”気は心”の地震対策(転倒防止編)
前回紹介した地震対策は、備付け書棚からの本の落下対策でしたが、ほぼ1年前には、据え置き型の書棚や飾り棚の転倒防止対策も行っています。地震対策グッズでは定番の”家具固定ポール”を使ったものなのですが、実はこれもほんの気休め程度の効果しか生んでいません。 なにしろ、左の写真のとおり、天井と飾り棚を”家具固定ポール”で固定しているものの、しょうこりもなく、その天板の上には模型などを並べているのですから、なんとも意味がありません。
しかも、レジン製の巨大な古代魚シーラカンス2体の模型を積み重ねている書棚もあります。一応、それぞれ”耐震ジェル”にて固定させているのですが、専用のアクリルケースに保管された下の古代魚はともかく、そのまま飾っている上の古代魚は、仮に落下は免れたとしても、揺れの反動によって壁に当たって破損する恐れが多分にあります。
このため、アクリルケースなどによる保護が必要なのですが、この古代魚の模型はかなりの大きなサイズですので、コスト的にいうと市販のものを購入するより自作で対応しようという選択になりました。 そこで、まず手始めに、アクリル板やカッターなどの道具類を揃え、小さなサイズで最も壊れやすそうな形状をしているレジン製の”キングギドラ”用のアクリルケースの製作に挑戦したのですが、これがなかなか思うようにはいきません。
アクリル板の切断の方法は、専用のカッターで1/3ほど切れ込みを入れてから力を込めて折るという単純な作業なのですが、実際やってみると、少し油断したら、カッターで切込み線以外の箇所に瑕をつけてしまったり、流し込んだ接着剤がアクリル板を覆っている保護紙まで接着してしまったりと悪戦苦闘の連続です。しかも、設計上のミスもあって、ケースの蓋の位置を前面から上面に変えたため、上蓋のサイズが若干足らなくなった上に、材料の大きさの制約もあり、ケースサイズを模型の大きさギリギリにぴったりと誂えすぎたせいで、箱に入れる際に羽を横板に当ててしまい、爪を二本破損するというアクシデントまで起こりました。本当にレジン製は破損しやすいのです。・・・修理が大変でした。
こうして、なんとか自作ケース第1号が完成したのですが、大きなケースを製作するには、いましばらく練習が必要なようです。次作は、背の高いケースに取り組むことにしましょう。丁度、スピルバーグ監督の「宇宙戦争」の”トライポッド”の模型があります。・・・古代魚には今しばらく待ってもらうことになりそうです。
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