CD顛末記
今年十数年乗っていた自家用車を買い換えました。というのも、愛車のブレーキランプが1個点灯しなくなったので、メーカー代理店に修理を依頼するとなんとブレーキランプ系統を一式交換するため費用が10万円かかると言われました。最近は電化製品をはじめ”修理”と言えば、こんな”部品の全面交換”ばかりです。そういえば、雪で壊れた築35年ほどの自宅の雨どいの補修(数か所の歪み)も、トイの規格が合わなかったのか”全面取替”となり、しかも2階建ての家をスッポリ覆うほどの足場まで必要となって、結果一定のまとまった金額の大修理になりました。火災保険が無かったら大変でしたねえ。多分、いまの日本には昔のような熟練した職人さんがいなくなったんでしょうねえ。こんなところで世の中が変わったことをしみじみ感じます。
話を車の件に戻しますと、来年6月には車検もあって、使用年数的にそろそろ買替え時期かとも感じていたところであり、また、自分自身の加齢に加え、ほぼ街中の買い物回りに使っているだけですので、車種は燃費も良く小回りの利く軽自動車にすることにしました。メーカーはネットで一番人気の車種のなんとかBOXにしました。丁度メーカー代理店を訪問した日に、新型車種の発売があって”自転車も積める(タイヤパンク時に自転車屋まで運ぶのが苦労するので)”という話に、その場で購入を即断即決したのです。
そして、さまざまなアイテムを決めていく中で驚くことに出くわしました。正直、車にはさほど興味もなく機能は”ノーマル仕様”で良いのですが、今や必須である”ナビゲーション”のアイテムにCD機能が付いていないと言うのです。どうやら最近は音源をケータイから取る人が多く、今回の新型車種からCD機能を除けたというのです。”これは困った”と思ったら、数十万円もする最上級のナビゲーション機器にだけCD機能が付いているというので、やむなくこの機種を選びました。どうやらすっかり時代遅れになっていたようです。
しかし、CDトラブルはこれだけでは終わりませんでした。
半導体関係で納車の時期が遅くなっている中、11月に新車が届きました。現金一括払いの際には思わず笑っちゃう代理店側のミスもありましたが、それはまた別の話として、早速、車にこれまで長年聴いてきた楽曲を取り込もうとしたのですが、女房殿の曲はCDがあるのですが、私の曲のCDが見当たりません。そこではたと気が付きました。以前はまだ”レンタル業が華やかなりし時”であり、気に入ったCDをレンタルして対応したことを思い出しました。パソコン等に取り込んだまま、肝心なCDを持っていなかったのです(笑)。
やむなく、長年ドライブ中に耳に馴染んだ曲のCDをアマゾンなどで探したのですが、どうも見当たりません。どうやらCDの需要が少なくなっており、その分商品の在庫がないのです。まあ、捜しているのが主に70年代の懐かしい歌(若い頃に親しんだ曲が中心)ばかりなのですから、仕方がないのかもしれません。結局、オークションなども活用しながら、オムニバス形式のCDを複数個購入しました。
加えて、いままで持っていなかった映画の主題曲(昔の洋画名作と昭和のゴジラ音楽)のセレクションも買ってみました。ほとんどが値引き商品になっているのですが、結構物入りとなりましたねえ。あとは、いま、流行りのアニメ主題歌をどうするか考えものです(笑)。
なお、CDを新車のナビに挿入したものの、音声が出なかったくだりは、また別のお話です。いやあ、新車の操作は慣れるまで難しいのですよ(笑)。
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