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2016年9月17日 (土)

スーサイド・スクワッド

 「スーサイド゙・スクワット」とは、決死部隊という意味らしい。
 この映画は、アメコミの二大メーカーのうちのDCコミックスが製作したものです。DC印の映画は、マーベル印の「アベンジャーズ」などの痛快娯楽作品とは違って、「バットマンVSスーパーマン」のように、暗くハードな雰囲気があります。例えて言えば、マーベル社が明るく楽しい東宝怪獣映画なら、DCは、暗く美しい大映映画のイメージがあります。(笑)
 なにしろ、あの明朗なアメリカ正義の象徴のスーパーマンが死んでしまったのですから・・。加えて美術のコンセプトも凄い。スーパーマンの衣装までダークです(笑)。
 
_new  特に、この作品は、暗いサイケデリックとでも呼びたくなるいうな色彩で、ニューヨークの暗闇でみる無残絵であり、かつ落書き芸術のてんこ盛りです。衣装、刺青、小道具などなんともポップです。パンフの表紙をご覧ください。全編、この美的感覚に統一されています。
 
 というわけで、この映画は、スーパーマンが死んだその後のお話なのです。・・知らなかった(笑)。そして、引き続いて、ベン・アフレック演じるバットマンも登場します。・・・これも知らなかった(笑)。
 
 どうやら、この物語について、スーパー・ヴィラン(アメコミでは悪役をそう呼ぶらしい。)が横一列に並んだチラシなどを見ていたせいか、戦争映画の傑作で私が映画を好きになったきっかけの一つである「特攻大作戦」のようなお話と思いこんでいました。いや、大筋はそうなのですが、印象が随分違います。
 
 この部隊の隊員は、ウイル・スミス演じる狙撃の名手のデッド・ショット、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クイン、ゲリラ対策のプロで隊長、ブーメランが武器のブーメラン、日本刀の女剣士カタナなど、まあ、普通の人間レベルのほか、炎の超能力を持つ全身刺青のディアブロ、ワニの皮膚のミュータントのキラークロック、さらには古代の神エンチャントスとか、もう訳がわかりません(笑)。開幕冒頭に、各キャラクターの能力や生い立ちをトランプカードのように紹介があるのですが、今いち盛り上がりません。・・・言い抜かっていましたが、線の細いジョーカーもハーレイ・クインの情夫役(笑)で登場します。
 
 部隊の結成も、ペンタゴンの女幹部が、スーパーマン亡きあと、出現するであろう悪のメタヒューマン(どうやら、フラッシュとか、アクアマンとか、アマゾネスなどを指すようです。)に対抗するために、悪をもって悪を征する趣旨で、凶悪な囚人たちを集め、首に爆弾を注入し、あらゆる弱みをついて、無理やり始めたものです。
 当然にトラブルが続出し、さらにこの世のものでない魔物を自ら呼び寄せる結果になるのです。いやあ、自業自得ですねエ。しかも、この女幹部の非道なこと、事務職の部下を自ら皆殺しにしたうえ、「機密保持のため」と言い放って終わりです。悪役たちが可愛く思えます。(もっとも、このヴィラン達は皆役柄の割にはあまりに心優しすぎ(笑)です。)
 
 しかし、”可愛い”といえば、何と言っても、ハーレイ・クインです。最初は、単なる色○○のような印象ですが、毛先が青と赤のツインテールの髪形、ホットパンツのパンクルックで木製バットを振りまわし、巨大なマグナム銃を吊り下げ、大暴れをします。その過激なアクションと挑発的な言動、さらに化粧が崩れ、汚れた表情は意外なことに”可愛い”のです。ラストまで魅せます。・・・いやあ、本当に儲け役です。
 
 一方、ウィル・スミスが、特殊能力を持ったスーパーヴィラン達の中で、銃の名手の暗殺者という、超人と比べれば、地味なキャラクターに扮したのは何故かと不思議に思っていましたが、何のことはないこの男がリーダー役で、実質的な主演だったのです。いちいち恰好を付けたような展開は鼻につきますし、我が娘を可愛がる暗殺者という設定で、最後は娘からは「人殺しでもパパが好き」というモラルの無さ全開には、さすがに如何なものかと疑問が出ます。・・・まあ、刑務所に入っているからいいのか(笑)。
 
 ちなみに、どうでもいいことですが、ベン・アフレックの長い顎は、バットマンのマスクをしても、顎で正体がわかります。前作「バットマンVSスーパーマン」の時の違和感がわかりました・・バットマスクがとことん似合わないのだ(笑)。
 
 ラストの予告編で、次作は、バットマンと、多分ワンダーウーマンの本線に戻るようです。スーパーマンも復活するのでしょうね。そこに、なんとか、ハーレイ・クイーンだけは登場してほしいものです。 
 

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