ビリケン商会の大魔神
今年の1月30日にフィギュアの造型には定評のあるビリケン商会から「大魔神」が発売されたのですが、なんとも運悪くその告知を見逃していたのです。前回の「サンダ対ガイラ」の時も初回販売を知りませんでした。どうも、ビリケン商会さんの告知期間が短すぎるのか、なかなかタイミングが合いません。なぜ、あの時HPを見逃したのか、などなど切歯扼腕しても後の祭り、次の販売日を首を長くして待つしかありませんでしたねえ。まあ、2回目の販売予告が掲載されていたのが救いです。さもないと、オークションでほぼ2倍以上のプレミアの付いた商品を買うはめになるところでした(笑)。
そして4月20日になって4月24日正午から第2回目の販売を開始するとの告知がありました。いやあ、長かったですねえ。もう正午ジャストにネットで申し込みです。おかげ様でなんとかビリケン製の「大魔神」をゲットすることができました。
大映映画の特撮時代劇の傑作「大魔神」は、これまでも様々なキットや完成品が販売されており、コレクションも数多くある(当ブログ2006.7.26参照)のですが、出来のよいものは結構少ないのです。最高傑作はエステル社のレジンスタチュー(40cm以上ある)、ボークス社のレジン製フィギュア(30cmクラス)、海洋堂の松村しのぶ作のアクション・フィギュア(20cmクラス)など数える程度です。怪獣商品で有名なメーカーのエクスプラス社もレジン製をはじめ、ソフビ製商品を複数販売していますし、ゲームの景品までなっているのですが、なんか映画の雰囲気と少し違うのですねえ。
それで、今回のビリケン商会の商品はというと、商品写真を見る限りいかにも”ビリケン商会”らしいリアルな造形です。しかも、変身前の石像もオマケでついているお得なソフビキットです。キットですから、組み立てと塗装も必要な商品なのですが、そこは模型づくりの腕の見せどころなのです。
商品自体は5月末の発送予定よりずいぶん早く5月初めには届いておりました。造型は予想どおり映画の姿に忠実に創られています。ただ一つ残念だったのは、鎧の袴の部分と足が一体化しているのです。なぜ、ボークス製品のように、きちんと袴の内側を作らなかったのかな?手抜き?、それとも下から見上げたら、袴の中が見えるのがセクハラになる?などとつまらぬことを考えました。せっかくの見事な造型が台無しでした。本当に残念です。
組み立て等の作業はそのせいではないですが、仕事の関係もあってかなり遅くなってしまい、やっと昨日完成です。下半身にレジン液を注入したのち、いつものとおりの塗装です。顔をつや消しブラック+グリーン、その他の胴体はつや消しブラックにブラウン混合液でエアブラシします。そして、ゴールドで筆塗り(ドライブラシ)して完成です。おまけの石像つきモニュメントは、プラ板で上げ底にしてレジン液を入れたのですが、これが全体に漏れてしまいかなり重くなってしまいました。
あと、体表用の茶系の塗料が余ったので、もう随分前にシルバー系に塗装したボークス社のソフビキット商品をリペイントしましたので、そちらもご覧ください。
それにしても、やっぱり人間の目玉の塗装は難しいねえ。なかなかうまくいきません。また、次の機会に精進しましょう。
ちなみに、最後から2枚目の写真が、ボークス社のソフビキット製品を今回リペイントしたものです。
また、最後の写真は、エクスプラス社から最も直近に完成品として発売された商品です。なんか顔が似ていないのが残念です。
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