サイクロプス(2本角)
モデルアニメーションの神様レイ・ハリーハウゼンの「シンドバット7回目の航海」に登場するモンスターであるサイクロプスについては、このブログで何度となく取り上げています。(最初の写真は、デフォルメされたフィギュアです。)
実は、私が模型作りに取り組み始めて、最初に塗装の出来に納得できた作品がこのサイクロプスのレジン製の胸像(当ブログ2006.7.22)でした。その後も、主に海外製のレジン製のキットをもう何体も(当ブログ参照:2008.9.12、2010.11.21、2012.5.13、2013.9.29ほか)作ってきています。
まあ、それだけ、ハリーハウゼンの創造するクリーチャーのデザインが素晴らしいのです。わが国で着ぐるみの怪獣ブームが全盛期の頃、洋画雑誌に掲載された青色(当時は2色刷りが主流)のサイクロプスの写真に驚いた記憶が残っています。どう見ても、人が中に入っているようには思えなかったのです(笑)。それがレイ・ハリーハウゼンのマジックに魅了された瞬間だったのでしょうねえ。実際の映画を見たのはずっと後年だったような気がしますが、やっぱり、ハリーハウゼンの特撮は魔術でしたねえ。当時としては凄かったのです。もちろん、サイクロプスだけでなく、タロス、ヒドラなどレイ・ハリーハウゼンが生み出したどのモンスターも実に魅力的でした。
しかし、映像技術は進歩し、CG全盛時代になって、モデルアニメーション自体は廃れましたが、ハリーハウゼンの評価は下がりません。逆に奇跡のようなモデルアニメーションの神業がスピルバーグやルーカスなどからも尊敬の念を集めていました。
そして、彼が2013年5月7日(当ブログ2013.7.27参照)にお亡くなりになっても、その人気は衰えることなく、彼が生み出した様々なクリーチャー達のスタチューやトイが現在まで発売され続けています。また、映画のリメイク作品をはじめ、オマージュしたモンスターもしばしば登場します。
既に当ブログで紹介(2023.8.11参照)していますが、我が国の造形メーカーのエクスプラスから、”ハリーハウゼン生誕100周年シリーズ”として、30cmクラスの彩色済みの完成品スタチューの発売が開始されました。このシリーズは現在もまだ続いています。
しかしながら、初期に販売されたサイクロプスや恐竜百万年の恐竜(2021.8.28参照)などはまだ良かったのですが、昨今の円安の影響か、その販売価格が年々上昇しており、現在では私の手の届く範囲をはるかに超えています。とにかく、フィギュアの高級化が止まりませんねえ、困ったものです。
まあ、それでも、有名どころのヒドラ(2025.2.09参照)などの贔屓のモンスターには清水寺から飛び降りてゲットましたが、マイナー(?)な2本角のサイクロプスの完成品には、まったく食指が動きませんでした。ちなみに、これまで述べてきたのは1本角のサイクロプスのことであり、実は映画にはもう一体、別の2本角のサイクロプス(2006.7.18)が登場していたのですが、デザインがなんともダサく(笑)て人気が無いのです。とにかく、横顔が無細工です。元々私には手が出せない販売価格でしたし、同じように、ホムンクルス(2013.9.24参照)やグリフォンの商品も断念しました。
ところが、その後、何故か2本角のサイクロプスのキットが販売されたのです。いや、その前に1本角のサイクロプスも完成品に続いてキット商品も販売されていました。さらにソフビ製品ではないプラモデル商品(2023.3.19参照)まで売り出されています。最近の模型づくりブームのせいかもしれませんが、当然価格は完成品より安くなっているので、貧乏人には本当にありがたい話です。で結局、キット商品を購入しました。(それでも結構高いのですが・・)
以下、キットの製作手順の備忘録ですので、興味のない方は読み飛ばして下さい。
まず、キットを組みたて、継ぎ目をパテで潰します。そして、サーフェーサーで下塗りし、全体をつや消しブラック(ラッカー塗料)で塗装します。
今回は、その上に、薄茶色のラッカー塗料をエアブラシで吹いたのですが、どうにも、色合いが気に入らず、やっぱり、マイブームの”色の源”塗料のイエローとレッドの混色を上塗りしました。さらに、色合いを薄くするため、必殺(笑)つや消しホワイトを全体に薄くかけ、つや消しクリアーで仕上げました。すこし、ボケ過ぎた感もしますが、歯や目玉、頭の2本角や爪をエナメル塗料で化粧して終わりです。
うん、ブランクは長いねえ。20年前から少しも塗装技術が進歩していない気がします。まあ、ご覧ください。
蛇足ですが、高額ゆえに断念したはずのホムンクルスは中古品をゲットし、グリフォンも安売り商品を買うことができました。・・結局、諦めていないやん(笑)。うん、我ながら、恐ろしいものがあります。




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