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2023年11月10日 (金)

ボクらを作った映画たち

 ネットフリックスで、面白いドキュメンタリー番組を見つけました。「ボクらを作った映画たち」という、大ヒットした映画のメイキングの物語なのです。まさに、私の興味のど真ん中の企画です。しかも、取り上げた作品も私のお気に入りのものが多いのです。既に、3シーズン目を迎えてるのですが、主なタイトルを紹介しましょう。

 第1シーズン:ダイ・ハード、ゴーストバスターズほか、第2シーズン:フォレストガンプ/一期一会、ジュラシック・パーク、プリティ・ウーマン、バック・トゥ・ザ・フューチャーほか、第3シーズン:ナイトメア・ビフォア・クリスマス(例外的にヒットしなかったが、後年アイコン化したモデルアニメーション作品)、星の王子ニューヨークに行く、エイリアン2、ロボコップ、ハロウィンほか、です。どれも大ヒットした有名な作品ばかりです。

 そして、いずれの映画の作品もその製作の裏側はもう大変です。観客として脳天気に笑っていた、これらの有名な作品の大半が、実は監督や俳優などのスタッフ達がまだ無名の時代の作品であり、実際、その作品の大ヒットによってメジャーになった人ばかりです。まあ、会社からすれば、海のものとも山のものとも思えないリスクの大きな賭けという認識なのでしょうねえ。

 番組は、基本的にハリウッドの映画会社の大物プロデューサーの理不尽な命令との戦いを当時のスタッフ達の証言を基に、コメディタッチで描かれますが、これは成功したからこその笑い話であり、その製作当時の現場は、当事者にすればまさに阿鼻叫喚の地獄だったのでしょう。もちろん、現場でもスタッフ間の争い、俳優と監督とのいさかいなど、様々なトラブルが生じます。「エイリアン2」の無名の監督(ジェームス・キャメロン)とイギリスの特撮スタジオの現場チーフの対立は、ストライキにまで発展した有名なお話(当ブログでもメイキング本の紹介)なのですが、当事者が実名で証言する映像には感心します。まあ、何時間もかけてスモークを焚いていざ撮影というスタジオに、おばちゃんが”お茶の時間”と言って紅茶セットを運んできたら、キャメロンでなくても怒り心頭でしょうねえ。こうしたエピソードがてんこ盛りなのです。

 それにしても、ハリウッドのプロデューサーがいかに予算を削減するかだけに終始し、なんと作品を見る目がないのか、ということを思い知らされます。会社側は常に予算削減や公開日の前倒しなど無理難題を要求し、それを無名のスタッフ達が努力や熱意で乗り越えて完成させるというのは実に物語的に面白いのですが、正直、一つの作品が完成するのは、もう”奇跡”としか思えません。神様の気まぐれで傑作が出来上がる気がします。まあ、”創作”というのは大なり小なり大変ですが、ハイリスク・ハイリターンの映画製作では想像以上に凄まじい。携わった人の人生までも変わってしまいます。

 それにしても、会社の製作トップの人たちは一体どんな経歴なのでしょうねえ。なんか上級社会の地縁、血縁の人達のような気がします。ある映画会社の”女帝”と呼ばれたトップは、まるで女優顔負けのポートレートで紹介されます。もっとも、当時の頑張ったスタップたちは実名で誇らしげに顔を出して証言していますが、当時作品をぶち壊そうとしかしなかったようなプロデューサーは顔写真だけの紹介(笑)でした。ちなみに、キャメロン監督にことごとく逆らった現場チーフは写真だけです。でも、後世までこんな形で先見性の無さを記録されるとなかなか辛いものがありますねえ。まあ、革新性のあるものは凡人にはなかなか理解できませんわねえ。それにしても、映画監督をしようとする人間はやっぱりいろいろな意味で”非凡”ですねえ。これはつくづく痛感しました。

Img_20231110_0001  以上、どの回もあっと驚く逸話ばかりです。しかも、いずれもエポックメイキングな作品ばかりです。映画製作の裏話に興味のある方は是非、ご覧ください。実は血みどろスプラッター映画が嫌いな私は、有名な「ハロウィン」を観ていなかったのですが、映画の配給係が一念発起して映画造りをはじめ、学校卒業したばかりの経験の少ない若者(ジョン・カーペンター)が監督して仲間内で作ったということは知りませんでした。しかも、出資者を説得した”血が一滴も出ない”というコンセプトも初めて聞きました。ジェイミー・リー・カーティスのデビュー作でもありますので、今回、BDを買いました(笑)。若者たちばかりのアットホームな撮影現場を想像しながら観てみましょう。いやあ、映画って本当に面白いものですねえ(笑)。

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