M.U.T.O.
最近はもっぱらYuoTubeを楽しんでいます。特に、最新映画の予告映像は実に面白い。中にはガセネタもあるようですが、アメコミ関係などは、オタクのユーチューバーたちが外国発の情報ネタを基に様々な解説をしており、こんな趣味の世界もあるのだなあと感心しています。もっとも、これらのユーチューバー達は皆マスクをして顔を隠しているのが笑えます。素顔を晒すとやっぱりまだまだ世間体に不味い面があるのでしょうねえ。でも、頑張ってください。応援しています。
そして、元祖オタク、オタキングと言われる岡田斗司夫さんの動画配信もなかなか興味深いものがあります。今やアニメ関係だけでなく、時事問題や人生相談まで幅広く批評する”オピニオンリーダー”的な存在になっているのも凄いですねえ。もっとも、個人的には、やっぱりSF映画やジブリの裏話が楽しいですが・・・。ところで、スタジオの後棚に飾ってあった海底二万哩のノーチラス号に絡みつく”巨大イカ”の模型の販売元をどなたか知りませんか?知っている方がいらっしゃれば是非教えてください(笑)。
そうした中、ハリウッド発の最新情報として、ハリウッド版ゴジラシリーズの予告映像が流れています。「ゴジラVSコング」の続編は「ゴジラ✕コング」というタイトルらしく、新たな怪獣として、赤い手長猿のようなモンスターが登場するようです。予告映像には、赤い影のような姿が映っています。前述のユーチューバー達は、これまで東宝怪獣の中からいろんな怪獣を推理していましたが、どうやらことごとく外した様です。もっとも、公開は来年らしいので、まだまだ紆余曲折がありそうです。
もっとも、このハリウッドゴジラシリーズは、米国の興行的には、コングを中心としたモノが当たっている模様であり、「ゴジラVSコング」も内容的に主役はコングで、ゴジラは添え物でしたねえ。やっぱり米国では元祖モンスターなのでしょう。このことは、続編が実は「コングの息子」という説も根強かったことからも分かります。
まあ、それ自体はいいんですが、アメリカ独自の怪獣のデザインがイマイチなのです。「キングコング:髑髏島の巨神」の登場する敵役は、二本腕が付いた骸骨頭のヘビのようなスカル・クローラーなどいずれも変な怪獣ですし、東宝怪獣がわんさか登場した「ゴジラ:キングオブモンスターズ」では、あろうことかキングギドラの羽に腕を付けてしまいました。これは駄目でしたねえ。あの生物界には存在しないようなオリジナルの”傘張の羽”が宇宙怪獣として秀逸だったのです。いやあ単なるドラゴンに落ちてしまいました。モスラのデザインなどはもう原型もありませんでしたねえ。とにかく恰好が悪いのです。そのせいでしょうか、一時シリーズ打ち切りになりかけたほど興行成績がパッとしなかったのも理解できるということです。
ただ、「ゴジラVSコング」で持ち直した(メカゴジラのおかげ?)そうで、シリーズが続くことになったのは良かったのですが、その続編に登場予告の赤いテナガザルの姿には今後の展開に暗雲が立ち込めたように感じています。
さて、こうしたハリウッドゴジラシリーズの中で唯一感心したのが、2014年公開のハリウッド版ゴジラ第1作、ギャレス・エドワード監督の「ゴジラ」に登場するムートーでした。なお、エメリッヒ監督の「ゴジラ」はゴジラではない怪獣映画の佳作として認識しています(笑)。結構、好きなのです(笑)。
この第1作の怪獣映画の印象は、平成ガメラを彷彿させる世界観であり、敵役怪獣の名前ムートーは”M.U.T.O”であり、正式名称Massive Unidentified Terrestrial Organism(未確認巨大陸生生命体)の頭文字を取ったものというのです。ドラマ設定上、こうした命名方法も上手いし、なによりメスが巨大で、オスは飛行するという生態や八本脚の昆虫型のデザインがユニークでした。もっとも映像では暗くてあまり良くわからなかった人も多いと思います(笑)ので、数年前にバンダイから発売されたフィギュアをご紹介します。いかにも、実際には存在しない架空の怪獣でありながら、実に生物感溢れるスタイリッシュなデザインであり感心しました。
映画を未見の方は日本のゴジラが初めてハリウッドで成功した作品を是非ご覧ください。
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