無料ブログはココログ

« テネット | トップページ | 鉄人28号 »

2020年10月13日 (火)

金田一耕助語辞典

 久々に、横溝正史の探偵小説を読みたくなりました。というのも最近発売された「金田一耕助語辞典」を見たからです。
 コロナ禍の中、珍しく書店で立ち読みして衝動的に購入してしまいました。(下記の表紙の本です。)

Photo_20201013082901  内容は、タイトルどおり、横溝正史の生み出した金田一耕助に関する様々なキーワードを五十音順に解説したものです。原作に登場する言葉はもちろん、作家の状況、映画の俳優やセリフなど、まあ、あきれるほどに多く、しかも”小膝をたたくような”ネタを選別、網羅しています。とにかく文章が軽妙ですし、イラストも楽しいのです。なんとも著者の金田一耕助愛が満ち溢れており、読む方も心が弾みます。

 私が横溝正史にハマったのはもう随分前のことで、市川崑の角川映画以前、角川文庫の表紙もまだ素朴な絵柄だった頃です。友人宅に遊びに行った折、何故か置いてあった「悪魔が来りて笛を吹く」を読んで、そのラストの犯人をあてるトリックに驚愕したのが始まりでした。以来、探偵小説に入れ込み、海外の小説まで手を出し、アガサ・クリスティまでたどり着くのですが、”それはまた別の話”です。

 それにしても、横溝正史という作家の価値が世間で随分認められた時代になってうれしい限りです。私がハマった時代では、松本清張の”社会派”が第一等で、横溝作品は一段低く見られていたような気がします。我が国ならではのトリックを生み出しているのにと結構悔しく思っていましたなあ。
 いまや漫画やアニメの「金田一少年の事件簿」で世界にその名が知られているという解説には正直驚きました。ゴジラと同じか、とも思いますが、やはりオールド・ファンとしてはうれしい限りです。
 確か、当時買い集めた横溝作品(文庫)や横溝正史研究・解説書も書棚の奥にしまっているはずなので、秋の夜長に再度読み直しましょう。
 未見の方は、是非、”おどろおどろしく”楽しい横溝正史ワールドをご堪能ください。(最近、記事が長いというご指摘もふまえ、このへんで)

« テネット | トップページ | 鉄人28号 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« テネット | トップページ | 鉄人28号 »

2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31