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2015年9月24日 (木)

アントマン

 連休最後の前夜、人食い巨人か、蟻人間か、どちらの映画を見に行くか、悩んだ結果、特殊撮影に定評のあるハリウッド映画「アントマン」を選びました。

Img 「アントマン」とは、人間を1.5cmに縮小したスーパーヒーローです。まさしくアメコミらしい、本当に馬鹿げた設定です。
 が、しかし、さすがハリウッド、いやこの場合は、マーベル社というべきでしょうか。設定が小さいだけに、これまでのアメコミ映画とは一線を画した喜劇調の物語に仕立て上げています。
 しかも、主人公は、電子工学には才能があるものの、泥棒までする、どうしようもなく駄目な人間です。これまでにはない、冴えない犯罪者が主人公なのです。

 刑務所を出所するところから幕が開きますが、出迎える仲間達が、これまた、とんでもない凸凹トリオです。とりわけ、映画「フューリー」のメキシコ系の役者が、アメリカン・ジョーク系のお笑いパフォーマンスを演じます。芸達者ですなあ。ギャク調のスーパーヒーロー・アクション映画です。

 また、あの肉食系俳優のマイケル・ダグラスが出演しているのにも驚きました。最初の若い頃のエピソードでは、多分CGで若づくりメイクをしていたので、まさかと目を疑い、何度も見直しました。アメコミ映画の力、時の流れを今更ながらに感じました。マイケル・ダグラスまで出るんだ。しかも、ロバート・レッドフォードと違って、悪役ではないのです。正義の博士の役柄であり、初代のアントマンということで、二重にびっくりです。恐るべき、マーベル・ハリウッド。
 と書きましたが、良く考えると、かつて、子どもだましと言われていたアメコミ映画を一流に格上げした、クリストファー・リーブの「スーパーマン」に、マーロン・ブラントが出演した歴史的な出来事もありましたので、これは、伝統に則ったヒットに向けたお約束かもしれません。となると、次作では、どんな大スターが出演するのでしょうか、これも楽しみかもしれません。

 さて、映像等は、さすがに良くできています。いかにも、体が小さくなったという感じが良くできています。かつての「縮みゆく人間」のアナログ映画とは大違いです。しかも、アクションも笑いを散りばめ、物のサイズを自由にする粒子を振りまき、蟻を大型犬並にでかくしたり、おもちゃのトーマス機関車を実物大にするのは、感心しました。理屈なしに、楽しめます。もっとも、理屈を考えると前に進みませんが(笑)。

 そして、この映画でなにより気に入ったのは、博士の娘役の女優さんです。エヴァンジェリン・リリ-という小股の切れ上がった美人です。どっかで見た顔と思っていたら、映画「リアル・スティール」のボクシングジムの娘さん役でした。加えて、「ホビット」の女闘士のエルフ役も演じたそうです。あのとんがり耳一つでこうも印象が違うとは思っていませんでした。
 この映画の一番の見所は彼女ですといって過言はありません(笑)。是非ご覧ください。 

 続編では、蟻男のパートナーの蜂女に扮するようですので、今から楽しみです。出し惜しみしないで、この第一作から登場させたらよかったのに、と文句を言いたくなりました。

 巻末の予告編によると、次回作は、キャプテン・アメリカと共演するそうです。
 一体、このマーベル社の戦略は何処まで行くのでしょうかねえ。乗せられる側の観客も困ったものですが、その客のニーズをうまく突いてくる商売上手を褒めるべきでしょうか。興行成績を見る限り、凄いとしか、言いようがありません。映画の内容より、そのマーケティング戦略に脱帽します。次に期待しましょう(笑)。

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