Fire TV Stick
この年末年始は、自室のテレビで、予告編トレーラーを含む映画三昧です。
振り返れば、映像メディアの技術は、知らぬ間に、しかし着実に進歩しています。映画と言えば、昔は劇場でしか見ることができず、テレビでの放映を心待ちにしていました。しかし、それらの作品は吹き替えのうえ、コマーシャルを入れるためにほとんどが短縮されていました。
ところが、ビデオが登場し、レンタルビデオが普及してからは、家庭で映画が気軽に楽しめるようになりました。そして、ビデオがDVDに取って代わられ、ブルーレイの登場で画質や音質はますます向上してます。これからは4Kとなるそうですが、テレビ自体もブラウン管が液晶に変わって、サイズも平面は大きく、幅はスリム化の一途をたどっています。
そして、いまや、ビデオディスク(盤)の入手や出し入れなどの面倒な手間が一切不要な動画配信サービスに移り変わろうとしています。もちろん、ネットを使ってパソコンやタブレットで映画をそのまま見ることは承知していますが、あんな小さな画面で映画を鑑賞することはどうしても理解できません。ゲームならわかりますが、映画の命ともいえる映像の魅力を、本来なら大きなスクリーンで見るべきものを、パソコンやスマホの小さな画面で見て何が面白いのか、大げさに言えば、これは映画の作り手に対する冒とくではないか(笑)、とまで思っていました。
しかし、世の中のこうした流れは変わりそうもありません。思えば、毎月購入している角川書店発売のビデオ情報雑誌のタイトルが見事にそれを証明しています。調べてみると、1987年に創刊した「ビデオでーた」は、「DVD&ビデオでーた」、「DVDでーた」、「DVD&ブルーレイでーた」と誌名が変更され、ついに2018年4月からは、「DVD&動画配信でーた」となっています。
このままでは、実際にディスクを収集・保存するコレクター向けの販売はともかく、手間のかかるレンタルDVDなどは消えてなくなるような気もします。大手のTSUTAYAさんも最近の店構えなどをみると雑貨店にシフトする経営戦略なのか、とも思えるほどです。
また、私のように”画面が小さすぎて見えない”などとどこかのCMのようなセリフを言う人向けなのでしょうか、やっぱりアマゾンは商売上手です。
テレビにネット配信をつなぐ”Fire TV Stick”という商品が発売されています。知人に言われて買って見たのですが、安いし、これがなかなかの優れものです。お金をもらっての宣伝ではありませんゾ、あくまで個人の感想です(笑)。
アマゾンのプライム会員となって月額400円(送料も無料)を払えば、けっこうな数の映画を無料で楽しめるのです。しかも、「YOU TUBE」などもテレビの大画面(パソコンやスマホと比較してのお話で、自室のテレビはそこそこの大きさ(笑)です)で視聴できます。
おかげで、お金を出してまでは見なかった映画や過去のテレビ映画、さらにはこれからのハリウッド映画の特別映像などがそこそこのサイズの画面で楽しめます。
惜しむらくは、会員用の無料の作品がもう少し増えてほしいものです。現時点ではどうもすこし偏りがあるような・・・、まあ、別途レンタル料を払えば、もっと多くの映画が見えるようですので、それはまたこれからのお楽しみです(笑)。
正月に見た中では、エヴァンゲリオン劇場版の第1作(序)と第2作(破)がやっぱり面白かった。一方、ハリウッド版ゴジラの第2弾の予告映像(トレーラー)は、キングギドラとモスラの影を見て、そのデザインの行く末を心配しています、・・・・大丈夫か?(笑)。
まあ、こうした映像技術の進歩による視聴スタイルの変化などのおかげで、自宅でゆっくりとテレビ(年末年始恒例の特番放送はほぼ見ていません。)を見ながら過ごすことができました。では、最後に、今年も穏やかな年でありますことをご祈念申し上げます。今年もよろしくお願します。
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