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2017年7月 9日 (日)

忍びの国

 嵐のメンバー大野智が主演の時代劇「忍びの国」は、意外に拾い物でした。いや、予想以上に面白かったと素直に評価したいと思います。いやいやホントに、最近の時代劇の中では、まことにまっとうな出来です。
_0001_new   幕開けに描かれる伊賀忍者同士の戦いは、安直な盛り土むき出しの砦セットで、白昼、真っ黒い忍び装束の忍者たちが、消防隊訓練の様なロープを使った綱渡りや竹筒を口に咥えた土とんの術など、これは酷い、と天を仰ぎましたが、まあ、この場面だけは見なかったとにすれば、全体的には、殺陣もよくガンバっています。
 まず、特筆すべきは、主人公の伊賀一の腕を持つ忍者という無門を、その奇想天外な跳躍力を含め、素早い体術など、大野智が実にうまく演じていました。余裕をもって敵をあしらう彼の殺陣の動きは、素直に褒めたい。運動神経は意外と良いようですな(失礼)。
 また、彼の生来の不愛想な表情も、この無門という忍者像にマッチしています。適役でしょう。これはキャスティングを褒めるべきでしょうか(笑)。
 そして、無門のライバルともいうべき忍者下山平兵衛を鈴木亮平が見事に演じます。もともとこの俳優さん、アクションや役作りには定評がありますが、無門との最後の二人の対決はなかなか見ごたえがあります。よほど練習したのでしょう、今の若手では実に感心します。
 
 加えて、伊勢谷友介の戦国武者の迫力は凄いですねえ。大弓の破壊力は絵空事にしても素晴らしい。三船敏郎亡き後、あれほど兜映えのする役者もそう居ないのではないでしょうか。 
 最後に、「人でなく虎狼の族(やから)」といわれた伊賀の忍者の面々が、現代の若者の姿にオーバーラップする様は、中村義洋監督の真骨頂かもしれません。鑑賞後の印象が良いのも「殿、利息でござる!」などの手寧な映画づくりが好ましい監督のおかげかもしれません。 
 ああ、忘れていましたが、「人でない」伊賀の上忍の術策をうまく料理した和田竜の脚本と原作にも感心しました。「のぼうの城」に続き順調に映画化されていますので、次は、「村上海賊の娘」の番ですねえ。期待しています。 

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コメント

伊勢谷友介最高でした!!大野君も原作通りで悪くない、ただし、織田信長がカット、つまり最愛の奥方を殺された無門が伊賀一国を復習のために滅ぼす一大忍術が丸々カットされている!!のぼうの城の湖での田楽踊りがカットされているようなモンで愕然としてしまいました。。。。。

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