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2015年10月17日 (土)

ジョン・ウィック

 久しぶりのキアヌ・リーブスのアクション映画を堪能しました。映画「ジョン・ウィック」のタイトルは、キアヌ・リーブス扮する元殺し屋の名前です。
 この映画は、妻が病死し、絶望した主人公に、妻から死後に届けられたプレゼントの子犬で希望を持ちはじめるシーンまでが、回想を含め、静かにゆっくりと進みます。
 そして、マッスルカーといわれる愛車(1969型フォード・マスタングBOSSという高価な車らしい)を行きずりのロシア系ギャングのボスの馬鹿息子に強奪され、あまつさえ、妻の贈り物の子犬まで殺されてしまったのです。

 一方、車を強奪した事情を知った組織の人間は、畏怖をこめてその名を言います、「ジョン・ウィック」と。実は、5年ほど前まで、組織の伝説の殺し屋だったのです。ブギーマン(殺し屋)を殺すのが仕事で、バカ息子の親のボスが暗黒街でのし上がったのは、誰も成し遂げられなかった暗殺を成功させたからだったのです。
 バカ息子の行状を知ったボスは、頭を抱えながらも、暗殺団を自宅に送りこみます。 このボスを演じたのが、ミカエル・ニクヴィストという、北欧映画「ミレニアム」で注目され、「ミッション・インポシブル ゴースト・プロトコル」で名をなしているようですが、さすが、凄味としたたかさをうまく演じます。
 ジョン・ウィックに対して「お前の妻が病死したのは、お前の前歴のせいだ。穏やかに暮らすことは神が許さない。お前と俺は同じ世界だ。」とか、なんとか言う(注:かなり不正確です(笑)。)のは、なかなか説得力がありました。

Img_new 当然ながら、ジョン・ウィックは、復讐に立ち上がります。そこからは、一気呵成、ラストまで、息継ぐ暇もなく、銃撃と格闘シーンのてんこ盛りです。本当にストレート一本、見事なアクションシーンです。全編101分という短さですので、ノンストップ映画という表現がぴったりです。

 ところで、悪党が小馬鹿にしていたぶった一般市民が、実はとんでもない奴だったというパターンは、庶民にとって、実に爽快です。その後、現実の世の中ではできないことを見せてくれるのです。まさに、時代劇の醍醐味です。必殺仕置き人です。私の好きな「イコライザー」もそうでした。

 ちなみに、今回のガンプレイは、「ガン・フー」という、ガンを使ったカンフーという意味の名が付いてるようです。以前の「リベリオン」という近未来のSF映画で登場した、「ガン・カタ」をリアルに進化させた、一種の銃撃戦の殺陣だそうです。ガン・カタが、中国拳法とのミックスで舞踊的な殺陣だったのに対して、今回は、柔道、柔術、ロシア系格闘術システマという実戦式の導入で、誠にリアルな殺陣になっています。
 加えて、銃の撃ち方も、胸の前での両手の合掌方式で、C.A.Rというテクニックであり、ウィックの前歴も海兵隊の出身という設定らしい。シャワーの場面の背中の文字でわかるという。これはパンフレットの受け売りです(笑)。

 最後に、殺し屋の共済ホテルの設定もよかった。そのホテルの中だけは、敵対する殺し屋同士でも仕事をしてはならないという掟が存在するというものです。加えて、死体の処理業者がいい。昔気質の気風と手際の良さが最高です。これは、もう時代劇の世界です。最近の精神異常のシロートさんの変態犯罪ではなく、組織や闇の掟の中で生きるプロフェッショナル達のアメリカ時代劇なのでしょう。そこにバカ(息子)が混じるとこういう悲惨な事態が起こるというお話でした。
 もっとも、バカ息子が言います、「たかが車やイヌじゃないか。」と。その気持ちもわからんでもないですが、自分の日ごろの行いの報いなのでしょう。同情しません(笑)。

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