レディー・プレイヤー1
スティーブン・スピルバーグ監督は凄い!と改めて思います。映画「レディー・プレイヤー1」はともかく驚愕でした。
今や、こうした類のお話は、アニメなどで新鮮味はないように思えますが、さすがスピルバーグ印は、一味も二味も違います。やっぱり驚かされました。
なにしろ、「オアシス」に登場するアバターやマシンなどがとんでもありません。ビジネスの世界を知っているなら、版権問題で普通なら考えられないアイコンが無数に、贅沢に、無尽蔵に、あきれるほど登場するのです。
有名どころは、主人公の乗る車が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン、ヒロインが「AKIRA」の金田バイク、旧「バットマン」の車も登場します。其のレースの邪魔をするのが、「キング・コング」のキングコングです。最近作のコングより、ずっと動きも良くて魅力があります。当然、「ジュラシック・パーク」のティラノサウルスも出ます。
このへんは、まだ理解の範疇ですが、日本人のアバターは、鎧武者です。しかも、その顔は、「七人の侍」の三船敏郎です。パンフレットによるとスピルバーグ監督と仲が良くて、ご家族の了解を得たそうです。
まず、ジャパン関係が続々と登場します。キティちゃんをはじめ、私の知らないアニメキャラクターが相当出ているようですが、びっくりしたのが、ラストに「機動戦士ガンダム」が実写版で登場しますし、なんとラスボスが「メカゴジラ」なのです。しかも、ゴジラの音楽が流れます。
そのほか、気が付いたもので、「ロゴコップ」、レイ・ハリーハウゼンの「シンドバット7回目の航海」のサイクロップス、・・言い尽くせません。あっと、旧「宇宙戦争」の円盤が墜落しているのもうれしいなあ。
また、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」の世界にもびっくりです。原作者と関係も大きな仕掛けになっています。
いやはや、凄いとしか言いようがりません。多分、こうしたことは、スピルバーグ監督だからこそ、可能になったものなのでしょう。・・・・やっぱり、凄い。本当にこの言葉しか思いつきません(笑)。
もちろん、こうしたキャラクターの権利関係だけでなく、映像や音楽、演出のテンポ、アクションと笑い、やっぱり、スピルバーグ監督は素晴らしい。
観る者が魂を銀幕に吸い込まれ、手に汗を握り、足を踏みしめます。これが映画です。これが娯楽です。久しぶりに、センス・オブ・ワンダーを堪能しました。ありがとうございます。
ただ、残念なのは、1回見ただけでは登場キャラクターが多すぎて、よくわかりません。一晩経て既に記憶にないのもあります(笑)。じっくり確認したいなあ。早くブルーレイを発売してほしいものです。あんまり遅いと、上映後素早く販売される米版(日本語字幕付き)を買っちゃうぞ(笑)。
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