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2017年6月 4日 (日)

ローガン

  ”アメコミの常識を破った”とか”ラストにしてベスト”とかいう宣伝文句に誘われて、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン引退映画「ローガン」を観て来ました。
 
 確かに、不死身の力を失いつつあるウルヴァリンと年老いてぼけ始めたテレパシーの巨人のチャールズが、一人の少女を守り、旅するロードムービーとなれば、最も観客受けする派手な超能力合戦も影を潜め(せいぜい爪出し)、荒廃した西部でほとんど武器も生活様式も現在のまま(笑)の未来で、殺し屋集団との戦いも幾分残酷度を高めたR指定映画(15歳未満は鑑賞できない・・程度の)レベルのアクションに代えられています。
 
_new  予想どおり、主演のジャックマンが傷だらけで、老いの悲しさを痛々しく体現します。また、パトリック・スチュアートも”麒麟も老いてはドバになる”という格言を生々しく演じます。
 あまりの老残ぶりがリアルで、鑑賞途中に一体自分は何の映画を観ているのか、と我に返えることが数度。・・・面白くなくはないのですが、正直わくわく感がなく、気が滅入って現実に引き戻されるのです。
 加えて、あの黒人一家の運命はあまりに可哀想です。主人を演じた黒人の俳優は何処で観た人だったかなあ。
 あれは、”ドバ”が悪い。
 
 820円もするパンフレットによると、監督は、クリント・イーストウッドの「許されざる者」を念頭に置いて製作したらしく、やっぱり今風の西部劇なのですねえ。
 なお、劇中には懐かしの名作「シェーン」の場面が出てきますが、ラストの「シェーン」のセリフは意味がいまいちわかりません。・・・監督の趣味か?(笑)。
 余談ですが、「シェーン」には何度見ても見飽きない良さと気づきがあります。こういうのが本当に名作と言うのでしょう。私もまた観たくなりました。
 
 それにしても、マーベルまでDCと同じように、アメコミを、しかも手から爪が出るヒーローを主人公に、リアルな人生を描くこともないでしょうに。
 
 何故に、日本が舞台の前作「サムライ」版の監督が引き続き登板するのか、と不審に思っていたら、この監督が、私のお気に入りの映画「ニューヨークの恋人」の監督でもあると知ってびっくりです。いやあ、正直、これが一番驚きました(笑)。
 

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