80’映画大解剖
「80’映画大解剖」という1980年代の映画を特集した雑誌が発売されました。サンエイムックの”映画大解剖シリーズ”の第5弾だそうです。でも、何故今頃80年代の作品を取り上げるのかな、とも思ったのですが、掲載された作品を観て納得です。
「ゴーストバスターズ(84)」、「レイダース/失われたアーク(81)」、「インディジョーンズ/魔宮の伝説(84)」、「同左/最後の聖戦(89)」「トップ・ガン(86)」などの特集コーナーが並んでいます。そう、いずれもいま新たな続編が公開、あるいは製作されているものなのです。まあ、この本は完全な新作映画の宣伝の一環でしたねえ。見事に映画会社の戦術にハマってしまいました(笑)。
ただ、80年代の映画を考えてみると、この雑誌でも書かれているように、70年代に崩壊した50~60年代の娯楽映画黄金時代のスタイルを取り戻した時代だったというのも納得です。前述の作品のほか「バック・トゥ・ザ・フューチャー(85)」、「ランボー/怒りの脱出(85)」「ベストキッド(85)」「マッドマックス2(81)」「ビバリヒルズコップ2(87)」「ダイ・ハード(88)」、「ブレードランナー(82)」、「ターミネーター(84)」、「エイリアン2(86)」、「ロボコップ(87)」、「バットマン(89)」、「メジャーリーグ(89)」など、いずれも後年シリーズ化や続編が生まれ、いまでも評価の高い娯楽作品です。映画の楽しさ、面白さを堪能できる作品ばかりで、私のお気に入りの映画でもあります。
ちなみに、80年代の映画を一言で言うと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のセリフにあります。過去にタイムスリップして「大統領は誰か」と聞かれて「ロナルド・レーガン」と答えると「副大統領はジェリー・ルイスか」と返されるギャグがありますが、まさにそういう”強いアメリカ”を求める時代でした。なお、同作品の続編には不動産王トランプらしき人も登場しますので、この映画はなかなかあなどれません。いや、これは余談でした。
このように社会変化に合わせて映画史をひも解く書籍というのはよくあるのですが、今回改めてムック仕様のビジュアル雑誌で眺めてみると予想以上に面白かったなあ。
ただ、せっかく何頁にもわたってインディー・ジョーンズ作品をマニアックに解説するならせめて「魔宮の伝説」に登場する虫の名前(ユーレイヒレアシナナフシ)を紹介してほしかった(笑)。それにつけても、製作中と言われるインディー・ジョーンズの新作は期待できるのかなあ。あの2008年公開の4作目は、原爆冷蔵庫なんかのエピソードなどもあってか、もう蛇足としか言えない出来でした。いやあ心配です。でもまあ、騙されついでに、まずは手始めとして公開中の「ゴーストバスターズ」の正式な続編というふれ込みの新作を見に行きましょうか。
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