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2015年8月12日 (水)

へんな生きもの へんな生きざま

 最近のへんな生物ブームのせいか、またまた、へんな生きものの図鑑が発売されました。まあ、図鑑というか、写真集とでもいいましょうか、中型の分厚い本です。
 ごらんのとおり、表紙がなかなかインパクトのある「ハダカデバネズミ」です。

Img_new_0001 中身は、見開き2ページ一杯に、動物から魚類、昆虫、そして植物まで様々な生物の大きな美しい生態写真を1種一枚掲載し、その片隅に、随筆調のコメントの文章が載せてあります。つまり、要は見開きに一匹です。(大ヘビ図鑑を思い出します(笑))。
 その内容も、まったく科学的な説明ではなく、軽妙な文学的表現です。あまつさえ、生物名さえ、書き忘れているかのように載っていないページもあります。もちろん、巻末には、図版のそれぞれの学術的な記述が記載されている・・筈?アレ。

 ちなみに、今回私が購入した動機は、以前このブログに掲載した”飛び4種”の生物、つまり、飛びトカゲ、飛びヤモリ、飛びカエル、そして飛びヘビが、しかも、飛行中の見事な写真が掲載されていたからです。飛びヘビに至っては、滑空中の体の下から見上げたショットです。肋骨が開いているのがわかるような角度です。わずかにピントが甘いのですが、見事な写真です。(ただ、少し残念なのが、蛇の胴体がページを跨いでいることです。誠に惜しい。)

 なお、子ども図鑑では掲載されていなかった飛びイカもその編隊写真がしっかり載せられています。こと”飛ぶ”に関しては、パーフェクトな網羅ぶりです。

 そして、写真以外の文章も大いに気に入りました。
 例えば、まず、トカゲが飛んで、ヤモリも飛んだ。カエルはヘビが飛べないだろうと飛んだら、ヘビも飛んできた・・・調のユーモアあふれる軽妙ぶりです。図鑑や写真集で、これだけ文章を熟読したのは久しぶりです(笑)。

 そのほか、”擬態”の昆虫、両生類などの大写しの生態写真をはじめ、深海生物、極小の生物など、そのへんな暮らしぶりを 234ページにわたり、113種を紹介しています。惜しむらくは、私のお気に入りの水面を走るバシリスクや藻のようなオーストラリアのシードラゴン(ヨージウオの一種)の勇姿を見たかった(笑)というのは贅沢でしょうか。

 しかし、久しぶりに至福の時間でした。ごちそうさまでした。ありがとうございました。

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