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2019年8月28日 (水)

とんでもない甲虫

 実は昆虫は私の興味の対象ではないのですが、ふと立ち寄った本屋の棚で「とんでもない甲虫」という”小図鑑”を見付けてしまいました。以前に、あまりに奇天烈な姿に感動して購入した「ツノゼミ」の兄弟本でした。この本のことは、以前拙ブログ(2014.3.4)で取り上げていましたので、詳しくはお話しませんが、とにかく、ツノゼミの多様な姿はもちろん、白い背景に小さな昆虫のコンピュータ加工した精密なツノゼミの写真がデザインよく並べられており、私の図鑑心を一発で射抜いたものです。

81mdgc8knml_ac_ul320_   今回の本も、タイトルが示すとおり、昆虫のなかでもとびぬけて姿形が異形の者を集めています。もうそれは、表紙を一瞥しただけで感動します。なんだ、あの襟巻をしたコガネムシは?あのろくろ首のような奴は何?ダンゴムシでもないのに丸くなっている虫は?と、年々薄れていくような気がする知識欲を猛烈に掻き立てます。もう衝動買いです。サイズも小さくソフトカバーの”小図鑑”だけにお値段も手ごろだったのが幸いでした。

 さて、中身をみても、なかなか興味が尽きません。種類ごとに、奇々怪々な昆虫たちの精緻を極めた写真が並んでいます。
 私の(興味の)専門外とはいえ、昆虫類は金属製の機械仕掛けのような気がします。特に背中の固い”前翅”が特徴の甲虫類はそう思えます。普通のカブトムシを見ても、あの背中の甲羅(=前翅)がパカッと割れて、中から折りたたんだ羽が広がって空を飛ぶなんてことは、よく考えるとやっぱり機械製のような気がします。神様が創造したロボットなのだ(笑)。子供たちが好きなはずですネ。

 この甲虫類は種類が多いそうで、昆虫100万種のうち約40%を占めているらしい。しかも全生物の約25%に当たるといいます。まさしく地球は昆虫の惑星なのです。そういえば、先日、NHKで食物連鎖の基礎になっている昆虫が絶滅すれば世界が滅ぶようなお話をしていましたが、それも納得です。でも、身近な血を吸う蚊は断固駆除します(笑)。

 お話が少しずれましたが、この自然の多様性を体現した甲虫には、ほんとうにとんでもなく驚くような姿をした者たちがおります。お馴染みの角をはじめ、装飾すぎる触覚、意味不明な棘など興味は尽きません。宝石のような色合いの甲虫は、別に「きらめく甲虫」という姉妹書があるそうですので、機会を見て買ってみましょう。
 この本に掲載されている279種のうちで、私の一番のおすすめが、マンマルコガネです。丸くなるタイプとそうでないタイプがありますが、なんとも体の丸みと色合いが艶やかで虫のくせに美味しそうなのです(笑)。
 それにオウサマミズスマシです。手足を腹部の溝にぴったりと収めて死んだふりをするそうですが、どうみても人工的な細工にしか見えません。そういえば、映画「ハムナプトラ」のピラミッドに棲む人食い黄金虫がそんな感じでした。でも、あれはフンコロガシの仲間だそうです(笑)。次いでにいえば、映画「インディ・ジョーンズ/魔球の伝説」に出て来る、洞窟でヒロインの手に乗った虫の名前は何なのでしょう。ネットを見ても”虫”としか紹介されていません。故牧野富太郎博士ではないですが、「名もない虫(雑草)」はありません。誰か詳しい方是非教えてください。

 それにしても、昆虫の名前(和名)は面白い。トゲアリトゲナシトゲトゲなんぞは冗談としか思えません。実は、トゲトゲの仲間で、トゲが一度退化したあと、再びトゲが進化した種類だそうです。由来を聞けば納得です。また、メクラチビゴミムシなどとPTA的禁止用語が並んだ和名ですが、心配したとおり見直しの動きも一部にあるようです。しかし、この本の著者も書いていますが、名前というのは先人の学者たちの苦慮の賜物なのです。言葉は時代によって変わるものです。一時代の差別意識の云々で勝手に変更してよいものではないでしょう。メナシのほうが余計酷い気もしますゾ。せめて歴史的な意味のある言葉についてはどうか、そっとしてやってほしいものです。映画「座頭市」のセリフもそうでしたが、タイトルのせいでDVDなどが発売されないような気がする「めくらのお市」シリーズも是非英断をお願いします。ボンカレーのお姉さんの殺陣は上手いのです(笑)。映画史の歴史的価値があるのです。  

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