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2015年7月 5日 (日)

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

 「(馬鹿は)伝染るんです。」という名文句(漫画のタイトル?)がありますが、この数年間でアメコミ映画の世界に違和感を感じなくなりました。アメリカ・ハリウッド帝国による、私をはじめとする日本人の総○○化とも思えます。その証拠は、まさに最近の政治家の言動に顕著に顕れています(笑)。
Img_new さて、このアベンジャーズの続篇は、人工知能開発から新たなウルトロンという強敵を自ら創り出したために、お馴染みのアイアンマンやハルク、キャプテン・アメリカ、ソーなどのヒーローが集まり、戦うというお話です。
 といっても、ストーリーは、2008年の映画「アイアンマン」を皮切りに、それぞれの単独映画のシリーズを継続しながら、繋ぎ合わせて、この「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」につながっています。
 細かな筋書やら、戦いの山場の内容については、鑑賞中は、多分物凄くお金をかけたCGの映像を、なんも考えずに楽しんでいましたので、幕が閉じたら、本当に驚くほど覚えていません(笑)。どうやら、140分間、俗世間を離れ、目を開けたままじっくり熟睡していたのかもしれません。・・・まさに、そういう映画でした。
 そのため、記憶を呼び戻す(笑)よう、820円もするパンフレットを購入しました。これは、この映画のシリーズでは、アイアンマンとキャプテン・アメリカに次ぐ快挙です。まあ、今回は、6本見たら1本おまけの番でしたので、これでいいのだ。

 ところで、こういうアメコミのヒーロー達のコラボレーションとして、「バットマン対スーパーマン」の映画が製作されているようです。正直、大丈夫か?と思います(笑)。
Img_0001_new 

 もともとアメコミには興味がなかったので知らなかったのですが、アメリカには、2大老舗の出版社、「DC(ディテクティブ・コミックス)」と「マーベル」があり、前者が、1938~39年にスーパーマン、バットマンを生み出し、後者が1962~63年にハルク、スパイダーマン、ソー、アイアンマン、Xーメンなどで急成長を遂げ、今に至っているということです。(写真の洋泉社の本から引用)
 私が、スーパーマンとバットマン以外、あまり知らない筈です。子供時代の年代が異なります(笑)。

 結局、同じ出版社のヒーローを総動員してるのですが、映画化に際しては、マーベル社のやり手編集者スタン・リーの戦略(映画部門の創設)が功を奏しているようです。なにしろ、マイナーなヒーローやヴィラン(悪役)は、大量に在庫を抱えていますから、出演者には困りません(笑)。
 ちなみに、同じマーベル社のX-メンとファンタスティック・フォーがアベンジャーズに参加しないのは、20世紀フォックスが映画化権をもっているためだそうです。そういえば、それぞれ単品で映画化されています。
 また、ソニーが映画化権を所有しているスパイダーマンは、新シリーズが2作でこけたので、マーベルとの提携したそうです。今後、アベンジャーズに出るかもしれません(笑)。

 そういえば、アベンジャーズのメンバー構成も、ソーのような宇宙人(神)や改造人間などの本物の超人もいる半面、ブラック・ウイドウやホークアイなど、いくら凄腕スパイや弓の名人にしても、生身の人間が参加しているのは笑えます。しかも、超人的な活躍です。そのせいか、「アベンジャーズのメンバーでも、武器はこんな弓しかない。」とホークアイのセリフで弁解させているのが微笑ましい。(脚本陣の苦労が忍ばれる・・。)

 それにしても、アメコミ映画の傑作は、私的には、やはり、リチャード・レスター監督の「スーパーマン2」とサム・ライム監督の「スパイダーマン2」です。まだ、この両作を超えるアメコミ映画はありませんゾ。次点は、ティム・バートンの「バットマン」であり、考えすぎのクリストファー・ノーラン監督の作品は現在再評価中(笑)です。

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