ネットの製作教室(怪物屋吉尾の塗装教室:当ブログ2023.10.23参照)の最新の動画(マリリン・モンロー編)を見たら、とても作れそうには思えません。どうやら模型キットは手つかずで死蔵することになりそうです。困りました(笑)。


 

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

2026年1月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31