こども科学館
昭和35年頃から国際情報社から1冊150円で発売されていた「こども科学館」という全24巻の科学図鑑があります。もうすっかり忘れていましたが、私の幼い頃の愛読書でした。偶然、オークションで見つけ、何冊か購入してみました。
今回入手した古書は昭和41年物で、21版となっていますから、当時は相当子供たちに人気があったのでしょうねえ。
そして、実際、手に取って眺めてみると いやあ、懐かしさが半端ではありません。本当に感動モノです。どの挿絵も写真も見覚えがあります。断片として残っていた記憶が一気に噴き出します。
「どうぶつのかぞく」の巻のライオンの絵などは、手本にして何度も描いたことを思い出します。「はなとき」の巻では、あの砂漠の奇想天外な巨大な植物ウェルウィッチャの写真を確認し、四季の花木の風景を描いた見開きのさし絵にはもうただただ感涙です。図鑑好きの原点がここにあります。
また、「テレビ・えいがのはなし」では、強烈な記憶として残っていた「空の大怪獣ラドン」に登場するメガヌロン(巨大なヤゴの怪獣)の縫ぐるみに俳優が入ろうとしている撮影所の写真にも再会できました。
さらに、「ひょうほんのつくりかた」の巻では、海辺の生物や昆虫採集を楽しく解説しており、私が子供のころ、何故、磯遊びでウニやナマコを採集して、ホルマリン付けの標本をつくっていたのか、その動機がわかりました。
すべては、この本のせいなのです(笑)。
そういえば、大トカゲの標本がほしかったなあ。結局、父親の海外旅行のお土産のワニのはく製で我慢した覚えがあります。
しかし、載っていたはずの魚の乾燥標本を大量に製作したマニアの写真が見つからないのは、どうしてでしょう。別の本の記憶違いなのでしょうか。その一枚の写真のせいで、お土産屋のハリセンボンのはく製などを買ってもらった気がします。
いやあ、本当に懐かしい本でした。値段は、1冊が500円から1500円程度ですので、順次、集め直しますか?
それにしても、これほどお気に入りの本を何故処分してしまったのでしょう。
それは、この本に連載されている山川惣治の空想科学小説の絵物語のせいなのです。
当時、この連載小説に熱中したあまり、全巻ばらして絵物語の一冊の本にしてしまうという暴挙を敢行したのです。もう子供は何をするのか、わかりません。・・というわけでそのほかの部分は当然処分され、しかも、その肝心な自家製本もいまでは行方不明なのです。
ということで、次回は、この絵物語のお話をしましょう。私が、SF好き、恐竜好き、円盤好きになってしまった諸悪の根源ともいえる、すべての要素が詰まったSF小説と挿絵の傑作なのです。・・多分(笑い)。
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