フェバリット マリンライフ 廃盤
毎度おなじみ、模型メーカー「フェバリット」の”マリンライフ”シリーズ(廃盤)のコレクションがやっとコンプリートしました。現在発売中のソフトビニール製の商品ではなく、レジン製で立派な台座の付いたディスクトップの模型です。以前紹介した”釣り魚”シリーズではなく、シャチなどのクジラ類まで含んでいる外洋系生物が中心のシリーズです。
このシリーズは、魚類では「マンボウ」、「アカシュモクザメ」、「ナポレオンフィッシュ」、「マンタ」の4種ですが、いずれも普通の魚と違って形が変わっている種類です。クジラ類では「バンドウイルカ」、「カマイルカ」、「ベルーガ(白いイルカ)」、「シャチ」、「マッコウクジラ」、「ザトウクジラ」、「シロナガスクジラ」の代表的な7種です。この11種が発売された商品の全種だと思っていますが、もし他の商品があれば、教えてください。
さて、このディスクトップ模型は、文字通り机の上や書棚に飾っていると実に見事なのです。何故、こんな素晴らしい商品をメーカーは廃盤にするのかなあ、と廃盤後の収集の困難さ(オークションにも出品数が少なく、プレミアがついています)を思い出して腹も立つのですが、多分、その理由は分かっているのです。レジン製ゆえですよねえ?レジン商品は、細工が精密な分、実に壊れやすいのです。
以前、尾ヒレなどが破損した「ザトウクジラ」と「アカシュモクザメ」の修復作業について、このブログでも紹介しました。いやあ、実に大変でした。当時の心ない客からのクレームやら返品などのメーカーさんの苦労は察するに余りあります。・・・もちろん、これらは私の勝手な想像です(笑)。違っていたらごめんなさい。
ちなみに、この商品群の中で、特にその造型に感心したのが、「シロナガスクジラ」です。長さが33cm、高さが27cmもある、机には大きすぎるサイズなのですが、上野の国立科学博物館前のモニュメントを彷彿させるデザインは、実に見ごたえがあります。以前に紹介した「ザトウクジラ」の長いヒレのかっこよさにも匹敵します。ただ、ソフビの巨大模型のような、そのままの姿では、なんとも面白くもおかしくもないのです。やっぱり、造型デザインが重要です。では、その勇姿(笑)をご覧ください。
そのほか、今、箱から出しているものもいくつかご紹介します。(これら以外は、全部箱に入ったまま押し入れの中で眠ってます。)最後の「アカシュモクザメ」は本体に比較して支柱の径がやや大きいと思われますが、それ以外はどれも出来が良いですよね。やっぱりレジン製は素晴らしい!!改めてそう思いました。是非、皆さんも機会があれば、現物をご覧になってください。ソフビモノとは雲泥の差がありますぞ。
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