SF大クロニクル
ハリウッド映画「オデッセイ」で、改めてSF映画の素晴らしさを堪能したところですが、アメリカにおけるSF関係の出版物の凄さにも感心しました。
今月初めに、わが国でも邦訳されて出版されていたのですが、気が付きませんでした。そのタイトルもズバリ「SF大クロニクル」という厚さ5cmの大著です。
内容は、フランケンシュタインから最新のアメコミ・ヒーローまで、映画だけでなく、コミック、小説、テレビ番組、ゲームの世界の250を超える名作など1700項目を年度別、体系的に網羅しています。
もちろんビジュアルも豊富です。ジュール・ベルヌなどは、初版本、映画化した作品の大半を時系列に整理して解説しています。いやあ、さすがにアメリカです。こうしたSF関係の類の本は誠に充実しています。
我が国の作品も、「アトム」から「宇宙戦艦ヤマト」、「風の谷のナウシカ」、「新世紀エヴァンゲリオン」など、やはり漫画とアニメが中心ですが、さすがに、円谷英二とゴジラは取り上げられています。
唯一困ったのが活字の小ささです。老眼鏡でもしんどいサイズで情報量が多すぎます(怒)。
こうした類の作品評論の大型本は、以前に「怪奇SF映画大全」という分厚い本が出版されてはいましたが、少数でありほとんど見かけません。 多分邦訳されてない大型洋書は無数にあることでしょう。もっとどんどん翻訳してほしいものです。普通の映画の分野でも凄そうです。
今回の訳者は、北島明弘氏で、あの分厚い名著「世界SF映画全史」を書いた人です。さすがです。この方に大いに期待したいものです。
一方、我国の出版業界といえば、依然としてかつての栄光の特撮時代の円谷英二特技監督のスタッフの回顧録ばかり出版しているのが現状です。裏方に光が当たるのは結構なことですが、次の時代への参考となっていくのでしょうか。しっかり足元を見つめ直し、世界を見てほしいものです。「進撃の巨人」を見ただけに心配なところです。・・・「シン・ゴジラ」とは一体なんのこっちゃ(笑)。
いくつか出版物を紹介しますが、このほかにも確か、ゴジラの中身の俳優さんの回顧録などもありました。
いずれも当時の撮影風景の私的なスナップ写真が中心です。それぞれ面白いのですが、あまりに懐古趣味が強いような気がします。世相を表しているのかなあ(笑)。
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