無料ブログはココログ

« 同田貫 | トップページ | フェバリット クロダイ(年なし) »

2022年1月 6日 (木)

マトリックス/レザレクションズ

 明けましておめでとうございます。

 今年初の劇場での映画鑑賞作品は、昨年から悩んでいた「マトリックス/レザレクションズ」にしました。ご存知のとおり、この映画の元祖である「マトリックス」は1999年に公開され、それまで見たことのない映像表現を駆使して、社会的な現象にまでなった作品です。その後2作ほど続編が作られましたが、よくわからない結末で終わっていました。

Img_20220106_0001  この映画史に残る作品をいまさら何故作るのか、非常に疑問でした。監督のウォシャウスキー兄弟は一人は女性になりましたし、CG技術の発展で世の中一変しています。しかも、予告編を見る限りでは第1作のリブート作品(シリーズを一から仕切り直す作品)の印象が強く感じられ、いくら当時は全く無かったCG技術を使って新たな映像に作り替えようと、あの公開時の衝撃にはかなうはずもありません。そんな思いから、今回は劇場鑑賞をパスしようと思っていたのですが、YouTubeなどでしきりに作品の解説(多分宣伝のため)が目につき始めた中、今作がリブートではなく、第4作目としての正式な”続編”であることが分かったので、正月明けに重い腰をあげました。

 さて、冒頭は、続編というものの、第1作目のデジャブともいえるような映像が展開され、一方でオリジナルとは違う俳優が演じる登場人物にはいささか戸惑います。ネオ役のキアヌ・リーブスとヒロイン・トリニティー役のキャリー・アン・モスを使うなら、最低限、モーフィアス役のローレンス・フィッシュバーンとエージェント・スミス役のヒューゴ・ウィーヴィングは継続すべきでした。特に、人間ではないスミスは治安維持プログラムなのですから、変えるのはおかしいなあ。劇中新しいスミスに「青い目はやりすぎ」と自虐ネタを言わせているが、どうやらスケジュールの都合がつかなかったのが原因らしい。本当に残念です。

 ともあれ、前作(第三作目)でネオもトリニティーも死んだはずなのに、ネオはゲーム「マトリックス」を作ったゲームクリエーターとして成功をおさめており、一方、トリニティーは、2人の子供を持つ主婦として生活をしています。そして、バッグスという青い髪の女性(新しい登場人物)がネオを覚醒させるところから物語はやっと本筋に入ります。やっぱり、この導入部分はデジャブ過ぎて退屈です。いくら、劇中でゲームの続編を作る話として「マトリックス4」の必要性を説いてもやっぱり自虐ネタです。

 そして、今作には、現在のAIの進歩を反映してか、コンピュータにいわば”人間臭さ”が付け加えられています。理屈が分からないので、私などには”プログラムの実体化”には違和感がありますが、人間と機械の共存のテーマを加味したのはやはり時代の流れなのでしょうねえ。もっとも、そのせいか、新しい配役のスミスの影がすっかり薄くなりましたが、ニール・パトリック・ハリス演じる後任のアナリストがなかなか嫌な奴でした。この俳優さんは才槌頭の容貌から「スターシップ・トゥルーパーズ」で超能力を持つ将校を演じており、少し人間離れした役が良く似合います(笑)。

 作品の講評としては、最後の”救世主オチ”はなんとも評価しにくいのですが、前半はともかく、後半は予想以上に面白かった。でも、あえて今続編を作る必要があるのかというと、往年のファンとしてはやはり疑問に思いますねえ。
 加えて、劇場では一般的なパンフレットが売り切れていたので、やむなくオークションで入手しました。何しろ第2作や第3作を再見するつもりがないので、細かな設定や登場人物の素姓について、鑑賞後勉強する必要がありました。やはり画面やストーリーを見てもよくわからないというのはイケませんねえ(笑)。

 

« 同田貫 | トップページ | フェバリット クロダイ(年なし) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 同田貫 | トップページ | フェバリット クロダイ(年なし) »

2026年3月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31