大魔神の整形
連休の期間は暇に任せて様々なことができます。
飾り棚の隅で忘れ去られていた大魔神のフィギュアを修復することにしました。このフィギュアは、海洋堂初期のレジンキャスト製のサイズ16cm程度のものです。もう随分前に、購入し、キットを組み立てた作品ですが、レジン模型の初期の時代の製品だけに、型からの抜けが悪く、魔人の顔が生産段階の時からつぶれており、なんとも不細工な容貌になっています。以前から整形手術の必要性を感じていたのですが、なかなか時間が取れなかったのです。
手術の方法は、まず、問題の顔をすっかり削り取った後、別の大魔神のフィギュアの顔を型取りし、エポキシ造形パテで新たな顔を作ります。
最近は、本当に、簡単に型取や造形ができます。熱湯で柔らかくした素材を押し付けて型を取るのです。全く便利な時代になったものです。
多分、この年老いたフィギュアが作られた時代には、予想もしなかったことでしょう。世の中はやっぱり進歩していることを実感します(笑)。
さて、顔と胴体のサイズが若干合いませんが、そこは剛腕に兜に顔を嵌め込みます。
仕上げは、サーフェイサー液で下塗りし、ラッカー塗装というお馴染みの手順です。
しかし、大魔神を作っていつも思うのは、大魔神の顔の色です。青系のゴムの色なのですが、なかなかその色合いを出すのが難しいのです。今回も、緑色になってしまったので、やむなく、青と白の混色で色を薄め、そのうえから、エナメル塗料のクリアブルーを塗り重ねました。
やっぱり、少し色合いが異なりますが、目の塗りがなんとかうまくはまったので、もうこれで完成です。ご覧ください。整形後の印象はいかがでしょうか。
ちなみに、整形前の顔は、あまりに笑える出来なので、記録媒体には残していませんので、悪しからず(笑)。
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