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2015年8月 8日 (土)

ジュラシック・ワールド

 あの本物としか思えなかったブラキオサウルスの衝撃の姿を観てから20年、「ジュラシック・パーク」が、「ジュラシック・ワールド」と名前を変えて戻ってきました。
 少年の頃からの筋金入りの恐竜ファンとしては、映画を観る前からテンションが高くなるのはしかたありませんし、映画の評価も当然甘くなりますのは、ご勘弁ください(笑)。

Img_new_0001 このシリーズの特色は、スティーブン・スピルバーグ製作というヒットメーカーの安心感の下、莫大な資本を集め、お金を贅沢にかけたCG技術を駆使し、生きた本物の恐竜を現代に登場させ、出会った人間達の危機と恐怖を描き出すというものです。パニック映画の王道です。
 こういう意味で、まず今回は、大変な数の恐竜等を登場させているのは評価できます。とりわけ、恐竜ではないのですが、海生爬虫類の「モササウルス」の存在感が素晴らしい。予告編のイルカショーの迫力や海上を飛ぶプテラノドンを丸飲みするなどは、その巨体を生かした大活躍ですし、ラストは思わず大向うに声をかけたくなります。

 一方、今回鳴り物入りで登場したハイブリッド恐竜「インドミナス・レックス」は、いささかやり過ぎの感があります。ティラノサウルスやラプター、それに加えて、第1作でも出てきたウー博士お得意の両生類などの遺伝子を融合した結果、ティラノサウルスより巨大で凶暴で、知能も高く、冷酷な新種の生物を生み出したという設定です。
 なにしろ、その能力は、強固な檻から逃亡するための巧妙なトリックを仕掛けたり、体温を調整して熱反応を消したり、皮膚細胞を変化させてジャングルに擬態するという、もう恐竜という生物の概念を超えています。しかも、体内に埋め込まれた位置情報発信機を自分で抉り出したうえ、銃器がほとんど効果ありません。(そのように見えます。)
 まさに、怪獣です。草原に、楽しみで噛み殺されたアパトサウルスの死体が累々と横たわっているシーンには、絶句します。そう、この映画は怪獣映画だったのです(笑)。ただ、その割には、この怪獣のデザインがあまり感心しませんナ。

 また、前作まで悪役だった「ヴェロキラプトル(通称ラプター)」4匹が、主人公から訓練を受けた結果、猟犬のような働きをします。訓練場で主人公が両手を挙げてラプターに指示しているシーンの写真は、世界各国の動物園で真似されたというほど、カッコよろしいし、バイクの横を4匹が疾走している場面は鳥肌ものです。もっとも、その後、主人公はすぐに本当に恐怖で鳥肌になりますが(笑)。

 そして、やはり、御大「ティラノサウルス」も頑張ります。前作では、残念なことに魚食いにすぐに倒されますが、今回は、それを猛省したのか、なかなかよく戦いました。結果良しとしましょう。

 それにしても、ティラノサウルスも、ヴェロキラプトルも、最近の学説では、羽毛恐竜という説が強くなっていますが、今回の映画では、デザインにその影響は全くありません。
 前作では、ヴェロキラプトルには、トサカのような羽毛を付けており、心配もしましたが、今回は、すっぱり除いています。誠に興行的に正しい選択でしょう。誰が羽毛のある恐竜を見たいのでしょう(笑)。
 もっとも、今回は、恐竜の研究が進んだせいか、ティラノサウルスの顔が不細工になりました。全体的に鱗がなくなって眉が突き出た坊主頭のようです。私の好みとしては、断然、第2作目のデザインを支持します。

 最後に欲を言わせてもらえば、、前半の少しウザい人間ドラマの部分を短く刈り込み、大恐竜映画らしく、鎧竜のアンキロサウルスの例のように、恐竜同士の戦い、特に、アバトサウルス虐殺シーンをワンカットだけでも見せてほしかった。(笑)そして、怪獣映画らしく、翼竜だけでなく、新怪獣にも群衆を襲ってほしかった(笑)。
 ちなみに、劇中子どもがスライドで見ている恐竜の戦いは、初代キングコングの特撮マンのオブライエンが撮った「動物の世界」の冒頭のアニメーションでした。古典や先達へのオマージュでしょうが、実は、この映画、私も思い出の作品なのです。 

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