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2021年8月27日 (金)

フリー・ガイ

 映画「フリー・ガイ」の予告編をyoutubeで何回観たことだろうか。あまり回数が多くなると飽きて来ます。特に、様々な暴力事件や大規模な事故が日常的に多発する世界で、ライアン・レイノルズ扮する銀行員の主人公があっけらかんと生活しているうちにヒーローに変身するストーリーは実に現実感がありません。
Img_20210827_0001  まあ、それもそのはずです。その世界とは、大人気のオンライン・ゲーム「フリー・シティ」の世界であり、主人公はそのゲームのやられ役のモブ・キャラなのですから。
 現実社会の人間たちが日頃のストレス解消のために、ゲームに参加し、強盗や暴力ヒーローに扮して背景のビルやモブキャラに対して破壊や暴力の限りを尽くすという、なんとも酷い暴力ゲームなのです。
 そして、銀行員の主人公フリー・ガイは、何の疑問も持たず、毎日銀行強盗に会いますし、毎日決められた生活を行い、同じセリフで話しているのです。

 しかし、ある日突然、ある出来事で、背景キャラの一人である彼が自我に目覚め、AIに進化し、暴力を排し、良いことをするヒーローとして活躍を始めると、その行為がリアルな世界のゲーマーたちにまで影響を与え、大人気となります。

 一方、現実社会では、ゲームを運する会社に開発ソフトを盗まれた女性が盗まれた証拠を探すため、ゲーマーとして「フリー・シティ」に侵入します。そこで彼と彼女が出会い、そして・・・というストーリーなのです。

 この作品は、AIとの恋愛というテーマよりも、普通の人(フリー・ガイ)を大事にしようというメッセージ性が強く出されて、興味深い物語になっています。大勢のモブキャラたちが意識を持ち始めるのは一寸感動します。そして二人の恋の行方も、なかなか粋な終わり方です。ここは、正直感心しました。

Img_20210827_0002  でも、やっぱり、電脳社会のアクションは、当たり前ですがCG感いっぱいでなんとも面白くありません。私は、リアルな迫力あるアクションが見たいのです。ここですね、世間との評価の差は(笑)。

 なお、「キャプテン・アメリカ」や「スター・ウォーズ」のアイテム登場には思わず笑いましたが、全体的になんかギャグが面白くないのです。まあ興行的には大ヒットして、続編も製作が決定したようですから、結果、よかったのでしょう。私からは以上です。

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