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2019年2月23日 (土)

アリータ/バトル・エンジェル

  「アリータ/バトル・エンジェル」は、予告編通りの予定調和したようなSFアクション映画でした。面白くないことはないのですが、あのジェームズ・キャメロン監督が日本の漫画原作に惚れ込み、製作した作品とはどうしても思えませんでした。CGには膨大なお金が投じられていることはわかりますし、凄く凝った映像もありますが、一言で言えば、キャメロン監督作品には常にあった予想を超える”驚き”が少しも感じられないのです。

_new  ストーリーも、世界を滅ぼした大戦以前にあった究極のサイボーグ兵器がヒロインで、天空にある上流世界が支配する貧困と暴力に満ちた地上世界で、襲い掛かる機械化した殺し屋との闘いを描いたものですが、原作を知らないせいかもしれませんが、どうにも、ありきたりの物語のような気がします。映画を観る限り、キャメロン監督やデル・トロ(原作漫画の紹介者)が惚れ込んだアイディやコンセプトが理解できません。
 
 とにかくカタルシスが全くありませんし、恋人があんな結果になったら、ヒロインが天界に殴り込まなくては女が廃ります。あれで続編に期待せよ!では尻切れトンボすぎますし、第一、続編の可能性は無くなったのではないのですかねえ。勝負の世界では次はないのですよ(笑)
 それに、やっぱり実写であのヒロインの”少女漫画目”は似合いません。確かにしばらく見ていますと、途中で慣れますが、今度は逆に周囲が3Dのアニメに見えるという状況です。
 加えて、殺し屋たちのサーボーグぶりがガラクタすぎて噴飯物です。なんかに似ていると思ったら、邦画の「妖怪大戦争」のぎごちない動きの付喪神たちでした。デザインがなんとも悪すぎます。
 ということで、キャメロン映画として期待が大きすぎたせいかもしれませんが、ほんとうに血もわかず、肉も踊りませんでした。なんか普通の平凡なSF作品でした。
 それにしても、この映画のユーザーの評価の高すぎるのもよくわかりません。いや、本当に不思議です。原作がよいのかなあ。
 でも、やっぱり、映画は出会いで、一目ぼれでナンボです・・よねえ。薀蓄は不要です。

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