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2017年7月 3日 (月)

ティラノサウルス 松村しのぶ作 タイプA

  今から25年ほど前に、海洋堂から松村しのぶ作のティラノサウルスの1/20ソフビキットが発売されています。このキットには、タイプAとタイプBの2種類があり、タイプBについては、これまで何度も再版されてきていましたが、タイプAは全く発売されず、幻のキットになっていました。 このブログでリペイントを紹介したのがタイプBの廉価版です。
Img_16932  ところが、先日、ヤフーオークションに、この幻のタイプAの完成品が出品されました。完成品と言っても、物自体は、台座に棒で足を固定しているにもかかわらず、経年のため、ソフビが変形し斜めに傾いている悲惨な状態です。
 
 しかし、出回り品が少ないせいか、人気が高く、かなりな激戦となりましたが、なんとかゲットすることができました。さすが、やはり名匠松村しのぶ作は違いますねえ。
 このAタイプは、現物を手に取って改めてわかりましたが、想像以上に難物でした。
 直立しているBタイプとは異なり、2本足で歩いている途中の形のせいか、自立が困難な姿勢ですし、足の股関節部分が、材質の変形要素を除いても、どうにも不自然なのです。
 このあたりの事情が、海洋堂をして再版しなかった理由なのでしょうねえ。
 しかも、でかい。全長60cm、塗装ブースの横幅一杯なのです。いやあ、作業に苦労しました。
 ともかく、まずは、青く塗った塗装を全面はぎ取ります。これが面倒なのです(笑)。そして、最も重視したのが、台座の支えなくして自立させることです。
 直立させるために、斜めにゆがんだ右足を外し、レジン液を注入するとともに、その発熱でゆがみを矯正し、股関節もパテで改造です。結局、右足一本で直立することができました。
 あとは、これまでブログで紹介したように、Bタイプと同じ手法で塗装したのですが、実はこのキットは、体表の皺が全体的に深く彫り込まれており、墨入れ表現が過度に目立つ結果となりました。あとから黒い影の部分をホワイトで修正もしたのですが、かなり皺が目立つ、いわば老体のティラノサウルスの風貌となりました。
 ということで、眼も白内障を患っている年老いたレックスという設定にこじつけました(笑)。
 
 では、ご覧ください。とにかく立っています。
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2017年5月23日 (火)

リペイント備忘録

 最近、シーラカンスやエイリアンやら、素晴らしい模型完成作品を入手できたせいか、少し自分で模型つくりに挑戦したくなりました。丁度、春先であり、あまり余計なことに悩まずに済む仕事に換わったせいなのかもしれません、気分一新(?)でしょうか(笑)。
 といっても、久しぶりですので、本格的なモノづくりではなく、まずはお手軽なリペイントから始めました。・・ということで、今回は、映画のお話ではありません。
 
1a553331e3f464f61896eab5097e04eb  随分昔、確かチョコエッグが流行していた時分に入手したオマケのティラノサウルスが手近で邪魔になっていました。左の商品写真のような虎模様のソフビ製のトイで、高さ32cm、長さ50cmもある結構大きいのですが、2本足で自立しない、やっかいな奴でした(笑)。
 
 では、早速、リペイントの完成品をお見せしたいのですが、近頃とみに物覚えが悪くなったので、塗装の方法を備忘録としてまとめることとしました。興味のある方のみご覧ください。
 第一段階 手や足や首等の継ぎ目を隠します。お手軽に黒い接着剤の活用です。乾いた後、ルーターややすりなどで削ります。
 
 第二段階 サーフェイサーで下地処理します。軽めがコツです。
 
Img_15211  第三段階 背中に穴をあけ、二本足や下腹部に重りにするためのレジン液を注入しました。が、ここで失敗!!苦手な作業です。またも、非情にも注ぎ穴から液が流れ出てしまいました。しかし、大丈夫、100円ショップで買った秘密兵器のステンレスブラシで乾いたレジンを削り落とします。面白い程はがれます。
 
 しかし、何といっても一番の難関がバランスを取って二本足で立たすことです。何度調整したことでしょう。徐々にレジン液の注入量が増えていきます。もう大丈夫といったん背中の穴をふさいだところで確信犯的に倒れます。勘弁してよと再び穴あけです。悪戦苦闘の結果、なんとか、二本足で自立です。もっとも長時間は無理です。見ていない間に、僅かな振動や何かのせいで倒れています。・・これで精いっぱいだあ(笑)。
 
 第四段階 次に、塗装段階です。まず、ラッカー塗料で下塗りです。フラットホワイトにダークイエローをわずかに加えた色を腹部にエアブラシします。その背中や横腹には、ダークイエローを塗り、つや消しブラックを混ぜたダークイエローで陰影をつけます。
 ここで、一旦、トップコートで固めます。
 
 第五段階 さらに、ラッカーのクリアブルーとクリアイエローとクリアレッドを混色し、スモークを作り、背中等にエアプラシでポイント吹きします。そのほか、クリアオレンジ、クリアブルーもアクセントで塗装します。生きものらしく凹凸を表現しましょう。さらにトップコートでカバーします。
 
 第六段階 仕上げのエナメル塗装は、つや消しブラックとフラットブラウンを混ぜて、シンナーで薄めにしたものを、大きめの筆で、頭部、背中から横腹、尻尾まで大胆に塗ります。そして、シンナーを含ませた布でおおざっぱにふき取ります。
Img_15521  すると、どうでしょう。ワニ皮のような鱗模様が浮き彫りになります。全体の塗り部分、白い腹とのバランスを見ることが大事です。そして最後にまたトップコートです。
 
 第七段階 仕上げは、目や歯のメイクアップです。エナメルのクリアオレンジなどを活用してリアルに見せます。
 
Img_15501   以上が作業の工程ですが、トイといっても、海洋堂の松村しのぶ作です。さすがに他の玩具とは造りが違います。塗装だけで随分印象が違いました。
  本当に、時間つぶしや気分転換には最高のひと時でした。造型師の皆様、誠にありがとうございました。
 
Img_15541 最後に、室内灯の関係か、写真が青味がかったたのが心残りです。現物は、もっと、ブラウン系なのです。・・それがどうした(笑)。
 もうひとつオマケで、ワニ皮模様のアップです。ご堪能ください。・・余計なお世話ですか(笑)。
 しかし、やっぱり恐竜は、羽毛ではなく、断然、鱗ですゾ。これが言いたかったのです(笑)。
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2017年5月 5日 (金)

シーラカンス・スピリット ミュージアム仕様

 「シーラカンス」という古代魚は、図鑑好きといっても、ただ眺めるだけで専門知識は全く皆無の私にとって、恐竜と並んで幼い頃からの憧れの存在です。一度でいいから、本物を観たいと思いつつ何十年が経ったのでしょうか。出不精だからしかたがないか(笑)
 
 このブログでも何度か紹介しましたように、シーラカンスのフィギュアについては海洋堂の松村しのぶ作をはじめ、手頃な食玩は多数集めました。
 なにしろ、食玩ブームの時は、チョコエッグやチョコラザウルスなど動物関係は手当り次第にゲットしましたから(笑)。しかし、あのお菓子はおいしくなかった・・(笑)
 最近になって、某個人メーカーの作品を購入して、収集熱もやっと一息ついた状態でした・・・が(笑)。
 
Img_14611  もともと「オルドビス」という古生物模型専門の工房から発売された、「シーラカンス・スピリット」という模型があるということは承知していました。
 代表のスタージョンさんが鱗を一枚一枚張って造型したこだわり等はネットなどで断片的に知っていましたが、少数限定生産のため、多分手が届かないだろうと諦めていました。
 ところが、最近になって東京では店頭でも販売されている情報(なんと、70体も売れてるそうです。)もあり、今回、思い切って直接メールで問い合わせしたところ、現在1体だけ在庫がある(製作に1~2か月かかるそうです。)というのです。しかも、私好みのシンプルな台座の「ミュージアム」仕様です。もう、速攻で注文しました。
 
 代表の方には、大変丁寧な応対をしていただき、おかげで本日、無事、究極の「シーラカンス」が到着しました。チャイナ製段ボールのサイドショウ製とは異なり、高級そうな白い段ボール箱に厳重に包まれて入っていました。なんか、もう氷詰めの本物のようでええ歳こいて舞い上がります(笑)。
 
 それがこの写真です。商品写真でも、その造型に一目ぼれでしたが、現物を手にとると、そのち密さと見事さに絶句です。本当に素晴らしい。なにより、シーラカンスの持つ獰猛さと神秘的な美しさが同居しています。分厚い顎やエラ、武骨なヒレなど本物(実は知りませんが・・)より本物らしいと言いたくなります。長年思い描いたイメージどおりの完璧な姿です。まさに究極のモデルなのです。
Img_14742  しかも、全長50cmもあるのに中空成形で軽い。もう本や模型で置くスペースが無い我が家には大変ありがたい造りです。これだけ軽いと工夫次第で置き場はなんとかなります(笑)。隣のシーラカンスは小さいのに重いのが難点です。
 当面、書棚の上に祭ることとして、ホコリ対策としてオーダーメードのアクリルケースの注文を検討することにしましょう。
 ということで、オルドビスさん、今回はありがとうございました。次は、海サソリの発売、楽しみに期待しています。また、よろしくお願いします。

2017年2月25日 (土)

エイリアン・クイーン

  ついに、長年収集することを夢見てきたサイドショウの模型「エイリアン・クイーン」を入手することができました。
 この模型は、2009年10月に、世界で1000体が発売されたもので、いまや完品は、オークションで二ケタ台でのお取引が当たり前のようなお宝になっています。
 このような取引事情ですから、当然、今回私が入手できたのは、例のごとく、箱なし、取説なし、破損アリ(左手首が一部損傷)というC級中古品です。
 
 しかし、それでも、私にとっては非常に高額な買い物であり、昨日自宅に到着した郵送用段ボール箱を開封し、それぞれの部品が無事だったことを確認した時は本当に安堵しました。
 この模型は、高さ41cm、重さも結構あって一度設置すると動かすのが大変ですので、今回は、いつもの撮影ブース(単なる背景紙を置いただけですが・・。)ではなく、書斎(今は物置・・ですが)の中での撮影です。どうぞ、ご覧ください。なお、2枚の写真の違いはストロボの有無です(笑)。
 
 ちなみに、左手に包帯を巻いている箇所が破損部分です。これから時間をかけて修理をする計画です。これも一つの楽しみです。
 
Img_13891Img_14001 ちなみに、背中の6本の棘は、頭から左手側1番、2番、.3番、右手側4番、5番、6番となっています。・・・これは単なる備忘録です(笑)。
 
 いかがですか?このいかにも動きそうなプロポーションは、ジェームス・キャメロン監督の映画「エイリアン2」に登場するエイリアンの女王を完全再現していると、マニアの中でも特に垂涎の一品なのです。・・・うーん、やっぱり評判通り素晴らしい(笑)。
 
 以上、興味のない方には正真正銘、無駄なブログでしたが、どうしてもこの記念すべき日を記録しておきたくて・・・どうもすみません(笑)。

2016年10月16日 (日)

ケラトサウルス

  本日、サイドショウ発売の恐竜模型「ケラトサウルス」が自宅にやっと届きました。
 このダイナソーリアと名付けられた恐竜模型シリーズは、そのリアルさと精緻な造型に定評があります。正直、実際にこの模型を手にすると、他のメーカーのモノなどはオモチャとしか思えません。
Page56776  このため、このシリーズの新製品が発売されるたびに予約注文し、入手していました。
 今回の新作「ケラトサウルス」は、ややマイナーな種類の恐竜なのですが、購入に際して、何を思ったのか、いつも取引していた販売店ではなく、多分、大幅な割安となるであろうと勝手に思い込んだ(実際は定価のまま!!)大手通販のアマゾンで予約しました。
 予約自体もなんと1年前に注文していたのですが、今年の9月の販売日になって、突然、「入荷できなくなったのでキャンセルします。」との無情な通知です。「バカヤロー」と言っても、後の祭りです。他の販売店も当然予約終了済みです。
 しかも、この「ケラトサウルス」は、生産数が少ないのか、取扱いの業者がいつもよりかなり少ない状況です。万事休止です。残念無念・・・と思ったのですが。
 
 幸いなことにイーベイ(USAオークション)に運よく1個出品されていたのを発見しました。早速、セカイモン(入札代行業者)を通じて購入です。しかも、かなり割安です。もっとも、アメリカ国内の輸送代、セカイモンの手数料、国際輸送費、関税を加えると、一定の金額になりますが、それでも、小売店の20%引きより安いので驚きです。
 それにしても、アメリカでの落札から日本まで丁度2週間、輸送の時間も早くなりました、これも驚きです。
 
 ということで、改めて現物を観ますと、いやあ凄い。見事です。生物感がいっぱいです。手塗りの技は以前より格段に進歩しています。さすが「キング・オブ・ハイエンド」と呼ばれる老舗メーカーのサイドショウです。常にパーフェクトな商品を目指しています。
 日本のメーカーも頑張ってほしいものです。最近の日本製のモノは、どうも手抜き感が著しいですゾ。
 なお、今回、何故か、自撮りの写真がパソコンに取り込めないので、商品写真を載せています。是非、精緻な塗装技術をご覧ください。
 
<追記>
 やっと写真をアップできました。(ホ!)
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2016年3月21日 (月)

バルゴン

 最近、新たなガメラの新作映画の製作が噂されていますが、1966年に公開された昭和ガメラ第2作「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」に登場するライバル怪獣のことを知っていますでしょうか。その名が冷凍怪獣「バルゴン」といいます。前年には東宝が「怪獣大戦争」を封切り、そして「大魔神」とこの映画の二本立てという空前の怪獣ブームの絶頂期だったころです。・・・もう半世紀も前の頃です。

 映画は、第3作のお子様ランチの「ギャオス」とは異なり、巨大なオパールやダイヤモンドをめぐる欲望の果ての怪獣出現という異色な大人向けの作品でした。

 特撮も夜間シーンが多く、雰囲気も明るい東宝映画ではなく大映らしい陰影のあるムードが格別でした。そして私が尊敬するウルトラQで有名になる造型師高山良策が作った冷凍怪獣バルゴンが素晴らしいのです。口の悪い輩は「カメ対トカゲ」の戦いと揶揄しますが、生物感溢れる造形は見事です。しかも、口から出す長い舌の先端から冷凍光線を出し、大阪中を氷の白い世界にしたり、背中の棘から虹色の殺人光線を発するなどその奇想天外な設定も楽しいものです。もっとも、熱帯雨林に生息する生物なのに水に弱かったり、冷凍光線が武器など矛盾だらけなのも良いじゃないですか。
 また、自衛隊対バルゴン作戦もなかなか見応えがありました。しかも、人間が四つん這いする着ぐるみも上手く撮影しています。時代劇の大映調の美術や照明、撮影が素晴らしい。こうした本気の怪獣映画が続けばよかったのですが、次作から一転お子さまランチに転落です。そしてさしもの怪獣ブームも一気に終息するのです。

Img_11071 ということで、今回、ボークスというメーカーから30年ほど前に発売されていた「冷凍怪獣バルゴン」のキットを組み立て塗装しました。かなり前に入手したまま押し入れに死蔵していたキットです。まさしくお蔵出しです。
 いざ組み立て始めると、全長52cmにもなるムクのレジン製ですので、デカイし、重いし、もうかなり苦労しました。第一、バラバラな頭部や尻尾、手足の部品は大きく重いので、接着剤だけでは胴体とくっつきません。もう逐一真鍮棒で軸打ちすることが必要なのです。ああメンドクさかった(笑)。塗装も塗装スペースがギリギリでなかなか上手く塗れません。

Img_11431 2月初めに取り組み始めて、3月21日に完成です。もっとも、最終の塗装は、いつものとおり三連休の2日間だけでした(笑)。では、完成品をご覧ください。Img_11711
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赤い長い舌は着脱可能の優れものです。(笑)

2016年1月17日 (日)

コナー・マクラウド

 コナー・マクラウドという名をご存知だろうか。1986年に製作された映画「ハイランダー 悪魔の戦士」の主人公の名前です。
 ストーリーは、スコットランド地方にハイランダーという、首を刎ねられない限り死なない不死者が存在しており、彼らは、お互いに最後の一人になるまで戦い続けるという宿命を持っているというファンタジー・アクション映画です。
 主演のクリストファー・ランバートが扮するコナー・マクラウドは、その一人であり、1539年から現在(1990年代)まで生き続けているという設定です。その間、愛する妻やショーン・コネリー扮する師匠の死、そして様々な戦いや社会変動の中、古物商として世代を重ねているのです。当然、生きてきた時代の故事来歴はよく承知しているわけですから、職業を古物商としたのはよく考えたものと感心する一方、世の中を欺く戸籍の更新など、案外不死者も不便だ(笑)と、公開当時、思ったのが今でも忘れられません。
 また、シューン・コネリーのおしゃれな師匠ファン・ラミレス役は良かった。気障な扮装や身振りがよく似合います。それに加えて、日本の武士の歴史にはないほど古い年代の日本刀の登場にも驚きました。あちらの映画で、これほど、日本刀を主役にした映画は初めてのような気がして、鼻が高かったなあ。なにしろ、日本刀でサーベルと戦い、敵の首を刎ねるのですから、もう時代劇です。

Img_10721 こうした私好みの設定などから、当然、お気に入りの映画の一本であり、その関連グッズとして、コナー・マクラウドの1/6(高さ約30cm)のレジン製模型を保有していました(笑)。
 この模型は、もう随分前にキットだけをオークションで入手したもので、造形自体は演じた俳優の雰囲気を良くつかんでいる上出来なキットなのですが、実は、模型づくりを始めて初期の頃に作った作品のため、塗装が難で、特にスコットランド衣装のキルト(スカート状)には、その特徴ある模様を入れていませんでした。この辺のことは、このブログ(2007.7.16参照)で詳しく書いています。

 この正月は、劇場に行きたい映画も皆無ということで、気分転換にリペイントに挑戦してみました。まあ、お手軽に、現状への上塗り塗装で仕上げました。テープで格子模様を作り、そのままラッカー塗料のエアブラシでのペイントです。少し直線すぎたのが難ですが、エナメル塗料などでの汚しに気をつけたせいか、一応、それらしく見えますので、もともとの塗りの拙さ・雑さには、この際は目をつぶり、良しとしましょう(笑)。完成です。Img_10901


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2015年12月29日 (火)

エド・カウチャー(その2)

 先頃、「宇宙画の150年史」という美術本が発売されました。大型の分厚い本です。書名のとおり、過去150年間の有名なサイエンス・フィクションの絵を収集したものです。科学の進歩とともに、宇宙の姿がリアルに描かれてきたことがよく理解できます。

Photo また、宇宙画がSF映画の歴史とも密接な関係があることもよくわかります。古くは、ジョージ・パルの作品の背景画やギーガーのエイリアンまであります。
 もっとも、この絵が宇宙画の大家の作品といわれても、全然知りませんが・・(笑)。

 さて、この本に掲載された中で、唯一画家の名がわかったのが、エド・カウチャーです。この空想画家のことは、このブログでも既に紹介済み(2014.2.08.)ですが、やはり、向こうでも有名な画家だったようです。なにしろ、この画家のために独立した章が設けられているのですから。
 丁度、この本を購入した時、偶然にも、またまた、ビリケンのポケット宇宙人のクリア素材のソフビ模型をゲットしたのです。Evilcarimg450x6001450251950kdu5s650

Evilcarimg450x6001450252045rxudnb20 お馴染みの星人ですが、今回、カウチャーの原画の水星人と木星人のように、リアルな彩色版にリペイントしました。

 いずれも、サーフェイサーで下塗りをした後、ラッカー塗料のダークイエロー+オレンジ、あるいはイエローとの混色をエアブラシで吹きつけ、体表の節に濃淡を付けています。木星人は、エナメルのクリア・グリーンで首や吸盤などを筆塗りしています。水星人は、ラッカー塗料のクリアレッドなどで筆塗りし、エナメル塗料のスモークでエアブラシ塗装による陰影をつけています。いかがでしょうか、少しはカウチャー風になりましたでしょうか。

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2015年11月 8日 (日)

T2エンドスケルトン 1/4スケール・レプリカ

  タイトルの「T2エンドスケルトン 1/4スケール・.レプリカ」というのが、米国トイメーカーのサイドショウから2005年1月頃に発売された、映画「ターミネーター2」に登場するエンドスケルトン(骨格ロボット)の模型の商品名です。
 このモデルは、マニアの中では、様々なメーカーから発売された多数のターミネーター関係の模型の中では、最高傑作という評価がなされています。

 その理由は、まず、サイズが1/4で全高約46cmで、模型としては、誠に絶妙の大きさ(特に日本の我が家では(笑))なのです。
 というのも、50cmを超えると、なんとも置き所がなく始末に困ります。1/2の模型もありますが、それはまさしく米国仕様なのです。ましてや、実物大など論外です。私も、一度、他のジャンルの模型で、1/3サイズのものや実物大の頭部模型を購入したことがありますが、結局、置き所に困り果て、手放してしまいました。経験上、全身像なら1/4がマックス限界です。バストモデルなら1/3サイズでしょう。

 加えて、この模型は、材質がポリジンメッキとメタルでできています。そうです、金属を使ったモデルなのです。おかげで重量は6kgとかなり重いのですが、その分、迫力が半端ではありません。造型では遜色はないホットトイズ製やNECA製のプラスティックモデルとは、そのリアルさが比較になりません。

Photo そのほか、上半身がフル稼働し、目の電飾による発光機能、レーザーガンも付属しています。その見事さは、左のサイドショウの商品写真をご覧ください。
 もちろん、お値段もそれ相応で発売当時の価格は税込み8万4千円であり、庶民には高嶺の花、とても手の届くものではありませんでした。そして、絶版後も、さらに、プレミアが付き、たまにオークションで出品されるも、二ケタ台で取引されるなど、その人気は衰えてはいません。
 特に、先般、映画ターミネーターの新たなシリーズが始まったところであり、古典としての映画T2の評価と併せ、さらに希少価値は上がると思います。

 この憧れのモデルを、中古品、いや、ジャンク品というべきでしょうか、ともかくも、その模型を今回、入手することができました。

 実は、先日、偶然見たアマゾンの中古品コーナーでひっそりと販売されていたのです。
 箱もレーザーガンも失われ、状態も経年のダメージを受けているようですし、ジャンクの割にはお値段も結構なものでしたが、しかし、これは千載一遇の機会、いや運命だと思って購入しました。(大げさな(笑))

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 そして、本日、ついに我が家にサイドショウ製エンドスケルトンがやってきました。写真をご覧ください。
 汚れや痛みもあるようで、全体的にはやや疲れているようですが、それでも、金属製の重みのあるリアルさは堪能できます。
 まずは、ゆっくり骨休みをさせ、手入れもしながら楽しむことにいたしましょう。引退後の楽しみの一つになります(笑)。
 

2015年11月 3日 (火)

蠅男の逆襲

 今回の押し入れからのお蔵出し模型キットは「蠅男」です。蠅男とは、ご存知のとおり、物質電送装置を発明した科学者が自らの身体を使って実験した際、紛れ込んだ一匹の蠅と融合して、醜いモンスターに変身してしまう悲劇を描いた作品です。

 現在、有名な映画は細胞段階で融合したために、グチャグチャでグロテスクな姿になる「ザ・フライ」ですが、実は、そのリメイクの元映画があります。
 アメリカを代表する怪奇俳優ビンセント・プライスが主演の「蠅男の恐怖」です。人間の頭部が蠅の体に生えている姿のラストが印象的な作品でした。もう、SF映画の古典と言ってよいでしょう。

Img_08391 今回の模型は、日本のメーカーの「USA TOYSHOP MONSTER」のソフビキットの蠅男なのですが、そのモデルは、この「蠅男の恐怖」ではなく、その続編「蠅男の逆襲」に登場する蠅男なのです。
 ちなみに、この第1作目はカラー映画で、登場するモンスターも少し頭の小さなスタイリッシュなタイプでしたが、続篇の方は、モノクロ映画となり、いかにも昆虫でござい、という大頭のビッグアイでした。子供のころに、大伴昌司編集による雑誌の白黒写真で初めて観た時のインパクトは、同時掲載のハマー映画の「蛇女」の写真と比肩しても相当なものがありました。

 余談ですが、その「蛇女」についても、このメーカーからキットとして販売されています。(もちろん、いまや絶版です。)もっとも、当時の「蛇女」のアップ写真の衝撃は、同年代の子供たちのトラウマとなったようで、現在では、ヤフー・オークションなどでこの絶版キットにはプレミアが付いてしまい、入手困難な商品の一つとなっています。

 さて、このキットの作り方ですが、実は、頭部の毛については、付属の部品がなく、指図書では、直径1mmの真鍮線で、7mmあるいは3mmの長さで自作するようになっています。
 これがなかなかの曲者でした。
 私の場合、少し細い0.8mm棒を使用し、約150本ぐらいを自作しましたが、15cmの真鍮棒から切り分けて、いちいち先端をやすりで削って作りましたので、かなり手の平と指に力が必要です。誠に地道な作業は、手のひらも心も痛みます。・・・いつものことながら、この模型は、もう二度と作りたくありません(笑)。
 加えて、キットの下半身を安定させるために、レジン液を注入しましたが、斜めのポーズのせいで、なかなか自立しません。なんとか、靴と足の位置を調整・ごまかして(笑)、立たせています。
 なお、塗装については、複眼は、第1作に合わせて、緑がかった金色としました。といっても、シルバーの下地にクリアイエローとクリアブルーの混色でした。服装は、白いシャツに黒いスーツです。モノクロ映画の雰囲気が少しは出ていますでしょうか(笑)。

Img_08851 台座は、今後、時間があるときに製作することとして、以上で本体の完成です。いかがでしょうか、すこしオモチャぽいですが、頭部の棘の処理からいえば、こんなものでしょう。

 それにしても、この蠅男の出来上がりに対する妻と娘の反応が、想像以上に冷たいことに驚きました。声をそろえて曰く「恐竜の模型ならわかるけど、何故、こんな気色の悪いモノ(ハエ)を作るの?」とのこと。・・・・・・返す言葉が見つかりません(笑)。(SF古典のムービー・キャラクターなんですけど・・・。)

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