ヴェロキラプトル
ヴェロキラプトルと言う恐竜をご存知でしょうか?人間サイズの肉食恐竜ですが、スピルバーグ監督の「ジュラシック・パーク」第1作で、鮮烈な悪役デビューを果たし、一役有名になりました。第三作目では、頭部等に羽毛の原型のような棘をはやしていましたが、その次のシリーズ「ジュラシック・ワールド」では、羽毛等は無く、代わりに体表にブルー模様を纏って人間に味方する善玉として再登場します。まるで、昭和ゴジラの末期からの悪役返上の”二の舞”なのです。まあ、羽毛が無いのは評価できますが、はっきり言って、新シリーズはCG映像を堪能する以外は、あまり面白くはありません。このシリーズで架空の恐竜はタブーですねえ(笑)。
ちなみに、ジュラシック・パークの第三作目当たりの時期でしょうか、学術的な見地からは、ヴェロキラプトルは映画よりかなり小型で、しかも羽毛恐竜だったことが定説となっています。なお、ティラノサウルスについては爬虫類型鱗も発見されており、最近は、どちらかと言うと”非羽毛恐竜”説が多いようです。(NHKの特集は一体何だったと思いますねえ。)
さらに言えば、新シリーズ3作目に登場する悪役の”羽毛恐竜”のデザインはあまり恰好がよろしくありません。あれでは人気は出ないでしょうから、第1作のヴェロキラプトルの姿を踏襲した映画的な判断は正しいのだ(笑)。
さて、この「ジュラシック・パーク」第1作のヴェロキラプトルのスタチューを入手しました。以前、当ブログでアイアンスタジオ製の2種類のフィギュアをご紹介した(2020.3.15)のですが、全3種あったうちの残りの一体なのです。既存の2種は”キッチン”で子供たちをいやらしく執念深くも追いかけた姿を模型化したタイプなのですが、今回入手したのは、ラストで追い詰められた主人公たちに襲い掛かる寸前の姿をフィギュア化したものです。発売当時に入手できないままで、販売数が少ないのかなかなかオークションにも出品されず、ヤキモキしていましたが、やっとゲットできました。では定評のあるアイアンスタジオのスタチューをご覧ください。いやあ、リアルですねえ。
なお、映画では、その直後にティラノサウルスに喰われてしまうという最期を遂げるのですが、この幕切れも悪役らしくて良いのだ(笑)。
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