蜜蜂と遠雷
久しぶりに単行本を買ってしまいました。
その本とは、本屋大賞と直木賞をダブル受賞したとの宣伝文句で、本屋の店頭に平積みされていた恩田陸の「蜜蜂と遠雷」です。
実は、恩田陸の小説は、演劇界の天才を描いた「チョコレートコスモス」以来のファンなのですが、いかんせん、その続編の「ダンデライオン」が未完のまま中断しているせいか、しばらく遠ざかっていました。
かつて、「チョコレートコスモス」は、連載中断中の漫画「ガラスの仮面」の渇きを癒し、演劇という世界の天才を描き、かつてない感動を与えてくれたことを考えれば、クラシック界を題材にした「のだめカンタービレ」や「四月は君の嘘」などの漫画がヒットしてます現在、これは、絶対、間違いなく面白いに違いないと確信し、「これ以上重い本を買うな!!家が傾く。」という妻の厳命をすっかり忘れて、冒頭の仕儀(単行本購入)に至った次第であります(笑)。
あらすじは、ある世界的なピアノコンテストに参加した、3人の異なるタイプの天才のお話です。一人は、とんでもない自然児の少年、そして、王道を歩む王子様タイプの青年、そして、眠れる天才少女です。
クラシック界の描写や天才たちの造形は素晴らしく、そして何より天才たちの名演奏の文章表現はまるで音楽やその世界が目の前に現出するかのような見事さです。ダブル受賞もさもありなん、と感動します。まさに、予想通り、恩田陸ワールドのエンターテイメントあふれる傑作なのです。
詳しくは、ここでは申しません、是非小説をお読みください。
結構ぶ厚いのですが、一気呵成に読めます。いやあ、面白かった。これほど夢中になったのも久しぶりです。
是非、未読の方は、本をお買いになってお読みください。
ということで、恩田先生、誠にありがとうございました。
あと、願わくば「ダンデライオン」の続きをよろしくお願いします(笑)。
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