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2015年12月30日 (水)

シネフェックスの危機

 ハリウッド発映像専門誌と冠した「シネフェックス」という雑誌があります。この雑誌については、日本語版も定期的に発刊されていて、前に一度このブログ(2008.2.9)で紹介しました。読み返すと、やたら日本語訳の拙さを嘆いていますが、この本の価値は、映画製作の裏側、特に、VFX(特殊撮影)の実態を貴重な写真や関係者の証言で紹介しているところです。毎号の発売が私の大きな楽しみになっています。一枚の写真のなんと情報量の多いことでしょう。映像のDVDの特典とはまた違った喜びでもあります。

Img_new 最新刊は、「ターミネーター新起動」、「アントマン」、そして、「ミッション・インポッシブル」が特集です。
 課題だった日本語訳も随分改善され、「ターミネーター」のVFXの解説では、映画のパンフレットではわからなかったこと、例えば、シュワちゃんの影武者のボディビルダーを何故最終的な映像で使わなかったのか、等々について懇切丁寧に説明されていました。疑問解消でスッキリしました。
 ちなみに、ボディビルダーの映像を使わなかった理由は、シュワちゃんと同じ体型・サイズとはいうものの、筋肉のつき方が全然違っていたとのことでした。シュワちゃんの胸筋は独特で、それこそが世界チャンピオンに輝いた理由でもあったとのこと。そりゃあ、人それぞれだろう。雇う前に確認しろよ(笑)。

 ところが、「ミッション・インポッシブル」の項では、冒頭に雑誌社から異例の告知があり、お詫びが掲載されていました。
 その内容は、これまでVFX制作会社から提供されていた貴重な画像などについて、今回、映画制作会社から使用承認がされなかったというものです。
 最近、製作会社、プロダクション、個人の権限が強化され、徐々に、画像の使用が難しくなってきているようです。アメリカ版では、結局、一切の画像を掲載せず、記事のみを紹介しているとのことでした。
 ちなみに、日本語版は、余りVFXに関係のない写真を載せて、お茶を濁しています。・・・誠に日本の国らしい(笑)。 

 しかし、誠に、困ったことです。私の秘かな楽しみが奪われようとしています。
 すべては、金のためなのでしょうが、情けない。映画ファンを忘れては、映画製作会社の行く末はありませんゾ。トム君、しっかりしてください、頼みますよ、ほんとに・・。
 こうしたことが、これ以上広がらないことを祈念しまして、以上で、怒りのメッセージを終了します。

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