無料ブログはココログ

« 荒野の決闘(ブルーレイ版) | トップページ | 2001年宇宙の旅(ブルーレイ版) »

2018年6月24日 (日)

ベン・ハー(ブルーレイ版)

 ブルーレイ・ディスクは、なにより細部まで細かく映し出される解像度が魅力です。そのため、フィルム原版の修復度合に影響されるモノクロの古典作品よりも、凝りに凝ったセットや美術が魅力となるSF映画や史劇などのスペクタクル大作に向いています。
 そこで、ハリウッド史劇の名作「ベン・ハー」のブルーレイ版を観てみました。しかも、格安の国内盤(国内で日本語の音声や字幕を付けて製作・販売される盤)ではなく、輸入(Impot)盤のスチールブック版を選びました。輸入盤とは、アメリカなどで販売されているものを輸入したものですが、北米と日本では、規格(リージョン)が同じなので、視聴ができるのです。かなり、リーズナブルな上に、日本語の音声や字幕も付いている商品もあります。
_new  左の写真が輸入盤「ベン・ハー」です。ご覧のように、スチールブックのデザインが秀逸な上、国内盤より、映像の色や明暗(コントラスト)にメリハリがあって、より精緻で深みのあるように見えます。・・・私の錯覚かもしれませんが(笑)。
 再見すると、何度も観ているはずなのに、冒頭のローマ軍の行進シーンで、兵隊の数に凄さに感嘆しました。最近のCG製の映像とは、まるで重みが違います。平坦な野山に鎧を身に付けたローマ兵たちの行列が連なっているだけですが、そのエキストラの人数の迫力と手の込んだ衣装の色彩に魅せられました。嗚呼、これが本物を映した映像の力なのでしょう。いまさらながらに黄金時代のハリウッドの隆盛を思い知らされました。
 もっとも、監督がウィリアム・ワイラーであることも大きいと思います。最近では、当時と比較して作家としての評価が下がっているようにも感じますが、私にとっては、「ローマの休日」や「コレクター」を撮ったプロフェッショナルな映画監督であり、その正攻法の堂々たる演出は映画のお手本と思います。
 とはいえ、海戦のシーンでは、ブルーレイの解像度がよすぎるせいか、プールにガレー船の模型を浮かべた特殊撮影の粗が際立ちます。CGのない当時の技術としては、最高峰のレベルですが、これはやむ得ないことでしょうねえ。両刃の剣ですねえ。もちろん、船底での奴隷たちがオールを漕ぐシーンの異様な迫力はいささかも変わりはありません。セットもリアルですし、チャールトン・ヘストンが適役です。
 そして、やはり、最大の見せ場は、馬4頭立ての戦車競走です。これは何度見ても凄いとしか言いようがありません。疾走する戦車同士の競り合いや転倒、とりわけ落馬し、戦車に轢かれるシーンは、スタントマンの技が光ります。
 この15分間のシーンのフィルムが某美術館に永久保存されているという話は素直に頷けます。
 それにしても、過去に何度も観た作品であり、VHS、LD、そしてDVDを2種類、コレクションしていますが、今回も初めての封切映画のように一気に観てしまいました。
 やっぱり、ブルーレイは、スペクタクル作品、特に超大作映画に向いているような気がします。
 ということで、今夜はどの作品を観ようかな?アクション物か、SF・ファンタジーか、あるいは・・・。実は、アマゾンを通じて、字幕版の輸入盤もふくめ、いくつか購入したのです。いやはや、「お楽しみはこれから」です(笑)。
 

« 荒野の決闘(ブルーレイ版) | トップページ | 2001年宇宙の旅(ブルーレイ版) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/6559/73741848

この記事へのトラックバック一覧です: ベン・ハー(ブルーレイ版):

« 荒野の決闘(ブルーレイ版) | トップページ | 2001年宇宙の旅(ブルーレイ版) »

2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30