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2025年7月15日 (火)

スーパーマン

 スーパーマンは、米国を代表する超人ヒーローです。個人的には、クリストファー・リーブ演じるスーパーマンが大好きです。まさに適役でした。しかも、子供だましと思われていた映画に、あの気難しい大スターのマーロン・ブランドが父親役で、ジーン・ハックマンがルーサー役で登場するなど、当時の常識をひっくり返すような堂々たる大作に仕上がっていました。1978年、CGの無い時代に、斬新なタイトルを含めて、アメコミ物のステイタスを一気に押し上げた傑作です。
 加えて、続編「スーパーマンⅡ」も好みですね。テレンス・スタンプ演じるゾッド将軍などとのコメディタッチの戦いもアナログ満載で実に楽しかったなあ。あの将軍の情婦役サラ・ダグラスが妖艶でした(笑)。第3作以降は、まったくの駄作揃いでシリーズは尻すぼみに終了です。

 そして、2013年になって、「マン・オブ・ステール」で、悪人顔のヘンリー・カヴィルのスーパーマンが登場します。贔屓のエイミー・アダムスがロイス・レインを演じ、その他、ダイアンレイン、ケビン・コスナー、ラッセル・クローなどと実に豪華な共演陣でした。特に、大男のゾッド将軍の女部下を演じたアンチュ・トラウェは、1978年版のサラ・ダグラスにどこか似ているというのは、私の穿ちすぎでしょうか(笑)。
 まあ、この映画の目玉は、CG技術の発達によって超人同士の戦いを実にリアルに、迫力ある映像にしており、当時あの物凄いスピードのアクションには度肝を抜かれたような気がしたものです。その後の「ジャスティス・リーグ」なども、スーパーマンは他の超人たちとは格が違うという扱いにしていたことも実に好感が持てました。

 しかし、製作会社のDCの体制が変わり、ジェームス・ガン監督がトップとなったことから、低迷しているDC映画の一新を図る目的で、まず、主演のヘンリー・カヴィルを首にして、新人を発掘した上で製作したのが、この新作「スーパーマン」なのです。ジェームス・ガン監督は、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」や「ザ・スーサイド・スクワッド」などが有名でファンには絶大な人気があるようなのですが、私にはどうもそれらの作品のアメコミ風の面白みがあんまりよくわからないのだ(笑)。

Img_20250715_0001  さて、この新作「スーパーマン」の印象は、まず、1978年版の色合いに戻しているというスーパーマンの衣装がダサい(笑)。ヘンリー・カヴィル版のダークなスーツは、カッコよかったのに残念です。それに、新人さんは、どっかドンくさい感じがします。多分、監督がねらった、”田舎から都会に出てきた青年”という配役なのでしょうが、あんまり”超人”という感じがしません。

 物語は、冒頭、北極の氷原を映し出して、”30年前に初めて異星人が現れる”とか、”10年前に・・・”とか、超人たちが当たり前に居る世界の説明があって、あの予告編のスーパーマンが墜落するシーンとなります。”初めてスーパーマンが負けた・・”という衝撃のスタートです。
 しかも、相手は、クラシック調の装甲で覆われたロボット兵士のような敵なのです。ここで、今回のスーパーマンはひょっとして弱いのかな?などと思ってしまいました。まあ、彼に負けたのには相応の理由があるのですが、ネタ晴らしになるので、是非映画でご確認ください。

 さらに、政治による侵略戦争と殺される側の市民の立場をテーマにした、ロイス・レインとの口論にドン引きです。まあ、現在の世界各地の戦争を憂いてのシーンなのでしょうが、そうした憂さを一時忘れたくてアメコミ映画を観にきているのだ。しかも、SNSを使ったスーパーマンへの攻撃シーンなどは、クリプトン星人が”移民”であり、米国の現実社会を風刺しての問題提起なのでしょうが、ヒーロー映画としては全然面白くありません。一体、なにを見せられているのだろうかと、観ているだけで心が折れます。

 そのほか、たくさん登場する超人たちも、DCコミックで有名なのでしょうが、なんかスタイルがダサいのです。スーパーマンもやっぱり、あんまり強くありません。
 また、あのマントを付けたスーパードッグがなんともうっとおしいのです。躾の悪い犬のハタ迷惑な行動は、犬好きな人にはいいかもしれませんが、そうでもない人は、あのスターウォーズの”ジャージャーなんとか”と一緒ですねえ。本当にあの犬は面白い?
 それに、次元トンネルや異次元空間を作り出す天才科学者ルーサーという設定は、あまりにもやりすぎじゃないかなあ?歳のせいか、全くついていけませんでした。ただ、スーパーマンの親の復元された遺言は、劣等種族(地球人)に対する優越種族(クリプトン星人)の本音を描いた人種差別への警鐘として、ここは大いに評価します。まあ、”生みの親より育ての親”という教訓なのだ(笑)。

 以上、痛快無比なヒーローアクション映画を期待した私には、なんか違った映画を観せられた気になりました。 この映画は日本でヒットするのかな?みなさんはどう思いますか、今後の動向に注目していきましょう。 

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