スカイスクレイパー
映画「スカイスクレイパー」の最終日の最終回(一日1回)に劇場へ滑り込みました。
今年主演映画の何本目になるのか、稼ぎまくっているロック様ことドウェイン・ジョンソンのアクション・ムービーです。あのゴツイ体格に物を言わせる荒唐無稽の荒業が持ち味です。今回は、怪獣は登場しませんが、タイトル通りの高さ1000mのモンスター級の摩天楼が舞台です。 言うまでもなく、「タワーリング・インフェルノ」と「ダイ・ハード」を掛け合わせたストーリーで、ドウェイン・ジョンソン(ジョン・ウェインの逆さまと覚えます!)が煙突状に燃え上がる超高層ビルの中で家族を守って犯罪テロリストと戦う姿が観る前から想像できます。
しかも、あの予告編の「パパ、飛びまぁぁぁぁす!」というコント55号(古い)の様な宣伝文句は、ハチャメチャコメディを連想させて観劇意欲を減退させる殺し文句でした。おかげで、すっかり劇場に足を運ぶ気を失っていました。
それが、今回劇場に行ったのは、あらゆるジャンルの映画をこよなく愛する私の友人の「結構、面白かった」という一言でした。彼が言うなら、行って見ようかな。
結果、内容はほぼ予想したとおりの展開の定番アクションでしたが、驚いたのは高所の恐怖を意外にうまく描いていることでした。あんな板を渡るなよ・・・自分の年齢のせいか高所恐怖症が発症したような気もしますが、わかっていても膝がすくみ、体が椅子の上で硬直してしまい、おかげで余分なことは考えず楽しめました。
まあ、再起動ですべて解決というのは少し首をかしげますが、巨大スクリーンで主人公の活躍を中継するというのは今時らしい表現で、結構面白く最後まで見終えました。
それにしても、「燃えよドラゴン」をはじめ「ジョン・ウィック2」もそうですが、ハリウッドは鏡のトリックが好きですねえ。元ネタは何だったかねえ、・・・年のせいですかねえ、どうしても思い出せません。まあ、2時間(これぐらいが丁度)楽しければ良いのだ(笑)。
余談ですが、私の地域では信じられないことに「イコライザー2」が上映されません。劇場の係員に聞くと、「よく問い合わせがあります」とのことで、上映しない理由は「上が決めているものですから」とのことで、係員自身は上映してほしい印象でした。本当にセンスのない馬鹿な上がいると困るのはどの会社でも同じですか(笑)。
それにしても、この映画、他の地域でも上映が少ないのは、それなりの理由があるのかなあ、知りたいものです。
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たかとんびさん、こんにちは。
報告とお礼が遅くなりましたが、先の拙サイトの更新で、こちらの頁をいつもの直リンクに拝借しております。
あまり話題にならなかったようですが、『スピード』でのデニス・ホッパーをも思わせるような本作の悪役キャラといい、拙日誌に記したローテク礼賛といい、年配者には嬉しい懐かしの風味が気に入りました。鏡のトリックへの言及、さすがでですね。こういう正統派感、いいじゃないですか!(笑)
どうもありがとうございました。
投稿: ヤマ | 2019年1月15日 (火) 00時04分