飛びラドン
この年末年始の6日間のお休みは、例年以上に穏やかな日々でした。昨年春から勤め始めた慣れない職場から解放され、女房殿の正月に向けた買い出しツアーの運転手を務めるぐらいの役目しかないのですから、もう暇に任せて、我がDVDコレクションの中から肩が凝らない、ハッピーエンドのハリウッド式ラブコメものを片っ端から観ました。コレクションの棚の並び順で・・(笑)。
まずは「ドノバン珊瑚礁」、「アメリカン・プレジデント」、「デンジャラス・ビューティー」、「めぐり逢えたら」、当然「めぐり逢い」に移り、「特攻大作戦」は見ずに、「トゥー・ウィークス・トゥデイズ」、「雲の中で散歩」、「静かなる男」、「潮風のいたずら」、「サウンド・オブ・ミュージック」、「プリティー・ウーマン」と、荒唐無稽な恋愛喜劇ばかりです。もう我ながら見事な現実逃避症候群ですねえ(笑)。
また、一方で疲れた目を休めるために、久しぶりに本格的な模型づくりに挑戦しました。
これも懐かしい東宝映画の怪獣黄金時代の「三大怪獣 地球最大の決戦」から、2代目ラドンです。
この空を飛ぶ怪獣については、昔、中学校からの友人がこの怪獣を主役にした8mm映画を作ったのをスタッフとして手伝ったこともあり、思い入れがあります。余談ですが、そのアマチュア作品に東宝からクレームがあったそうです。いや、この話は「続・海底軍艦」のほうかな?・・・大昔のことなので忘れました。
さて、今回製作した模型は、知る人ぞ知る「レジンシェフとうけけ団」という小さな個人メーカーが販売している30cmのレジン製のモデルなのですが、頭部2種、足部3種、胴体・両翼という7つの部品にわかれ、好みによって、立ち姿、飛び姿、鷲づかみ姿の3タイプが選べるコンパチ型なのです。
結局、あまり他では見かけない「飛び姿」を作ることにしました。「飛ぶ者は飛ぶ姿が一番美しい」・・・誰の言葉だったかな?(嘘)。まあ、写真のように地面に立っている姿は短足で見苦しいので・・。
ところで、レジン製のモデルは、接着が難しいのです。真鍮棒でも軸にしなければ、瞬間接着剤だけではしっかりくっつきません。このため、今回は、接着剤ではなく胴体と翼をエポキシ造形パテで付けました。接着面を水平にして一晩かけて固めます。その方法が写真のようにチリ箱を使っての苦肉の策です。・・予想以上にうまく成功しました。頭はぼける前に使うべきですなあ(笑)。
そして、飛び姿の最大の問題は自立しない(足が爪先立っているので・・)ことです。このため、製作中の台座と完成品を飾る台をどうするのか、これには頭を使いました。
こんな時に重宝するのが、百円ショップです。様々な小物がお安く揃っている、模型づくりには誠にありがたいお宝ショップです。
今回は、写真のような園芸用の針金の篭と台所用品のバナナ吊り台を購入しました。園芸用品の網かごは、模型の自立を支え、また横向きに置くにも対応できました。(なにしろ腹の棘は折れやすくそのまま下に置けません。)バナナ吊り台は、まるで誂えたかのように完成品を吊り下げることができました。
いやあ、この商品を探し出した自分の目とアイディアを褒めてやりたいし、百円ショップの品数の多さに感謝します。
実は、今回は、この百円ショップの有難さをPRしたかったようなものです(笑)。
百円ショップ様、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
以上です。
最後の最後に、実は、本当は、模型は別のものを作る予定でした。
しかし、箱を開封したとたん断念です。その部品数の多さと組み立て手順の複雑さです。
また、機会を見て、ゆっくりと・・。引退後の楽しみに取っておきましょう。
« オリエント急行殺人事件 | トップページ | キングスマン ゴールデン・サークル »
コメント