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2025年8月26日 (火)

バレリーナ

 「ジョン・ウィック」のスピンオフ映画「バレリーナ」を観て来ました。売り物の派手なガンフーなどの格闘アクションも見所ですが、なんとも期待はずれだった「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の中で、唯一面白かった、CIAの研修生のエージェントを演じた、アナ・デ・アルマスが主演するというのが一番の動機ですねえ。しかも、幼いころ、目の前で父親を謎の暗殺集団に殺されたため、ジョン・ウィックを育てた暗殺者育成機関”ルスカ・ロマ”に入って、女暗殺者イブになって復讐するという、典型的な復讐譚です。まあ、アクションのためだけのストーリーですねえ。しかし、決して嫌いではありません(笑)。

 映画は派手な銃撃戦で始まり、バレエと暗殺術の訓練も過酷です。延々とイブの成長が描かれ、暗殺者としてデビューします。まあ、アチラの映画ですから、やっぱり女性の非力を前提にして、様々なアクションを組み立てています。なにしろ相手も屈強な殺し屋たちですから、なかなか一発で仕留められません。何度も殴り、殴られ、見てるだけで痛そうです。正直、打たれ強いというレベルではなく、もう死んでない?と疑問に思う程です。そして、非力を補うのが、周りにある小物、例えば、スケート靴とか、お皿とか、なんでも武器になります。とにかく、一つ一つの格闘シーンが長く感じられます。体力のない日本人の年寄りには少し堪えましたねえ。

Img_20250826_0001  しかも、全編、アクションシーンの連続のような感じで、あの”CIAの研修エージェント”のようなユーモアもなく、暗い復讐心に身を任せた無謀な行動ばかりの演出は正直疲れました。いくら手の込んだ殺し方を無数に披露しても、やっぱり緩急が無いとイケませんね。演出がハード一辺倒すぎました。しかも、やや説明不足の面もあり、特に、何故、父親を殺されたイブの前に、ニューヨーク・コンチネンタルホテルの支配人ウィンストン(CGで若作りしているので、最初、カルト教団のボスかと思った(笑)。)が突然現れるのですか?映画が終わっても気になってしかたありません。ちなみに、世評は最高ランクですが、多分、若い人の意見ですよね、きっと(笑)。

 しかし、転んでもジョン・ウィックの製作陣です、アクション演出にかけては、さすがと感心し、度肝を抜かれたエピソードもいくつかありました。例えば、銃が無いので、なんでもかんでも手りゅう弾で爆殺させるのも意外にコロンブスの卵だったのか、新鮮です(笑)。
 また、アルプス山中の小さな村全体が暗殺教団の拠点という設定は秀逸です。喫茶店のオバさんなど村人全員と戦う羽目になるのは実に楽しい(笑)。幼稚園から暗殺教育しているようなセットも笑えます。ただ、村人の家に日本刀が飾ってあるのはすこし唐突です。個人宅なので住民の趣味という設定なんでしょうが、絶対製作陣の趣味ですよねえ(笑)。
 そして、クライマックスは、火炎放射器での決闘ですし、消防ホースで防げるのか、はなはだ疑問ですが、まあ、劇的効果が半端なかったので良しとしましょう。
 とりわけ、ジョン・ウィック自身が、予想以上に長く登場しますので、未見の方は是非ご覧ください。まあ、本編で死んだはずの”バーバ・ヤーガ”が生き返る続編も作られるようですので、これもお楽しみですねえ。

2025年8月11日 (月)

ジュラシック・ワールド/復活の大地

 「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は、どうも前評判が余り良くないようでしたが、恐竜ファンには関係ないのだ(笑)。封切り日のナイトショウで観て来ました。

Img_20250811_0001 物語は、主演のスカーレット・ヨハンセンを当て書きしたような傭兵崩れのチームが、新薬開発をもくろむ巨大製薬会社に雇われて、立ち入り禁止の絶海の孤島に生息する恐竜のDNAを採取しようとする冒険譚です。しかも、陸、海、空それぞれに君臨する最も巨大な恐竜がターゲットというのですから、思わず笑いました(笑)。巨大さが長寿の源なのかねえ?まあ、恐竜ファン、特に、巨大な生物が好きな人たちへのファンサービスなのでしょうねえ、きっと。なにしろ、監督が「モンスターズ/地球外生命体」で長編映画デビューし、「GODGILLA/ゴジラ」でハリウッド・ゴジラの道筋を作った、巨大怪獣が大好きな(多分)人なので、自分が好きなものを見せたかったのでしょうねえ。

 それにしても、前作で世界中に散らばった恐竜たちは、結局気候や食物があわず、熱帯のベルト地帯を除いて全滅し、一部の孤島でほそぼそと生き残っているという設定は、前シリーズのワールド3作で広げ過ぎた大風呂敷を一気に畳んでしまう妙案です。このアイディアには本当に感心しました。脚本家に座布団三枚です(笑)。

 最初に登場するターゲットが海の巨大恐竜で、お馴染みモササウルスです。学術的には、恐竜ではなく海生爬虫類なのですが、誰も文句は言いません。大きいことは良いことなのです(笑)。さて、この危険な海域に、のんびりと、一般人の父親に二人の娘とダメな恋人の4人乗りのヨットが航行してきます。もちろん、すぐにヨットはモササウルスに襲われ、転覆するのですが、その救助に駆け付けた傭兵達の高速巡視艇までも追い回し、ついには浅瀬に遭難させるのです。そうです、まさに巨大な「ジョーズ」のような派手なアクションを披露します。しかも、新学説で姿形がすっかり変わったスピノサウルスを何頭も手下にしているのです。ただ、すこし残念だったのは、モササウルスのデザインが、新学説を基にしているのか、爬虫類感が少なくなって、まるでクジラのようです。まあ、尻尾が魚のようになっているのは仕方がありませんが・・・。なんか、恐竜感が無かったのですよねえ、爬虫類でもトカゲ感がないのです。

 次は、陸の王者、ティタノサウルスです。一般にはあんまり馴染がないのですが、最大の竜脚類と言われています。この恐竜も新学説に基づいてか、体色も背中の棘も色鮮やかですねえ。それに、鞭のように長く、空中を優雅にうねる尻尾の映像は壮観ですねえ。本物もあんな尻尾の動きをしたんでしょうかねえ。ほんと、この監督は新しもの好きですねえ。恐竜ファンとしてはうれしい限りですが・・。

 3体目の空の王者は、もちろんケツァルコアトルスです。しかし、その巨大翼竜も頭部のデザインを馴染のものから新型に変えています。どうやら頭部の化石が無いことから自由にデザインをしたようですが、なんか変かな?まあ、見てご判断ください。前作のが好きだなあ(笑)。

 そして、やっぱり、我らのティラノサウルスが活躍します。なんと原作小説「ジュラシック・パーク」には存在したものの、当時の技術からスピルバーグでさえ断念したと言われていた、川で人を襲うエピソードです。ゴムボートの一般人の親子らを水の中まで追いかけます。運良くというか、都合よくというか、4人はなんとか逃げ出せました(笑)。

 最後は、ついに、ミュータントの恐竜が登場します。翼竜の翼を持ったヴェロラプトラル、デコ頭の6本足の巨大恐竜などは、完全に怪獣ですねえ。デコ頭が霧の中からヘリコプターを咥えて出てくるなどは、本当に怪獣映画でした。まあ、好きだけど(笑)。そして、羽毛恐竜が登場しませんでした。パンフレットによると、ギャレット監督曰く、”羽毛で覆われた恐竜は、おおきな鶏みたいで怖くない”とのこと。うん、おっしゃるとおりであり、慧眼です。

 以上、恐竜がたくさん出て、しかも秘境探検の雰囲気がとてもよかった。多少、ストーリーが予想どおりで意外性がなくったって問題ありません(笑)。人も要所要所できちんと喰われます(笑)し、ラストは完全懲悪で収まりますし、元祖怪獣映画「キングコング」を彷彿させるだけでも観る価値は大いにありました。未見の方は是非観に行ってください。

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