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2023年5月27日 (土)

ワイルド・スピード/ファイヤー・ブースト

 ヴィン・ディーゼルが主演を務める「ワイルド・スピード/ファイヤー・ブースト」は、22年も続いているシリーズ10作目で、どうやら完結編の前編らしい。冒頭、第5作目の「ワイルドスピード・メガマックス」のラストのシーンが流れます。私がこのカー・アクション映画にハマった、あの大金庫を二台の車でリオデジャネイロの街を引きずり回した大騒動を再現してくれます。あの時、最後に殺された悪役の麻薬王のボスの息子が今回の敵役であり、「アクアマン」のジェイソン・モモアが復讐心に燃えるダンテを演じます。見た目も強そうだし、悪魔のようなやり口であの仇敵シャーリーズ・セロン演じるサイファー一味を一蹴して、ドミニク・ファミリーに襲いかかります。いやあ、”強い悪役がいる映画は面白い”という定説のとおり、冒頭から凄まじいアクション全開になります。

Img_20230527_0002  アクションの第一弾は、ダンテの仕掛けた罠にはまって、ドミニクたちがローマの街を転がる球体の中性子爆弾を追いかけ回る羽目になるというものです。転がる爆弾は「ローマの休日」で有名な名所などを次々とぶっ壊します。まさに、5年前のリオデジャネイロの街に起きた大金庫暴走の再現です。しかも、スケールが倍加している分、迫力が凄まじい。最後は、人間業とは思えないほどのトリッキーな荒業で被害を最小限に食い止めるのですが、ローマの街は見るも無残な姿になってしまい、しかも、ダンテの企みによりドミニクたちは指名手配犯になります。

 それにしても毎度毎度奇想天外なカー・アクションを見せてくれるシリーズですが、今回はさらに予想を大きく上回るアイディアのてんこ盛りです。これが冒頭ですから、恐れ入ります。この大アクションを皮切りに、次々ととんでもない荒唐無稽の言葉では収まらないほどのファンタジックなアクションが展開されます。是非、劇場でご堪能ください。

 しかし、こうした派手なアクションだけでなく、ストーリー展開もなかなか優れものです。先手先手に仕掛けられるドミニクの攻勢によりばらばらになったドミニク・ファミリー・メンバーの行動など、話の先が全く読めず実に面白いのです。しかも、完結編らしく、これまでの登場人物の関係者が次々と登場します。

 前述のドミニクの息子の”実母”殺しの犯人サイファーの意外な行動にもあっと驚きましたし、その”実母”の妹も登場します。当然と言えば当然ですが、前作で敵だった弟ジェイコブもドミニクの息子の護衛役でしっかり儲け役を演じます。
 また、道化役のローマンらも期待どおりに見事にお笑いパートを演じています。そして、前作のラストの予告通りジェイソン・ステイサムが登場したものの、ドミニクと息子が絶対絶命の死地に立たされたところで、前編は無情にも幕を閉じます。次回作を早く観たいのですが、どうやら封切りは2025年という噂もあるようで随分先ですねえ。困ったものです。

 それにしても、ダンテの仇としては、もう一人ドウェイン・ジョンソン扮する捜査官がいるのですが、本編には出てこないのです。噂通り、役者同士の仲の悪さが解消できなかったのかなと思っていましたら、最後の最後でやっと登場しましたので、どうやら後編には登場するようです。しかも、このシリーズでは途中で死んだはずの妻のレティやハンが実は生きていたという剛腕ぶりを発揮しているので、あの劇中で死んだハンの恋人役ガル・ガロットも復活するのではないか、とも夢想していたのですが、どうやらそれが正夢になりそうです。
 そうなると、可哀想なのが、ステイサムの弟役ルーク・エヴァンズです。あれから劇中療養中というだけで一切登場しません。さらに、言えば、妹の夫役の俳優ポール・ウォーカーさんです。実際には死亡されていますが、いまはCGで復活できる時代です。今作も、10年前のメガマックスの映像には登場しており、生きている設定上家庭で妹だけの登場はやっぱり不自然でした。せめて次回の完結編には是非登場させてもらいたいものです。

 とにかく、アクション娯楽映画として、文句なく面白かったので一日も早い続編公開をお願いします。

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