アクリル加工奮闘記
昨年末、地震による転倒防止対策の一環として模型の破損を防ぐためアクリルケースの自作を試みた(当ブログ2021.12.25参照)ところですが、設計ミスから不出来な仕上がりでしたので、今回、お約束のとおり背の高いアクリルケースの製作に再挑戦しました。
まず、前回の反省を踏まえ、上からケースを底板に被せる方式として、4枚の横板をそれぞれ互い違いに接着したうえで、上版と底板の寸法を合わせることとしました。しかし、その方法は全くの”机上の空論”でしたねえ。実際の作業は悪戦苦闘の連続です。
とにかく、25cm×40cm幅のアクリル板の”切り出し”作業からしてなかなか難しいのです。作業台が狭いためか、専用カッターの始点と終点部分がうまく直線に切断できません。やっとの思いで4枚が揃ったのでチェックもせずにそのまま順次接着しました。作業自体は、机に置いた板に直角に立てたアクリル板2枚の隙間に専用接着剤を流し込むだけなのですが、これがくせものでした。
なんとか4枚目を張り付けた時、底が正方形のはずが、何故かダイヤ形に歪んで(接着面が直角じゃなかったのだ!!)おり、幅も1mm程度ズレ(切り出し寸法が不精密だったのだ!)ています。天を仰ぎましたねえ、ホント。
やむなく、この変形横板を上蓋アクリルに無理やり力ずくで矯正接着しました。そして、底板は、寸法に余裕を持たせたうえで、上から被せるケースを置けるスペースを残し、固定するための1.5cm程度のアクリル板を底4か所に接着しました。なにしろ微妙に形が変形している(笑)ので、接着には2~3度やり直しが必要でした。
そんなこんなの大騒動を経て、やっとアクリルケースの完成です。
そこで、むき出しのためにかねてから安全性が懸案だったスピルバーグ監督の「宇宙戦争」に登場する”ウォーマシン”のプラモデルを入れようとしたのですが、ここで、その模型の専用台座が未塗装だったことに気が付きました。昔からあまり台座に興味がないのです(笑)。
ただ、せっかく曲りなりにも保護ケースができたので、今回、台座を塗装してみました。まあ、急ぎ仕事でしたので、黒のサーフェーサーを吹いた後、タイトル名はラッカー塗料のゴールドで、台座の模様はゴールドとブロンズの混合色でドライブラシ塗装です。かなりなインスタント塗装でしたが、まあ、雰囲気は出ている気がしますので、これで完了です。正直、この”お手軽塗装”は気に入りました(笑)。
では、第2回アクリルケース製作奮闘結果をご覧ください。・・やっぱり「男はつらいよ」の主題歌のようになってしまったかな。
まあ、今回の失敗を生かして、次の挑戦を頑張りましょう。なにしろまだまだ、保護すべきブツはあるのですから(笑)。
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