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2024年1月19日 (金)

ゴジラ-1.0/C

 映画「ゴジラ-1.0/c」は”ゴジラ/マイナスワン、マイナスカラー”と読むようで、いわゆるゴジラ-1.0のモノクロ版を観て来ました。同じ映画を同じ公開期間中に2回劇場で観るというのは個人的には初めてでした。気に入った作品は、後からゆっくり自宅でDVD等を見直すというのが、私の流儀です。
 しかし、初代ゴジラをオマージュしたモノクロ版というのは面白い企画ですし、実際、同じ期間に公開したというのは東宝でも初めてのようです。海外では興収1億ドルを超えたようですが、我が国ではまだ53億円で、まだまだ「シンゴジラ」の80億円という記録に届いていないための一種のテコ入れ策なのかもしれませんが、海外ではとっくにシンゴジラの記録を凌駕しているので、そんなに頑張らなくても、とも思ったものの、公開後の評判が若者中心に意外に良いようなので、私もカラー版で見逃した”首のあざ”を確認したかったこともあって、劇場に足を運びました。

 それにしても、正直、若者を中心にモノクロ版がこれほど評価が良いとは思いませんでした。カラー版よりモノクロ版の評価レビュー点が高いのです。個別のレビューなんか見ても、”白黒映画は、ローマの休日しか見たことがなかったが、リアルで実に良かった”などと、これまでモノクロ映画を敬遠していた若者たちがモノクロ映画に新鮮さを感じているようです。
 まあ、映画ファンの私から言うと”日本人なら「七人の侍」ぐらい見てほしい”と思うのですが、まあ、年寄りの要らぬお説教なのでしょうねえ。ちなみに「白黒」ではなく「モノクロ」とやたら言葉にこだわる年配者(多分)の声もありましたが、これも私と同類なのでしょう(笑)。

 さて、今回のモノクロ版の印象は、戦後のセットから色が無くなったせいで、人間ドラマに集中できました。特に、空襲で焼け野原となったと自宅のバラックなどのシーンは、カラー版では、背景のがれきシーンを観て、”いやあ、実によくできた映像だ”などと感心して、そのことに気を取られていたのか、隣のおばはんの「特攻に行ったのでは・・」というセリフを聞き逃していました。うん、これで話がつながります。(2023.11.8ブログ参照)
 どうやら、カラー版では精緻なセットやCG合成の素晴らしい映像ばかりに気をとられていた気がします。背景に余計な目線を使わない分、主人公の演技に集中できましたねえ。逆に言うと、戦後の生活シーンが実にリアルに感じられるのです。うん、黒澤映画の影響かもしれませんが、”戦後もの”にはモノクロ版がよく似合います。そういう意味では実に拾いものでした。

 ただ、今回のモノクロ化には単なる機械的な転換ではなく、様々なこだわりのある工夫をしたと言うことですが、個人的には冒頭の大戸島の青空はもう少し抜けてほしかった。最初だけにやや暗く感じたのは私だけでしょうか?それとも、これも演出かな? 
 ゴジラなどの特撮シーンなどは全く文句はありません。全体的にカラー版とは全然違う印象となっています。
 そして、前回見抜かっていた、最後の”首のあざ”もしっかり確認できたので、大満足でした。未見の方は是非ご覧ください。ただし、まず最初はカラー版からどうぞ。

Img_20240119_0001  おまけですが、モノクロ版入場者への特典となった両面印刷の厚紙”ボード”をご紹介します。まあ、無料の販促品ですねえ。モノクロ版の劇場パンフレットは販売されていないので、できればモノクロ版仕様のボードにしてほしかったなあ。それが残念でした。ちなみに、写真は海外向けのバージョンです。写真にはありませんが、この裏面には日本向けのバージョンが印刷されています。

 

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