フランケンシュタインの怪物と花嫁
ほぼ1年前ですが、月刊アーマーモデリングという戦車模型の専門雑誌の2020年1月号に、最近流行りの3Dスキャンフィギュアの特集が掲載されています。既に完売で、先日、偶然古本を入手しました。ミリタリー模型のジオラマの中での兵士達のフィギュアを一流の塗装師が塗装した作品の出来が凄まじい。基本サイズが1/35ですから、身長が5cm弱、頭部はわずか6mm弱しかありません。それをまつ毛まで描いているかのようなち密さには脱帽です。いやはや驚嘆すべき技術と水準です。一度ご覧ください。
さて、余談はさておき、仮組み立てして以来、長年にわたり放置してきたビリケン製の「フランケンシュタインの怪物」と「花嫁」の塗装に挑戦することにしました。サイズは1/6のソフトビニール製ですし、販売されたのもかなり大昔の商品なのですが、ビリケン製だけに映画「フランケンシュタインの花嫁」に登場する実物(モンスター)に大変よく似ていますし、造形も実に上手くできています。なにしろ、余分な接着やパテ塗りもなく、パーツを組み立てるだけで見事に完成します。そのせいで、そのまま放置してきたのも事実ですから、優れものも怠け者には良かれ悪しかれですねえ。
で、まずは、フランケンシュタインの怪物の方は、自立を継続させるために、下半身へレジン液を注入します。ソフトビニール製だけにどうしても経年変化(ヘタレ)するので、その防止のためです。塗装はサーフェイサー塗布後、ラッカー塗料のつや消しブラックとフラットベースの混色で衣服部分をエアブラシします。あとは、頭部と両手のみ塗装すればよいという実に手がかからない物だった筈ですが、ついにエアブラシが壊れたのです。ここ数年、あまり調子は良くなかったのですが、エアがほとんど出なくなるという事態に陥りました。”砂吹き”どころか、”空吹き”状態でなんとも参りました。衣服の布の色合いを出すどころではありません。エアブラシを吹くということ自体に四苦八苦でした。手持ちの新規のブラシに交換したものの、今一つ調子がでません。どうやらコンプレッサーを買い替えする時期が来たのかもしれません。予算がない・・・困りました(笑)。
こういう状態なので、とりあえず”怪物”の方は、全身(黒のみ)と頭部と両腕、”花嫁”は身体の方は素材をそのまま生かして頭部のみを塗装しました。手抜きとはいえ、なかなかのグッドアイデアです。まあ、顔の塗装はエナメル塗料で化粧して、いつものとおりのパッとしない出来上がりです。ブランクによる影響だと信じたいものです。まつ毛、虹彩の塗装?なんのこと(笑)。なにしろ、こちらは老眼で細かいところが見えないのだ。1/35モデルの塗装など信じられない世界です。
以上で完成です。こんなものです。写真は、陰影のある方がいい(笑)。
最後の写真は、劇中での可哀想な”怪物”の願いを叶えた姿です。
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