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2017年6月18日 (日)

キング・アーサー

 ご存知、アーサー王物語がまたまた映画化されました。
 これまでの数ある映画の中で記憶を辿れば、傑作と思うのは、やはり奇才ジョン・ブアマンが監督の1981年の「エクスカリバー」でしょう。いまでも、あのエクスカリバーを持つ水の精の手(画面では剣を握った手しか映りません。)が忘れられません。さらに奇抜なデザインの騎士の甲冑や円卓の騎士たちのその後の栄枯盛衰など、華麗な映像美が見事なのです。そして、やっぱりヘレン・ミレンの魔女の存在感がさすがです。ドライアイスが見事(笑)。
 
 そこにいくと、2004年ジェリー・ブラッカイマー製作のローマ帝国の属国の司令官に設定した「キング・アーサー」は、バイキングの軍勢を奇策で撃退する戦術はなんとも子供だまし的で・・・どうにも後に引く楽しさ(笑)でついつい暇なときにDVDを観ます。それに、人気が出初めのキーラ・ナイトレイも良いノダ。
 
 もともとアーサー王は歴史上実在の王朝ではないので、映画化にはかなりな脚色が許される、まことに重宝な題材なのです。
 
_new  ということで、今回の新作「キング・アーサー」も、かなり強引な脚本ですねえ。幼いアーサーが川に流され、たった一人で売春宿で育てられたというストーリーもそうですし、衣装なども、中世と現代の若者の服装を混ぜたそうです。本当に、シャツや上着など今風で、歴史ものには相当違和感があります。予告編では、最初、現代モノかと思いました(笑)。
 
 話の展開も、主演のチャーリー・ハナム(パシフィック・リムの主人公)扮する主人公の躊躇がまどろこしい上、マーリンの女弟子のラストの力を最初から示せば、あれだけの犠牲もないだろうに、と入らぬ思いも持ってしまいます。覚醒するエクスカリーバーの力もあまり感心しません。
 
 また、冒頭の怪獣のようなCG製の巨大ゾウやラストの大蛇の登場には驚きますが、せっかくの西欧の伝説なのですから、ここはやっぱり是非とも、ドラゴンを出すべきでした。単に実在の動物の巨大化だけではもったいない(笑)。
 一方、敵役のジュード・ロウに味方する水の魔物のデザインが凄かった。愚かな人間をそそのかす水に棲む魔物の正体は下半身がイカの様な触手となった、気持ち悪いメタボの裸オヤジなのですが、実は数人の美女とも雌雄同体で一夫多妻という、もう生理的に嫌悪感を生み出す、秀逸な(笑)造型なのです。これには正直感心しました。
 
 この監督の得意技という宣伝文句の時間軸を繰り返す映像表現をはじめ、スローモーションとストップモーションの演出は、どうもあまり効果を上げているとは思えませんでした。
 まあ、肩の凝らない娯楽映画として楽しむには良いかもしれません。 
 

2017年6月17日 (土)

映画評論・入門

 映画評論とは何か、そもそもわけのわからない映画評論家という定義や役割について鋭く切り込んだ「映画評論・入門」という書籍が洋泉社から出版されました。著者は、ペンネームがいかにも映画秘宝人脈とも思えるモルモット吉田氏です。
51yya6x9yl_sx325_bo1204203200_  内容は、感想、評論、批評、レビューの違い、映画評論家と映画ライター、そして懐かしのテレビ映画解説者の実態などを詳しく、実名を挙げながら解説しています。今は亡き淀川長治氏(別格らしい)などはなんとも懐かしい限りです。

それに、SF映画を差別しなかった双葉十三郎氏を取り上げてくれたのはうれしい限りです。

 しかし、この本の面白さは、そうした論議ではなく、過去に実際に起こった映画監督と映画評論家の争いや、映画封切り当時の映画批評を、実名を挙げて赤裸々にかつ克明に記しているところです。
 
 有名な映画評論家たちがいかにその当時に的外れな批評をしていたか、いかに大新聞の記事が大衆のミスリードをおこなったか、そして、映画評論家と称する人たちがいかに政治や権力に弱いか、いやはやあきれるばかりのエピソードが載せられています。
 
 例えば、有名な市川崑の「東京オリンピック」の話です。当時のオリンピック担当大臣の鶴の一声で大変なバッシングに会うのですが、それを救うきっかけとなったのが、並居る映画評論家たちではなく、女優高峰秀子の新聞への寄稿だったそうです。いやあ、立派です。
 そして 北野武VS映画評論家、ロマンポルノと長老映画評論家などは、いかに映画作家たちが映画批評に不信を持っていたかがわかるような気がします。
 
 なにしろ、あの黒澤明の足を引っ張り続けたのが、我が国の映画評論家やマスコミたち、というのはよく聞いたお話です。結局、海外の評価が逆輸入されるまではバッシングですか(笑)?
 どうやら、我が国の場合、評論という基本ができていない。誰でも肩書を名乗れる、書ける気がする、あるいは書いてきた結果なのでしょうねえ。
 といっても、いまやネット社会で誰でも発信できる時代です。かく言う私も、映画を見るたびに、好きか嫌いか、感想を述べています。・・・いや、これは申し訳ない(笑)。
 
 さらに、この本では、「七人の侍」、「ゴジラ」、「2001年宇宙の旅」、「犬神家の一族」などのリアルタイム映画批評として、公開当時の実名入り批評を列挙しています。
 これが圧巻です。まあ、いったい、有名な評論家たちがどんな目をしていたのか驚きます。加えて、キネマ旬報などのベストテンの弊害(これは今でも同じですねえ。一般人が知らない作品ばかり・・。)にも触れています。
 有名なエピソードが、当時第3位の「七人の侍」でしょう。ハリウッドの西部劇と比較してまあまあの迫力(世界第一級の活劇ですゾ)だとか、人間が描かれていないだとか、もう絶句です。あげくは、自衛隊の発足にかけて左派よりの思想的攻撃です。あきれてものが言えません。こうした政治的批判は、最初の黒澤明本格評論書でも続きます。なにか、巨匠に難癖をつけなければ批評でないというような気までします。
 
 もっとも、わが国初の怪獣映画「ゴジラ」については、お歴々の気持ちもわかる気もしますが、円谷英二の特撮は褒める一方、本多猪四郎監督のドラマ部分はクソみそです。
 しかし、いまや、海外の映画作家たちからは、エンドマークに「本多猪四郎監督に捧ぐ」という賛辞まで受けているように、また、わが国でもその評価は一変しています。本多監督、長い間お疲れさまでした。
 一方で、この著書は、いまの「シン・ゴジラ」の総褒め殺しにも懸念を示しています。慧眼でしょう。
 いろいろな見方はあっても、それが自由に発言できて、尊重される風土や文化が大事と思いますねえ。どうも、我が国の多様性の無さというか、同一化したがる傾向はイケませんね。世の中、再び、物が言えなくなる時代が来ているのでしょうかねえ。
 
 さて、次は、ブロガー出身の方の映画評論を読んで観ましょう。「何故、アメコミはヒットするのか」など宣伝文句を読む限り面白そうです(笑)。

2017年6月11日 (日)

ヒッチコック/トリュフォー

  現在ではサスペンスの巨匠と称されるアルフレッド・ヒッチコックは、かつてアメリカではそんなに評価されていなかったといいます。例えば、大スターのゲイリー・クーパーは、「海外特派員」への出演オファーを断ったといいますし、アカデミー賞にもとんと縁がありません。
 しかし、フランスのヌーヴェル・ヴァーグの映画作家たちが作家性、芸術性を高く賞賛(ちなみにハワード・ホークスも同じだったそう)したため、その評価がアメリカに逆輸入されたと聞いています。さすが、やっぱり、どこも芸術の国フランスには弱いねえ(笑)。
 こうした再評価の筆頭が、映画評論家から監督となったフランソワ・トリュフォーであり、そのトリュフォーの依頼で、かの名著「映画術 ヒッチコック/トリュフォー」が生まれたのです。   
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 この本については、以前、このブログでも取り上げましたから多くは述べませんが、世界の映画作家たちの教科書となったともいわれていますし、一般人が読んでも映画作りの面白さ、裏技が楽しめます。
 まだ、CGはもちろん機材の少ない時代の創意工夫のなんと素晴らしいことか、ヒッチコックの才能に驚嘆します。
 
 例えば、「断崖」のコップに入った牛乳のサスペンスは、コップの中に豆電球を仕込んで光らせたとか、拳銃を持つ手のアップは、巨大な手の張りぼてを作ってカメラの手前に置いたとか、「サイコ」のシャワーは、カメラに水がかからないように穴がアッチ向いているとか、映画的効果を高めるための様々なアイディアは、創造力というものの無限の可能性を教えてくれます。
 
 また、そうしたテクニック以上に、映画とは何かをヒッチコックの考えを浮き彫りにして示してくれました。「たかが映画じゃないか。」の言葉はヒッチコックだから価値があるのです。
71abbh3qc1l_sl1434_  その名著のDVD化なのです。最初聞いたとき「何それ」とわが耳を疑ったのですが、実は、その本のための長いインタビューの音源、つまり録音が全部残っていたそうです。ヒッチコックとトリュフォーと通訳のおばさんの3人、そして時々記録写真のカメラマン。
 
 朝から晩まで何日もかけて撮影所の一室での全作品についてのロング・インタビューです。気難しさで有名なヒッチコックも、多分、自分の評価を高めてくれたトリュフォーだから、こんな申し出を受けたのでしょうし、トリュフォーも、映画を1本作るような準備をして臨んだそうです。
 
 その結果、歴史的な名著が誕生し、その後も二人は死ぬまで手紙で交流していたそうです。・・・良い話でないですか。
 
 さて、DVD120分の内容は、おもに、「サイコ」と「めまい」を中心に、映画のシーン映像を使った、こまかな分析にくわえ、マーティン・スコセッシなどの著名な映画監督のコメントが入ります。もう少し、他の作品にも時間を割けばいいのではとは思いましたが、まあ、いいでしょう。
 それにしても、「エイリアン3」以後、私とは相性のよくないデビッド・フィンチャー監督が誠にまともな素晴らしいコメントをしていたのは意外でした(笑)。(これは偏見ですねえ、反省します。)
 
 映画ファンには、本当に楽しいDVDでした。映画を愛する若い方々は、映画の古典に親しむこと、ヒッチコックを知る楽しみを是非、味わってください。

2017年6月10日 (土)

蜜蜂と遠雷

 久しぶりに単行本を買ってしまいました。
 その本とは、本屋大賞と直木賞をダブル受賞したとの宣伝文句で、本屋の店頭に平積みされていた恩田陸の「蜜蜂と遠雷」です。
 実は、恩田陸の小説は、演劇界の天才を描いた「チョコレートコスモス」以来のファンなのですが、いかんせん、その続編の「ダンデライオン」が未完のまま中断しているせいか、しばらく遠ざかっていました。
61o3yv2bfwl_sx340_bo1204203200_  しかし、今度の作品は、ピアノのコンクールで競い合う若き天才たちの物語というではありませんか。
 かつて、「チョコレートコスモス」は、連載中断中の漫画「ガラスの仮面」の渇きを癒し、演劇という世界の天才を描き、かつてない感動を与えてくれたことを考えれば、クラシック界を題材にした「のだめカンタービレ」や「四月は君の嘘」などの漫画がヒットしてます現在、これは、絶対、間違いなく面白いに違いないと確信し、「これ以上重い本を買うな!!家が傾く。」という妻の厳命をすっかり忘れて、冒頭の仕儀(単行本購入)に至った次第であります(笑)。
 
 あらすじは、ある世界的なピアノコンテストに参加した、3人の異なるタイプの天才のお話です。一人は、とんでもない自然児の少年、そして、王道を歩む王子様タイプの青年、そして、眠れる天才少女です。
 クラシック界の描写や天才たちの造形は素晴らしく、そして何より天才たちの名演奏の文章表現はまるで音楽やその世界が目の前に現出するかのような見事さです。ダブル受賞もさもありなん、と感動します。まさに、予想通り、恩田陸ワールドのエンターテイメントあふれる傑作なのです。
 詳しくは、ここでは申しません、是非小説をお読みください。
 結構ぶ厚いのですが、一気呵成に読めます。いやあ、面白かった。これほど夢中になったのも久しぶりです。
 是非、未読の方は、本をお買いになってお読みください。
 
 ということで、恩田先生、誠にありがとうございました。
 あと、願わくば「ダンデライオン」の続きをよろしくお願いします(笑)。

2017年6月 9日 (金)

祝 レックス・リニューアルの日

  うれしいニュースが飛び込んできました。
 AFPによると、大型肉食恐竜ティラノサウルス・レックスは、鳥類のような羽毛ではなく、爬虫類に見られるような鱗に覆われていたとする研究結果が、6月7日、英国王立協会の専門誌バイオロジー・レターズに発表されたということです。
 以前、このブログにも書きましたが、最近は、NHK特集のように羽毛のあるティラノサウルスが闊歩しており、正直、うんざりしていたのですが、これでスッキリです。この朗報が一日も早く、定説になることを祈っています。よかった、よかった・・・(笑)
 ということで、この記念すべき日を称えて、ティラノサウルスのリニューアル第二弾です。
 
Img_15761  今回は、海洋堂から量販品として販売されており、いまや安値でタタキ売られている感のある、ティラノサウルスのソフビ模型を千円強で購入してそのリニューアルです。・・・・・私も好きです(笑)。
 この模型は、先日リペイントしたティラノサウルスのソフビの原型の使い回しで、量販品なのですから、その塗装や組み立ての安直なことはあきれるほどです。現物を手に取って驚きましたが、製造過程の不具合か、顔面は下あごが太すぎてバランスを崩していますし、グリーン系の塗装は素人のペンキ塗りのようです。外箱の商品写真だけが見事です(笑)。
Img_15871  しかし、さすが造型師の名匠、松村しのぶ作です。手を少し加えると見違えるようになります。もとの出来がよろしいのですナ、これは。
 まず、頭部は、頭頂部、上あご、顔側面にエポキシパテで厚みを付け、昔ながらの暴君竜の面影を再現しました。併せて歯も薄く削りました。そして、二本足で直立するように、レジン液を下半身に注入です。そして、塗装は、もちろんワニ皮仕上げです。今回は、ラッカーの赤茶ブラウン下塗りの上にダークイエロー塗装(ラッカー)の重ね塗りです。そして、仕上げの、黒茶系のエナメル墨入れは、シンナーで徹底的に拭って鱗模様を強調します。
 
Img_16161  出来上がりは、いかがでしょうか?やっぱり、羽毛でない、爬虫類系の鱗が魅力なのです。英国王立協会に改めてお礼申し上げます(笑)。Img_16251  Img_16181

2017年6月 4日 (日)

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

  以前から見たかった映画「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」をレンタルで視聴しました。いやあ、私の予想通り、見事な作品でした。
 もともと、先般公開の「ヒッチコック」のようなハリウッド映画界の裏話には目の無い方ですが、この作品には、当時の赤狩りの実態を描くととも、今の世情に警告を発している確かな作り手のメッセージがあります。
 共産党を敵視した当時のアメリカの政治情勢、映画界の狂乱ぶりを赤裸々に描きます。映画会社のトップ、映画監督、そして大物俳優たちが次々と流れに飲み込まれていきます。恐ろしいことです。昔の事だと笑えません。こわいなあ。人はあれだけ無慈悲になれるのか、他人事ではありません。
 しかも、偽名で2回もアカデミー賞を獲ったことも凄いですがこの天才を追放した間、どれだけの映画界の損失だったか、本当に残念ですよねえ。
 もちろん、堅苦しい演出ではなく、トランボという稀代の脚本家の天才ならではの行動、奇行を笑いも皮肉も硬軟自在に描きます。
 
 出演した俳優たちの熱演も光ります。主演俳優はまことに上手いのですが、それ以上に、実在の俳優たちに扮した若き役者たちの巧者ぶりが楽しめます。
 一番の儲け役が、若きカーク・ダグラス役ですねえ。カッコー良いねえ。哀れを催すのが、名優エドワード・G・ロビンソンです。また、ジョン・ウェインも男を下げますねえ。
 それにしても、憎たらしいほど上手いのが、やっぱりヘレン・ミレン扮する元女優の業界ジャーナリストです。こわい、こわい。
 一方、笑わせてくれるのが、お馴染み、ジョン・グッドマンです。三流映画製作者のオーナーとして、相変わらずおいしいところを一人で攫って行きます。
 そのほか、エトセトラ。よくぞ、こんなハリウッドの汚点というべき物語をハリウッドが実名で映画化したものです。ここがハリウッドの底力からかもしれません。日本では無理でしょうねえ。
 
 しかし、こうしたまともな映画を家庭でゆっくり自由に観ることができる幸せをかみしめなくてはいけませんねえ(笑)。
 いやあ、本当に良い映画でした、ローマの休日のファンから、心をこめてお礼申し上げます。・・・いずれDVDを買いましょう(笑)。

ローガン

  ”アメコミの常識を破った”とか”ラストにしてベスト”とかいう宣伝文句に誘われて、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン引退映画「ローガン」を観て来ました。
 
 確かに、不死身の力を失いつつあるウルヴァリンと年老いてぼけ始めたテレパシーの巨人のチャールズが、一人の少女を守り、旅するロードムービーとなれば、最も観客受けする派手な超能力合戦も影を潜め(せいぜい爪出し)、荒廃した西部でほとんど武器も生活様式も現在のまま(笑)の未来で、殺し屋集団との戦いも幾分残酷度を高めたR指定映画(15歳未満は鑑賞できない・・程度の)レベルのアクションに代えられています。
 
_new  予想どおり、主演のジャックマンが傷だらけで、老いの悲しさを痛々しく体現します。また、パトリック・スチュアートも”麒麟も老いてはドバになる”という格言を生々しく演じます。
 あまりの老残ぶりがリアルで、鑑賞途中に一体自分は何の映画を観ているのか、と我に返えることが数度。・・・面白くなくはないのですが、正直わくわく感がなく、気が滅入って現実に引き戻されるのです。
 加えて、あの黒人一家の運命はあまりに可哀想です。主人を演じた黒人の俳優は何処で観た人だったかなあ。
 あれは、”ドバ”が悪い。
 
 820円もするパンフレットによると、監督は、クリント・イーストウッドの「許されざる者」を念頭に置いて製作したらしく、やっぱり今風の西部劇なのですねえ。
 なお、劇中には懐かしの名作「シェーン」の場面が出てきますが、ラストの「シェーン」のセリフは意味がいまいちわかりません。・・・監督の趣味か?(笑)。
 余談ですが、「シェーン」には何度見ても見飽きない良さと気づきがあります。こういうのが本当に名作と言うのでしょう。私もまた観たくなりました。
 
 それにしても、マーベルまでDCと同じように、アメコミを、しかも手から爪が出るヒーローを主人公に、リアルな人生を描くこともないでしょうに。
 
 何故に、日本が舞台の前作「サムライ」版の監督が引き続き登板するのか、と不審に思っていたら、この監督が、私のお気に入りの映画「ニューヨークの恋人」の監督でもあると知ってびっくりです。いやあ、正直、これが一番驚きました(笑)。
 

2017年6月 3日 (土)

男性の好きなスポーツ

  昨日、BSプレミアムで午後1時から映画「男性の好きなスポーツ」が放送されました。この映画は、何故か、DVD化どころか、VHSにもされなかった、ハワード・ホークス監督の幻の作品です。
 以前、このブログでも紹介したように、私がDVD化を望んだ中の残り数少ない作品の一つでもあります。
本当に、NHK様、よくぞ放映してくれたものですし、よくぞ事前に録画する機会を知ることができたものと神様にも感謝します。(笑)。偶然、新聞の6月の放送予定作品で知ったのですから、地元新聞社にもお礼を言わなければなりません。
 
Dbpripfv0amaowi  さて、この作品は、映画の達人、ハワード・ホークスお得意の美男と美女のスラップスティックコメディです。子供のころ、テレビ放送で見て大笑いした記憶も鮮明です。
 主演は大根で有名な二枚目俳優のロック・ハドソンとポーラ・何某と正直名前も知らない女優さんです。
 
 物語は、釣り具メーカーに勤めて釣りの本を出版し、釣り人の世界では有名なのですが、実は、実際には釣りをした経験が皆無という主人公が、釣り大会の会場のオーナーの美人娘のとんでもない勧誘から、釣り大会に参加するしかない羽目となり、様々なトラブルに巻き込まれるというものです。
 
 とにかく、主人公が美女に振りまわされる姿をあの手この手のギャグでつないでいく喜劇であり、そのヒロインの行動も、現実にあったら大惨事なのでしょうが、そこは、古き良き時代のおおらかな雰囲気のラブ・コメディを楽しみましょう。
 まあ、キャンプ道具のドタバタぶりをはじめ、現実にはあり得ない曲芸するクマやら、釣られる魚たちのナンセンス・ギャグも広い心で受け止めましょう。馬鹿馬鹿しくて、いいぢぁないか(笑)。
 
 最後に、放送前の但し書きに「この作品は、DVDなど販売されている商品がありません・・云々」という文言には感動しました。
 視聴者に録画できた喜びを満喫させる殺し文句です。いやあ、その商売っ気が頼もしい。これからもどんどん未DVD化作品を放送してほしいものです。NHKさんよろしく。
 

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