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2017年6月 4日 (日)

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

  以前から見たかった映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」をレンタルで視聴しました。いやあ、私の予想通り、見事な作品でした。
 もともと、先般公開の「ヒッチコック」のようなハリウッド映画界の裏話には目の無い方ですが、この作品には、当時の赤狩りの実態を描くととも、今の世情に警告を発している確かな作り手のメッセージがあります。
 共産党を敵視した当時のアメリカの政治情勢、映画界の狂乱ぶりを赤裸々に描きます。映画会社のトップ、映画監督、そして大物俳優たちが次々と流れに飲み込まれていきます。恐ろしいことです。昔の事だと笑えません。こわいなあ。人はあれだけ無慈悲になれるのか、他人事ではありません。
 しかも、偽名で2回もアカデミー賞を獲ったことも凄いですがこの天才を追放した間、どれだけの映画界の損失だったか、本当に残念ですよねえ。
 もちろん、堅苦しい演出ではなく、トランボという稀代の脚本家の天才ならではの行動、奇行を笑いも皮肉も硬軟自在に描きます。
 
 出演した俳優たちの熱演も光ります。主演俳優はまことに上手いのですが、それ以上に、実在の俳優たちに扮した若き役者たちの巧者ぶりが楽しめます。
 一番の儲け役が、若きカーク・ダグラス役ですねえ。カッコー良いねえ。哀れを催すのが、名優エドワード・G・ロビンソンです。また、ジョン・ウェインも男を下げますねえ。
 それにしても、憎たらしいほど上手いのが、やっぱりヘレン・ミレン扮する元女優の業界ジャーナリストです。こわい、こわい。
 一方、笑わせてくれるのが、お馴染み、ジョン・グッドマンです。三流映画製作者のオーナーとして、相変わらずおいしいところを一人で攫って行きます。
 そのほか、エトセトラ。よくぞ、こんなハリウッドの汚点というべき物語をハリウッドが実名で映画化したものです。ここがハリウッドの底力からかもしれません。日本では無理でしょうねえ。
 
 しかし、こうしたまともな映画を家庭でゆっくり自由に観ることができる幸せをかみしめなくてはいけませんねえ(笑)。
 いやあ、本当に良い映画でした、ローマの休日のファンから、心をこめてお礼申し上げます。・・・いずれDVDを買いましょう(笑)。

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