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2016年1月 5日 (火)

居眠り磐音 江戸双紙 堂々完結

 佐伯泰英の「居眠り磐音 江戸双紙」がついに、というか、やっと51巻で完結しました。最後は、50巻と同時2冊刊行という花道が用意されていました。

Img_new 思えば、このシリーズは、初刊から第26巻頃までが”花”でした。
 主人公、坂崎磐音が九州の小藩から江戸に出てきて、深川の金兵衛長屋で、今小町のおこんさんと出会い、鰻割きの仕事をしながら、両替商の今津屋、後に義父となる道場の師佐々木玲圓、そして将軍の側近速水左近との付き合いの中で、流れのままに、若き将軍の子家基との交流をはじめ様々な事件や陰謀に出くわし、かなりの数の人を斬りながらも、ホームドラマのようなほのぼのした雰囲気が絶品です。

 いまでも、年に何回か、好きなエピソードの巻のみ拾い読みします。この作家は、なんとも、美女の描き方(?)がうまい。やっぱり、ちゃきちゃきの深川っ子のおこんさんが贔屓です。以前のブログでは、映画化にあたっては、おこんさんに、イ・ヨンエを充てたいなどと書いた記憶があります。(いつのブログだったか、不明です。たぶん、チャングムをTVで見ていたときでしょう(笑)。)

 以上は、結局、磐音とおこんさんが結婚する頃までのお話で、まさに、それまでが傑作と呼べる内容でした。
 その後、家基が謀殺されて、田沼老中との暗闘が中心になった上に、あまつさえ磐音が剣術の大家になってからは、ただのスーパーマン時代小説になってしまい、まったく面白味がなくなりました。・・・全巻所有していますが、後半はやたら陰鬱で、その中身を覚えてさえいません(笑)。どうも、その間、作者がスランプに陥ったような気がして、ほかの小説までも面白さが半減していたような気がします。(すみません、勝手なこと言って。)

 ただ、今回発売の最後の2巻は、久しぶりに、居眠りらしいのんびりした縁側の味が出ています。金兵衛さんの大往生も、お決まりのお家騒動もいい。読者の望みだった大団円、ハッピーエンドをよく描いています。
 しかし、なぜ、敷地に埋められていたキリシタンの古い剣が、あんな風になるのか、合点がいきません。それに、玲圓夫婦の殉死の理由はやっぱり判りませんでした。二人を殺す必要はなかったのに、それがいまだに心残りでした。

 まあ、いいか、終わりよければすべて良し(笑)。どうも、長い間、楽しませていただき、ありがとうございました。 

<追記>

  やっと、ブログの記事を見つけました。2010年1月25日に、NHKによる小説「居眠り磐音」のテレビ化に関して文句を言っていました(笑)。
 どこにも、イ・ヨンエの話などありません。どうやら、全くの記憶違いでした。申し訳ありません。でも、やっぱり、おこんさんには、チャングムが似合います。今の日本の女優さんでは、少し違いますなあ。

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