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2016年11月26日 (土)

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

  本来、ファンタジー映画の類には目がないのですが、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」には戸惑っています。
_new  内容は、1926年、トランクに多数の魔法動物を隠し持った若い魔法使いがある目的をもってイギリスから新大陸アメリカに渡るところから始まります。
 当時、アメリカの魔法界ではグリンデルバルドという悪の魔法使いが暗躍し、人間界まで影響を与える奇怪な事件が頻発、司法省は頭を痛めていました。
 「ハリー・ポッター」の原作者が脚本を書いているだけあって、ハリポタの世界がホグワーツ魔法魔術学校を含め、そのまま舞台(数十年前だが・・)であり、しかも主人公の魔法使いニュート・スキャマンダーは、教科書である「幻の動物とその生息地」の著者という設定です。
 また、悪役までも、魔法界からはハリポタのヴォルデモートの眷属であり、人間界からは映画「キャリー」の狂気の母親のようなセーレム救世軍の魔女狩り女党首が登場しますが、全体に二番煎じでいまいち盛り上がりません。
 
 この主人公は、魔法動物は見つけ次第抹殺すという風潮に反対し、トランクの中で無数の珍奇な魔法動物を飼育し、種を保存しようとする立派な志を持っていますが、やることなすことがドジだらけであり、もはや学者馬鹿で不器用なだけという許容の範囲を完全に超えており、正直ジュリー・ルイスのように観ているだけでうんざりになります。
 さらに、ヒロインの魔女もなんか容姿が地味で、しかもその行動に好感が持てません。
 しかも、肝心な魔法動物がどれもイマジネーション不足なデザインで正直萌えません(笑)。黒いカモノハシもどきの逃走劇はくどすぎます。トランクの中身も江戸時代の浅草の見世物の様です。巨大な鷲のサンダーバードも、ツタ植物的なペット生物も、巨大な発情サイなども、お馴染みの動物の延長線であり、センスオブワンダーが圧倒的に不足しています。残念です。

 この映画の見せどころは、1920年代のニューヨークの再現とヒロインの妹のゴージャスな金髪美女です。妹はやたら色気過剰ですが、気の良い女振りで誠に良い味を出しています。主人公の人間の相棒となる太っちょおじさんに惚れるところなんか、可愛いいじゃないですか。私は大いに気に入りました(笑)。
 
 ラストのあっと驚く大スターの特別主演は今後のシリーズ化に向けてのお披露目でしょうが、それほどインパクトもありませんし、何故か、登場人物や話の展開に映画的なわくわく感が足りません。やっぱりハリポタの水が個人的に合わないのかもしれません。そのことを再確認した映画でした。

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