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2018年10月28日 (日)

バンパイアの惑星

 イタリア・ホラー映画界の第一者マリオ・バーヴァ監督のめずらしいSF「バンパイアの惑星」は、「エイリアン」の元ネタと噂される伝説のカルト映画です。これまでVHSは発売されていたものの、今回、やっと”傑作SF映画選”シリーズでDVD化が実現しました。
71z6aq9se8l_sy445_  内容は、宇宙船で航行中に謎の電波をキャッチし、確認のため降り立った惑星で、次々と隊員が犠牲となっていくという筋書きです。
 
 この作品は、一部のファンの間で大傑作SFと絶賛されているのですが、チープなセットや衣装、レトロすぎる宇宙船や宇宙服のデザイン、青と赤の照明の陳腐さ、死んだはずの人間が甦る演出の単調さなど、DVDで観てもどうも感心しません。映像はやっぱり暗く観難くて眠くなります。正直、退屈なのです。
 それから言うと、製作の時代が違うとはいえ、リドリー・スコット監督の天才ぶりを改めて思います。余談ですが、押井守監督は自らの著書でスコット監督のことを”サー”と呼んでいます。「エイリアン」、「ブレードランナー」、「グラディエーター」など細部にわたる革新的な美術センスが様々なジャンルで名作を生み出しているのですから、尊称も当然です。
 
 ということで、この映画の見所にお話を戻すと(笑)、ラストのオチが、なんといっても実に素晴らしいアイディですし、あの驚嘆のラストゆえに伝説の映画になったのだと思います。
 加えてレンタル用のVHSはあったものの廉価版はなく、長い間DVDにもならなかったのでさらに伝説が独り歩きしたような気もします。
 
 まあ、今回初DVD化で簡単に観ることができるようになったことを素直に喜びましょう。もっとも、私としては以前に苦労して手に入れた絶版VHSの価値が一段と下がってしまったがつらいなあ。これは悲しい(笑)。
 

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