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2019年4月27日 (土)

Yonda?トートバッグ

 新潮文庫の売り上げ増進キャンペーン「Yonda?」を覚えていますか?新潮文庫に付いていたマークを集めて応募すると、キャラクターのパンダの縫ぐるみやピンバッジなどの景品がもれなくプレゼントされるもので、1998年から2014年まで続いていたようです。

20190421_102320  10年ほど前、職場の先輩から、この景品のトートバックをいただいたのですが、女房がいたくお気に召して、以来、スーパーなどの日常的な買い物には、必ずそのバック持参でした。さすがに10年毎日使っていると、バッグの縁が傷んだようで、少し前から買い替えも考えているようでしたが、女房に言わすと、そのサイズが絶妙に使いやすく、なかなか代替品が見つからないというのです。

 ここで、今はやりのメルカリを覗いてみますと、新潮文庫キャンペーンの景品の出点はかなりの数あります。お目当てのバッグもありました。驚いたことにビニール袋に入ったままの未開封の新品まであります。しかも1000円前後のお手頃な値段です。すわ、購入と思ったものの、残念ながらすべて売却済みでした。遅かりし何とかですが、こういった流通に乗らないものまでネットで手軽に購入できることには感心します。一方で、このように素人が気軽に販売できるメルカリの普及のおかげで、街の古物店に品物が出回らなくなって困っているというニュースも聞きました。

 しかたがないので、ネットオークションを探すと、なんという幸運でしょう、丁度、新品未開封のトートバッグが800円で出品されています。早速入札したのですが、これがイケません。競争相手が出現してどんどん値段が吊り上がります。この辺が、即売価格のメルカリとの違い、人気の差が出たのでしょう。送料込みも手間が省けてうれしいものです。とはいっても、私が注目するジャンルのメルカリ商品は、総じて値段設定が高すぎますゾ。

 少しお話が脱線しましたが、お目当てのトートバッグはなんとかゲットして女房にプレゼントしたのですが、女房はいまだに前のバッグを手に下げています。どうやら、次のストックができたせいか、あるいは単にもったいないのか、まずは現バッグを使えるだけ使おうという気らしい。まあ、いいけど。

 それにしても、人はそれぞれ思いもつかぬものを大事に保管するものだし、そして、昔なら出回らないものが簡単に手に入る便利な世の中になったものだとつくづく思いました。これが、日本人が世界に誇る”もったいない”精神なのでしょうかねえ。

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