祝!米アカデミー視覚効果賞の受賞/ゴジラ-1.0
映画「ゴジラ-1.0」が米国アカデミー賞の視覚効果賞を受賞しました。政治的にいって、正直、まさか本当に受賞するとは思っていませんでした。まあ、ノミネートの対抗馬に恵まれたのかもしれませんが、ホワイトに特化せずに、米国アカデミーが世界に開かれたことは間違いありませんね。素晴らしことです。
それにしても、山崎貴監督さんの嬉しさは大変なものでしょうねえ。もともとSFX技術者出身で、「スターウォーズ」や「未知との遭遇」に憧れてこの世界に入ったそうですので、視覚効果賞への思い入れもありましょうし、ノミネートの際のイベント会場で、憧れのスティーブン・スピルバーグに声をかけられ、”3回観た”と褒められ、しかも、記念写真まで一緒に撮ってもらったことは、例えようもない喜びだったでしょう。本当におめでとうございます。ルーカス・フィルムにも招待されたようです。
”まさか、ここ(アカデミー賞受賞式)に来られるとは”という受賞式でのスピーチの言葉には万感がこもっていました。
今回、受賞後のテレビ番組などでの山崎監督のインタビューを拝見してみると、本当に奢らない、きどらない、優しいお人柄で、ますますファンになりましたねえ。
そして、このアカデミー賞の効果は、現在も上映中の劇場への客足の伸びにつながっているようです。確か国内の興収は60億円を超えたと記憶していますし、シン・ゴジラと違って海外の興収もかなり増えているようですので、これを機会にさらに頑張ってほしいものです。なお、その人気ぶりは6月に発売が予定されているフィギュアにも見られるようで、発売元のエクスプラスによると、高額商品にもかかわらず、予約開始と同時に完売とか。・・・うーん、欲しいよう(笑)
その一方で、今回の我が国映画界の”アジア初、監督では2人目(1人目はキューブリック)”という偉業について、映画ネタをテーマにしているワイドショーの番組にもかかわず、一言も取り上げなかったテレビ局があった(youtube)と聞いて驚きました。どうやら、他局(ジブリは日本テレビ関連ですが・・?)関係だったせいかもしれませんが、公共の報道機関としては、その神経(感覚?)が全くわかりません。最近、どうも、我が国の政治やマスコミはなんだかすっかりおかしくなっていますねえ。困ったものです。
最後に、”マイゴジ(マイナスゴジラの略称)”ではありませんが、最近マイブームとなっているデフォリアル・フィギュアの”モスゴジ(モスラ対ゴジラの略称)”でお祝いの万歳三唱をしましょう。”バンザイ、バンザイ、バンザイ、誠におめでとうございます。今後のますますのご発展(海外進出、続編)をお祈り申し上げます。”
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