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2017年6月 9日 (金)

祝 レックス・リニューアルの日

  うれしいニュースが飛び込んできました。
 AFPによると、大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックスは、鳥類のような羽毛ではなく、爬虫類に見られるような鱗に覆われていたとする研究結果が、6月7日、英国王立協会の専門誌バイオロジー・レターズに発表されたということです。
 以前、このブログにも書きましたが、最近は、NHK特集のように羽毛のあるティラノサウルスが闊歩しており、正直、うんざりしていたのですが、これでスッキリです。この朗報が一日も早く、定説になることを祈っています。よかった、よかった・・・(笑)
 ということで、この記念すべき日を称えて、ティラノサウルスのリニューアル第二弾です。
 
Img_15761  今回は、海洋堂から量販品として販売されており、いまや安値でタタキ売られている感のある、ティラノサウルスのソフビ模型を千円強で購入してそのリニューアルです。・・・・・私も好きです(笑)。
 この模型は、先日リペイントしたティラノサウルスのソフビの原型の使い回しで、量販品なのですから、その塗装や組み立ての安直なことはあきれるほどです。現物を手に取って驚きましたが、製造過程の不具合か、顔面は下あごが太すぎてバランスを崩していますし、グリーン系の塗装は素人のペンキ塗りのようです。外箱の商品写真だけが見事です(笑)。
Img_15871  しかし、さすが造型師の名匠、松村しのぶ作です。手を少し加えると見違えるようになります。もとの出来がよろしいのですナ、これは。
 まず、頭部は、頭頂部、上あご、顔側面にエポキシパテで厚みを付け、昔ながらの暴君竜の面影を再現しました。併せて歯も薄く削りました。そして、二本足で直立するように、レジン液を下半身に注入です。そして、塗装は、もちろんワニ皮仕上げです。今回は、ラッカーの赤茶ブラウン下塗りの上にダークイエロー塗装(ラッカー)の重ね塗りです。そして、仕上げの、黒茶系のエナメル墨入れは、シンナーで徹底的に拭って鱗模様を強調します。
 
Img_16161  出来上がりは、いかがでしょうか?やっぱり、羽毛でない、爬虫類系の鱗が魅力なのです。英国王立協会に改めてお礼申し上げます(笑)。Img_16251  Img_16181

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