エド・カウチャー(その2)
先頃、「宇宙画の150年史」という美術本が発売されました。大型の分厚い本です。書名のとおり、過去150年間の有名なサイエンス・フィクションの絵を収集したものです。科学の進歩とともに、宇宙の姿がリアルに描かれてきたことがよく理解できます。
また、宇宙画がSF映画の歴史とも密接な関係があることもよくわかります。古くは、ジョージ・パルの作品の背景画やギーガーのエイリアンまであります。
もっとも、この絵が宇宙画の大家の作品といわれても、全然知りませんが・・(笑)。
さて、この本に掲載された中で、唯一画家の名がわかったのが、エド・カウチャーです。この空想画家のことは、このブログでも既に紹介済み(2014.2.08.)ですが、やはり、向こうでも有名な画家だったようです。なにしろ、この画家のために独立した章が設けられているのですから。
丁度、この本を購入した時、偶然にも、またまた、ビリケンのポケット宇宙人のクリア素材のソフビ模型をゲットしたのです。
お馴染みの星人ですが、今回、カウチャーの原画の水星人と木星人のように、リアルな彩色版にリペイントしました。
いずれも、サーフェイサーで下塗りをした後、ラッカー塗料のダークイエロー+オレンジ、あるいはイエローとの混色をエアブラシで吹きつけ、体表の節に濃淡を付けています。木星人は、エナメルのクリア・グリーンで首や吸盤などを筆塗りしています。水星人は、ラッカー塗料のクリアレッドなどで筆塗りし、エナメル塗料のスモークでエアブラシ塗装による陰影をつけています。いかがでしょうか、少しはカウチャー風になりましたでしょうか。
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