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2018年9月15日 (土)

メグ/ザ・モンスター

 「メグ/ザ・モンスター」というタイトルは、なんとかならなかったのでしょうか。原題は、「THE MEG」で、200万年前に絶滅した巨大な古代鮫のメガロドンの略称なのですが、メグと聞けば、思わずライアンと言ってしまいそうで、なんともモンスター映画には似つかわしくありません。まあ、そのせいで、和名では、副題でザ・モンスターと注釈しているのでしょうが、なんとも冴えません。
_new  それにしても、中国資本で製作されているこの映画は、冒頭から、出演者の顔ぶりをはじめ、中国の国威発揚のシーンが盛りだくさんであり、どうも居心地がよくありません。
 唯一の救いは、主演のジェイソン・ステイサムが、元飛び込み競技の世界第2位だったというキャリアを生かした、まさしく”水を得た魚”の様な姿でしょう。上半身裸で鍛え抜かれた腹筋を見せて、中国人のヒロインを悩殺するシーンなどは、「キャプテン・アメリカ」でもありましたが、いまやハリウッド映画では男女逆転の定番の見せ場(笑)になっています。
 さて、肝心の体長23mはあろうかという巨大ザメはもちろんCG製ですので、俊敏で獰猛な動きなどはスムーズですが、なんとも軽い感じがします。しかも、人間を食うには大きすぎます。サイズ的に一飲みなのですから、なんとも残酷味が薄れてしまいます。
 中国の海水浴場の5000人で混浴状態の人間達(何故かみんな浮袋を使用している)を襲っても、”白魚の踊り食い”のような丸飲みではあまり盛り上がりません。
 もっとも、このサイズの巨大サメに、通常のシャーク用の檻に入って銛で刺そうなんて考える登場人物(みんな科学者?)はやっぱりおかしい。あの「ジョーズ」のブルースでさえ、たった8mのホオジロザメでしたゾ。
 そして、子持ちの美人ヒロインの考えなしの猪突猛進の行動もいささかやり過ぎです。いくら危機を招くための仕掛けにしてもミスリードです。併せて、天使役の可愛い8歳の子役にしても、脚本にやや無理がありますねえ。なんともイケイケどんどんの国向けかなあ?
 ともかく、ラストはステイサムの信じられないような超人的方法でメグを退治するのですが、あの名作「ジョーズ」の凄味はまったくありません。もっとも退屈はしませんでしたので、気軽に楽しんで観ることをお薦めします。 

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