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2020年12月23日 (水)

メビウスのディスカバリー号1/350

20201215_0821111  不朽の名作映画「2001年宇宙の旅」に登場する精子型宇宙船「ディスカバリー号」は、そのユニークなデザインで人気があるようで、以前紹介した通り、アメリカのモデルメーカー「メビウス」から、縮尺1/144と完成時には全長1mになるというプラモデルが発売されています。私も購入済みですが、500点以上というパーツ数に恐れをなして、いまだ押し入れに死蔵したままです(当ブログ2019.5.6参照)。
 そのため、別のメーカーから発売されていた全長25cm程度の小さな完成模型(当ブログ2020.6.30参照)を書棚に飾っていたのですが、前述の大型模型の売れ行きがよくないのか、同じ「メビウス」から、縮尺1/350サイズのプラモデルが新発売となりました。
20201215_0953351  パーツ数は約200点、完成時の全長は約43cmということです。なんか手頃なプラモデルじゃないか、という安易な気持ちで、早速購入して、組み立てをはじめました。

 その結果といえば、根気のない私には、やはりマシン系のプラ模型は鬼門でした。
まず、中央のアンテナ部の組立てでつまずきました。円形のパラボナ(受け皿)に十文字のエッチングパーツを付けて、さらに中心部にアンテナ棒を差し込むという、非常に細かな作業工程があります。まあ、大きな方はなんとかくっ付けたと思ったら、十字が×字になってるし、小さな方は、ピンセットで部品をつまんだと思ったら、あっという間にどこかに飛んで行ってしまいます。本当に細かな部品なので机の上でも見つけるのに四苦八苦です。結局、何度かトライした挙句、予備のエッチングパーツとアンテナ棒をすべて見失うという代償を払ったうえでかろうじて完成しました。×のままですが(笑)。自分の部屋の中で部品が見つからないという精神的なダメージは大変なものでしたが、次の細長い胴体部分の作業段階ではさらなる艱難辛苦に出会うことになります。

 球状の居住区と三つの噴射口を有するエンジン部分をつなぐ胴体には、底と左右に貨物(カーゴ)が27個付いています。それぞれ上下の模型パーツを接着するのですが、小さいものは、米粒ぐらいの大きさなのです。それを左右を確認して組み合わせるのですが、数があるので嫌になるのはしかたないとしても、此奴が指の間から豆鉄砲のように飛び出すのです。そしてそれを探し出すのが至難の業です。ほんと悪霊の祟りか、妖精のいたずらかと思う程飛びます。探しあぐねて、あきらめては、意外なところからひょっこり見つかります。ほとほと疲れました。まあ、最終的には全部の部品が戻ってきたのは奇跡ですねえ。まだ、神様のご加護はいただいているようです(笑)。

 しかし、試練はさらに続きます。一応組み立てが終わってみたら茫然自失となる事態です。なんと取り付けた貨物の角度が不揃いなのです。どうも凸の差し入れ口の凹が正確ではないようです。しかも、斜めの接着は難しいですよねえ。
 小さな完成模型はと見るとグレーの塗装は気に入らないものの、貨物の位置はピシッと決まっています。さすがプロの技です。・・・まあ、良いことにしましょう(笑)、次の機会があれば頑張りましょう。 

20201223_1312371  そして、最後の試練は、塗装過程で起きました。実際はグレーが正解かも知れませんが、私の映画の印象では、真っ黒な宇宙で白亜の宇宙船が静かに進んでいるというイメージが強いのです。なにしろ、当時この映画が公開されるまで、東宝特撮映画では”宇宙は青かった”のです。本当に驚きました。そのため、つや消しホワイト一色を塗装するだけのつもりだったのですが、なんということでしょう、ここで、またもやエアブラシの不調、空吹きです。塗料が出ません。しかも、この模型は中心軸に金属棒を通しており、中央部を持つと左右に小気味よく振動するのです。なだめすかしたブラシでやっとこさ塗装した模型の頭部(球状の居住区)が揺れて揺られて角に頭をぶつけます。もう限界です。これで完成にしましょう(笑)。・・・後日、エナメルのグレイで墨入れを試みて、直ぐにシンナーで取り除いたことは別の話です(笑)。

20201223_1310251 20201223_1307531  では、とりあえずの苦心の作をご覧ください。この分だと死蔵している1mサイズの模型製作に取り組むのは随分と先の話になりそうです。

2020年12月18日 (金)

ワンダーウーマン 1984

 久しぶりにハリウッド映画を劇場で見ました。とは言っても10月に「テネット」を観ているのですから、2カ月ぶりなのですが(笑)。どうも映画館にハリウッド映画がかかっていないと禁断症状が出るような気がします。一日も早いコロナ禍の解消を願いたいものです。

Img_20201218_0001 さて「ワンダーウーマン1984」のお話です。前作「ワンダーウーマン」は実に面白く女性監督ならではのセンスを感じたものですが、今回の続編はなんとも微妙です。

 恒例のようになった冒頭の少女時代は、アマゾネスの島の風景やとんでもない競技の模様がなんとも美しくも華麗で、上々の開幕です。そして、前作の第一次世界大戦時から1984年まで時代は移り変わっていますが、主人公は変わらぬ姿で人助けをしています。
 まず、ショッピングモールでの喜劇調のアクションを展開したのち、なんでも願いを一つ叶える”ドリームストーン”が発見されます。突然、お伽噺のような物語になりますが、原作がDCアメコミですし、他社の「アベンジャーズ」でも指パッチンで宇宙の人口を半減させる”石”がありますから、それ自体は良しとしましょう。

 しかも、前作で死んだ運命の恋人クリス・ペインを甦らせるのがこの石なのです。予告編で死んだはずの恋人が復活する理由が気になっていましたが、転生という方法も含めて、これで納得です。人気の某カークラッシュ・アクション映画のシリーズのように”実は死んでなかった”というだけで登場人物を何人も安易に復帰させるのは勘弁してほしいと思っていたので、安心しました。そのうえ、この石の力には有名なホラー話”猿の手”の逸話が隠されており、そのために主人公は徐々に危機的な状況に追い込まれて行きます。
 加えて、転生したクリス・ペインの現代社会への”ボケ”ぶりはなかなか見ものです。座布団一枚差し上げます。この前半までがなんとも快調でした。

 ただ、後半になると急速に失速します。せっかく恋人の助言で”空を飛べる”ようになったのに、クライマックスはなんとも締まりません。石の力の大風呂敷を世界中に広げてしまったあげく、”良心頼み”のなんとも尻すぼみな決着です。
 こうした破綻の原因の一つは、今回の悪役の弱さにあります。
 まず、敵の”チーター”となる気弱な女性が石に願って”できる美女”に華麗に変身したという設定も、衣服が変わったぐらいであんまり変わり映えがしません。この辺は女性監督の弱点でしょうか? 配役ミスのせいでしょうか? もっと男性客向けに派手にイメチェンしてほしいものです。逆に、野生の”チーター姿”になった時は、あまりのチープな特殊メイクに驚きます。いまどき、あんな着ぐるみを付けるのでしょうか?  そのせいか、演出も暗くしてあまり見えないようにしているのはご愛嬌ですが、その分アクションまでもなんとも冴えません。
 次に、世界を破滅に陥れる”ラスボス”もどうしようもなくチンケです。口先だけの詐欺師というのがその正体ですし、悪役が強くなければ”ヒーロー物語”は面白くもおかしくもありません。その鉄則が見事に証明されました。

 第一、あれほどの大惨事を引き起こして、犯罪者が改心すれば、それでハッピ-エンドなのか。その責任はどうなるのだ? あの石は何処に行ったのか?その後の世界の復興はどうなっているのか? 映画は何も答えず、何もなかったようなクリスマス風景を映しながら幕を閉じます。

 本当に、こんなラストでいいのでしょうかねえ? 現実世界と同じく犯罪を犯した者も実は断罪できないのだというような寓話なのか?あるいは”善良な者”などいないという製作者のメッセージなのかなどと、もやもやした気持ちになってしまいました。まあ、非力な女子が本能的に持つ男性の暴力への恐怖感というのはよくわかりましたが、”善良な観客”としてはせめて犯罪者にはけじめをつけてほしいのですがねえ。本当に残念で中途半端なラストでした。

2020年12月12日 (土)

メビウスの半魚人

 デフォルメ「半魚ちん」の後は、オリジナルの「大アマゾンの半魚人」の模型の話です。アメリカのトイメーカー「メビウス」からプラモデルの半魚人が販売されています。この商品は、昔懐かしい”オーロラ製”のプラモデルをコンセプトに作られたそうです。確かに、台座のシダ類はそんな感じもしますが、このキットは、昔ながらのプラスチック製で1/8サイズにもかかわらず、映画で使用されたギルマン・スーツを正確に模していると一部のモデラーの間で評判の商品なのです。評価のポイントは足の裏側のチャック状の切れ込みなどの再現だそうですが、私の好みとすれば、やはりビリケン製のキットが最高傑作と思いますが、これはまた別の話です。

 実は「メビウス」からは、ジェリー・アダムスを抱きかかえたギルマン姿のキット(映画の名場面の再現)が発売されており、これは当ブログ(2014.5.29参照)で既に紹介しているので、今回紹介するのはギルマンの単体バージョンです。当然ですが、抱えるモノが無いので腕の形が違います。
 しかも、この単体キットは随分前に組み立てて、設計書の色指定のとおりオリーブ色で塗ったら”色黒”の半魚人になってしまった(通り一遍の設計では不可なのだ!)ので、長い間放置していたものです。正直言えば、「半魚ちん」で使ったグリーンの塗料が余っていたので、その有効利用としてリペイントしようと思い立ったのです。まあ、恰好の暇つぶしにもなります。

20201212_1523151 しかし、塗装作業の目標だけは高く掲げました。半魚人はこれまで何体も塗装してきたのですが、どうも”体色”に決定打がありません。もともとモノクロ映画の半魚人の体色に異論があるように、どうもうまくいかないのです。「半魚ちん」でもイメージが異なりましたし、シルバーを下塗りにしてクリアを使ったこともありましたが、完成した色合いには不満が残ります。
 今のところのお気に入りとしては、”和製半魚人”ともいうべき「ウルトラQ」の「海底原人ラゴン」のウエーブ製キットの塗装(当ブログ2018.8.17参照)なのですが、これはたまたま偶然にうまく塗装できた、という類のものでした。下地の黒と上塗りの緑(フラットベースの量?)が絶妙に窯変してくれたのですが、それ以降再現できていません(笑)。

20201212_1130421  ということで、今回は”理想のギルマン色”(笑)を目指して、モスグリーン調のオーソドックスな色合いで挑戦です。余り塗料のグリーン色にイエローとブラックを混色したラッカー塗料を塗り、さらに、つや消しホワイトを砂吹きです。そのうえで、エナメル塗料のクリアオレンジ、スモークで墨入れしました。

 で、その結果、いつものとおりの平凡な仕上がりになりました。まあ、塗料の余りを使おうとしたこと自体で既に失敗のフラグが立っていましたか?反省しています。まあ、次に期待しましょう。

20201212_1130481

2020年12月 9日 (水)

半魚ちん

 ヤフーのオークションを閲覧していたら、「半魚ちん」というネーミングのモデルキットに出会いました。名前の由来のとおり、50年代を代表するモンスター映画の傑作「大アマゾンの半魚人」に登場する”クリーチャー”をデフォルメしたレジンキット製品でした。
20201207_1501261 ご承知のとおり、当ブログのプロフィールの写真にフィギュアを拝借するほどの半魚人ファンなのですが、この「半魚ちん」のデザインには一目惚れをしてしまいました。写真にある箱の商品写真(表紙)をご覧ください。オリジナルに敬意を表した絶妙な造形です。

 早速ゲットです。あとで気が付いたのですが、販売元は、”エース工房”というメーカーで、完璧な造形のエイリアンの製作販売で有名なところでした。迅速で丁寧な対応のおかげで数日のうちに現物を手にしたのですが、秀逸なデザインに劣らずレジンキットの造型も素晴らしいのです。昔の中古レジンキットや外国製品ばかり作っていたせいか、こんなにきれいな部品には感動しました。

 とりあえず組み立ててみると、そのまま未塗装で飾っていた方がよいのではないかとも思い、塗装作業を躊躇しておりましたが、やっぱり”下手の横好き”の血が騒いでつい塗ってしまいました(笑)。

20201209_1642121 20201209_1642001 20201209_2002411 結果、やっぱり塗らない方が良かったと反省しています。原型師の佐野様には申し訳ない気持ちでいっぱいですねえ。商品写真の”緑色”がどうしても出せません。外国製品のように色設計図が欲しいものです。いやいや本来はもっと調色作業に念を入れることが大事なのですね。反省です。

2020年12月 2日 (水)

ローマの休日

 オードリー・ヘプバーン主演の「ローマの休日」が初めてブルーレイ化されました。4Kフィルムからのリマスター版ということでしたが、画質自体は、モノクロのせいか「黄色いリボン」の海外盤(当ブログ2018.7.9参照)ほどの輝きはありませんでした。これは、多分私の期待と嬉しさが大きすぎたせいなのでしょう。

71q9cvgscnl_ac_sx342_  さて、この有名な映画は私の最もお気に入りの作品のひとつなのですが、当ブログを確認してみると、「シャレード」、「麗しのサブリナ」、「昼下がりの情事(2007.9.9参照)」を取り上げているにもかかわらず、「ローマの休日」については、”この誰でも知っている映画は別の機会に回しまして”として、その後全く言及していません。これはイケません。反省しています。とはいうものの、考えてみれば、今時の若者を除いて日本人で映画に一寸興味のある人なら誰でも一般教養として知っている筈(多分)のお伽噺なので、物語の説明は割愛しましょう。

 それにしても、やはり名作です。久しぶりに居間で観たのですが、冒頭の数分であっという間に”アン王女”の世界に引き込まれ、スカートの中の足とお付きの侍従たちの演技に笑っていました。この映画は、特典に登場した映画評論家の解説のとおり、ウィリアム・ワイラー監督の”完璧な映画”であり、グレゴリー・ペックがタイトル順位を上げるように進言した”オードリー・ヘプバーンの映画”です。

 改めて、初主演でいきなりアカデミー賞の主演女優賞を獲得したヘプバーンの魅力に圧倒されます。当時24歳の初々しさをご堪能ください。とにかく”若くて可愛い”としか言いようがない。
 余談ですが、世界中で大ヒットしたものの、アメリカ国内はさほどでもなかった(前述の特典映像の批評家の談)というのは意外でした。やっぱりマリリン・モンローのお国柄ですかねえ。”美人でもない”という意見も多いようですし、本人が一番思っていたそうです(息子談)。ちなみに、私が好きではない、代表作といわれる「ティファニーで朝食を」の主人公は、小説ではマリリン・モンローを念頭に描かれていたそうで、映画に原作者が激怒していたらしい(これも特典映像の説明)。

 そして、特筆すべき点は、完璧主義のワイラー監督の丁寧で周到な演出です。例えば、”朝起きたら違う天井だった”という常套句を、宮殿の彫刻と安アパートの配管を映し出して示した手腕に感心します。このような小膝を叩くシーンは言い出したらキリがありません。ポケットのお金を入れ替えるシーン、階段を歩くシーン、スイカや子供のカメラなどの小道具など、秘密警察まで小粋な演出が散りばめられています。とにかく俳優に何度も演技をさせる手法によってあらゆる場面に細心の演出が施されています。
 監督は「喜劇」を撮りたかったということでこの作品に名乗りを挙げたようですし、製作首脳陣の反対を押し切って、新人を登用し、そしてローマでの長期ロケを強行したようです。その裏には、当時の赤狩りのハリウッドの空気に嫌気がさしていたためだそうです。脚本も赤狩りのせいで名を隠したトランボのこともありますから、嫌にもなるわけですよねえ。この辺の事情は映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」をご覧ください。ハリウッドの黒歴史ですが、この傑作が誕生したのは、そうした裏事情があるようです(特典映像の解説から)。

 名作の名作たる所以は、何度見ても面白し、様々な気づきがあることです。1950年代のローマの風景の記録がうれしいものです。恥ずかしながら、新婚旅行ではトレビの泉も真実の口も訪問しました。当然、真実の口には手も差し入れました(笑)。懐かしいですねえ。高校生の時、この映画を最初に名画座で見た感覚まで思い出してきました。やはり、こういう映画は感性豊かな若い時に観ないとダメなのでしょうねえ。動画配信のメニューももっともっと古典を増やすべきですねえ。
 その意味ではコレクションした映画は、配信期間に拘束されず何度も観ることができるから楽しいのだ。映画関係グッズもその一環なのです。あとは「昼下がりの情事」の早急なブルーレイ化を希望します。よろしくお願いします。

2020年12月 1日 (火)

フランケンシュタインの怪物と花嫁

519hasdc6dl_sx408_bo1204203200_  ほぼ1年前ですが、月刊アーマーモデリングという戦車模型の専門雑誌の2020年1月号に、最近流行りの3Dスキャンフィギュアの特集が掲載されています。既に完売で、先日、偶然古本を入手しました。ミリタリー模型のジオラマの中での兵士達のフィギュアを一流の塗装師が塗装した作品の出来が凄まじい。基本サイズが1/35ですから、身長が5cm弱、頭部はわずか6mm弱しかありません。それをまつ毛まで描いているかのようなち密さには脱帽です。いやはや驚嘆すべき技術と水準です。一度ご覧ください。

 さて、余談はさておき、仮組み立てして以来、長年にわたり放置してきたビリケン製の「フランケンシュタインの怪物」と「花嫁」の塗装に挑戦することにしました。サイズは1/6のソフトビニール製ですし、販売されたのもかなり大昔の商品なのですが、ビリケン製だけに映画「フランケンシュタインの花嫁」に登場する実物(モンスター)に大変よく似ていますし、造形も実に上手くできています。なにしろ、余分な接着やパテ塗りもなく、パーツを組み立てるだけで見事に完成します。そのせいで、そのまま放置してきたのも事実ですから、優れものも怠け者には良かれ悪しかれですねえ。

 20201126_1719341 で、まずは、フランケンシュタインの怪物の方は、自立を継続させるために、下半身へレジン液を注入します。ソフトビニール製だけにどうしても経年変化(ヘタレ)するので、その防止のためです。塗装はサーフェイサー塗布後、ラッカー塗料のつや消しブラックとフラットベースの混色で衣服部分をエアブラシします。あとは、頭部と両手のみ塗装すればよいという実に手がかからない物だった筈ですが、ついにエアブラシが壊れたのです。ここ数年、あまり調子は良くなかったのですが、エアがほとんど出なくなるという事態に陥りました。”砂吹き”どころか、”空吹き”状態でなんとも参りました。衣服の布の色合いを出すどころではありません。エアブラシを吹くということ自体に四苦八苦でした。手持ちの新規のブラシに交換したものの、今一つ調子がでません。どうやらコンプレッサーを買い替えする時期が来たのかもしれません。予算がない・・・困りました(笑)。

20201130_0016471  20201130_1517081 こういう状態なので、とりあえず”怪物”の方は、全身(黒のみ)と頭部と両腕、”花嫁”は身体の方は素材をそのまま生かして頭部のみを塗装しました。手抜きとはいえ、なかなかのグッドアイデアです。まあ、顔の塗装はエナメル塗料で化粧して、いつものとおりのパッとしない出来上がりです。ブランクによる影響だと信じたいものです。まつ毛、虹彩の塗装?なんのこと(笑)。なにしろ、こちらは老眼で細かいところが見えないのだ。1/35モデルの塗装など信じられない世界です。
20201201_1113191 20201201_1118251  以上で完成です。こんなものです。写真は、陰影のある方がいい(笑)。20201201_1122121

最後の写真は、劇中での可哀想な”怪物”の願いを叶えた姿です。  

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